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第133話 偽リ 
お待たせしました。
出来上がっているので更新しておきます。

134話、只今大苦戦中です・・・
なかなか描写が思いつかない・・・w
出来上がり次第、更新したいと思いますのでしばしお待ちを!!

まだまだ先は長そうだなぁ(´・ω・`)
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炎の消火活動を行っている消防士。突然の事態にその場に固まって動けない人々。避難する人々。
先ほどまで平和だった町は一瞬で炎が燃え広がり、至るところに魔獣が現れアパルリッターたちも退治に人々の避難誘導に追われていた。

鏡汐の鏡によって、ある人物の危険を察知した妖狐は外の様子を見ようと中庭にいこうとした時、横になっていたシェスリナがそこへ走ってきた。

「待って!!」

引き留められた妖狐は振り返る。そして少し心配して

「・・・お主はまだ横になっておれ。外のことは妾に任せよ」
「いやよ!何か大変なことが起こってるんでしょう!?私も一緒に行くわ!」
「お主には身体を休ませてほしいんじゃがな・・・。そんなに言うのならばついて参れ」

そういうと、前を向いて歩きだす。その後にシェスリナもついていく

****

「さあ、こっちです。急いで!」

彩箕路ココが人々を安全な場所へと避難するよう呼びかけている。

必死に、人々に呼びかけている茲。
その間も、この急な状況に困惑している。

(どうしてこんなことに・・・。この町に一体何が起こっているの・・・?それに、リリボンとプラシナさんも見つからないし・・・無事だといいんだけど)

そう考えながら、逃げ遅れた人に「こっちだ」と呼びかけながら案内している最中。
炎に阻まれて今にも崩れそうな道に人影を見つける。

「そこは危ないですよ!はやくこっちへ!!」

ココは叫んでこっちに来るように促すが、その人影は何も言わずに炎の中へと消えていった。

「ちょ・・・待って!!そっちは危ないってば!」


必死に叫びながら、ココはその人影を追いかける。
その人影はどんどん先へ行ってしまう。
目を離さないように追いかけ続ける


そして次第に、広いところに出た。

それは、自分が通っている北聖生学園だった。

「・・・・学校?どうしてここに」

理解が追いつかない状況に困惑していたが、グラウンドのほうへ目を向けると一人の女性が倒れているのを見つける。
慌ててその場に駆け寄る。

「大丈夫ですか?」

声をかけるとその人物は、ゆっくりと目を開け顔をあげる。
その顔に、ココはひどく驚いた

「―――プラシナさん・・・・!?」

「・・・・あみじ・・・さん・・・」

ゆっくりと身を起こす。怪我をしているのか腕を押さえている。
ココは信じられないという表情をするも、ずっと行方不明だったプラシナが無事だったと知り安堵していた

(無事でよかった。ほんとに・・・)

「と、とにかくここから離れよう。立てる?」

手を貸そうとするが、腕を押さえながらゆっくりと立ち上がる。
そしてココは来た道を戻ろうと、先頭に立ち歩き始める。


「・・・・そういえば、リリボンは―――」



グサッ。
そんな音が響いた。

「―――・・・・え?」


刀らしき刃物が自分の腹から突き出ている。刃物には血がつき、赤い雫が地面へと滴り落ちていく。
ココは、恐る恐る後ろを振り返った。

そこにはプラシナが・・・・
プラシナらしき人物がいた。


「・・・・ぷら、し・・・な・・・さ、ん・・・・」


ココは理解できなかった。魔獣が再び現れたかと思えば火の手があちこちに広がり、そして人影を追って辿り着いた場所が自信がj通っている学園で、そこには行方不明なはずのプラシナの姿があって。

もう何が何だか分からなかった。


つづく......


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陰陽師 -猫又編その弐‐ 
どうも、リリボンです。

なんとか、イベント期間中に猫又ちゃんの育成が終わりました・・・w
イクラ何個使ったんだほんとに・・・
結界での育成じゃ間に合わなかったので、ひたすら素材のレベル上げるために探索しに行ってました。
もうちょっと星6にあげる過程、ゆるくならないかなぁっていうほど道のりが遠すぎる・・・
あとは細かい説明がチュートリアルクリアした途端に終わっちゃうから初心者の方々、何したらいいかわからんわ!と最近やたらと世界チャットで嘆いているのを目にするようになった。
ほんとそうだわ・・・w


さてさて、覚醒もしたし進化も仕切ったので約束通り画像載せます

SnapCrab_No-0018.jpg
SnapCrab_No-0019.jpg

ドーン!っということで、こちらが覚醒後の猫又ちゃんのお姿になります。
かわいい!!!!ドストライクで好みすぎますわ(*ノノ
星も6になったし、しばらくは焦らずゆっくり育成に専念できる・・・
次は誰を星5にしようかを悩んでるんだけどね

まだ御魂の厳選もできてないし、レベルも37なのでまだまだ育てる必要はありますが。
それにしても、最初に猫又ちゃんの覚醒後の後姿見た時。面白い髪型してるなぁと思いましたね。
しっぽの形というかしっぽそのものっぽい感じ。
その発想はなかったなぁ~w
デザイナーさん、Goodですっb
手に持ってるのは分かりにくいかとおもいますが、そろばんです。
どうやら、まだ猫の姿だった時からあるお店に出入りしていたというかお世話になっていたようで、そこのお店でお手伝いか後を継いだような感じですね

それぞれ式神には伝記というものがありまして、それを開放して物語を読むのもまた楽しいのでございます。
よし、N式神の育成に戻ろう・・・
複数用意しておかないとほんと大変なんで・・・w

でも、式神のデザインとかが好みだからこうやって頑張れるんですよね。
去年からやっておけばよかった・・・w



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陰陽師 -猫又編‐ 
どうも皆さま。リリボンです。

すっかりマビノギよりも陰陽師にドハマリしてしまっています。申し訳ございません!(ジャンピング土下座)

なんで帰ってこないのよ!
今あんた何してんのよ!!
はよマビINしてこいや!寂しいんじゃこの野郎!!!

などなど、言いたいことはいっぱいあるとは思いますが・・・
すみません、こちらにも事情がありまして。今マビにINする気にはとてもなれないのです。
忙しいっていうのもあるけど、それよりも気持ちのほうが大きいかな。

あんまり辛気臭い話はやめにしましょう。ここで言うお話でもありませんしね


今回は陰陽師で、現在開催中のイベント。超鬼王襲来というのをやっていまして。
新式神の猫又が襲来してくるから皆で倒そうぜ!!

っていう感じのイベントです。
他のゲームでの言い方だとレイドボス退治ですね。

で、その猫又ですが。
私てっきり、このイベントでポイント稼いで交換でしか手に入らないと思ってましてですね?
めちゃくちゃイベント頑張ってたんですよ。
でもポイント100万貯めないとアンロックされないし、日にちもほとんどないし無理かなぁと思いつつ頑張ってました。
行けるところまで行こう と思って


で、今日からSSR召喚の確率がいつもよりも少しUPしてるということもあり
さっき10連召喚したらですね。

SnapCrab_No-0015.jpgSnapCrab_No-0016.jpg


来ちゃったよ!!!!
まじかww
普通に召喚のほうも実装してたんかーい!!!と突っ込みたくなりました。
可愛いです(*´ω`*)
背中に背負ってるにゃんこ可愛すぎかっ!!!!!(*ノノ
にゃんにゃん可愛いです。にゃんこは天使b


あ、下の勾玉は他のゲームでいうレアリティです。この画像だと星4ってことですね。
来た時は普通に星2でした。最初から星4じゃないですよ?
私がうれしさのあまりダルマ使ってレベルアップさせて進化できるところまで進化した結果です。

下にある高速育成っていうのはこの「猫又」だけです。
進化するときに、進化に必要な式神1体少なく育成できますよ。っていうイベント中なのです。
普段はこんなのありません。
一体少ないだけでめちゃくちゃ楽なんですけどw
全式神高速育成開催!とかしてくれたらいいのに。。

イベント中に星6まで進化させるよう頑張りますっ
あとで覚醒素材集めに行って、覚醒させます。覚醒後のほうが好みなのでね!!w

もうこの子をうちのエースにしたいくらい可愛いですっ
ていうか、します!!w


ちなみに、この猫又ちゃんの戦い方ですが。
まだ使ってないからなんとも言えないけど、いろんな種類のにゃんこ召喚して戦う子らしいです。
超鬼王に挑戦してた時、にゃんこ召喚して乗ってました。可愛い
それぞれのにゃんこにちゃんと名前もついているようです。可愛い

「こら、お前ら。喧嘩はやめい」
「わしらの縄張りで騒ぎを起こすとは。いい度胸じゃ」
「おや、失礼なやつめ」

・・・いい。この口調。めっちゃいい(*´ω`*)
大切に育てます(*´ω`*)

覚醒やら、進化しきったらまた画像載せましょうかね。
あまりに嬉しかったので、更新しました

それだけです!!
仕方ないじゃない。
だって私にゃんこ超大好きなんだもん!!!


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第132話 神都四町 
ごっちゃになってた!
今現在進行している物語の時代は2020年やったわ・・・w
2年前の2018年編書いたからそれとごちゃごちゃになってましたスミマセンorz
(おい、作者しっかりしろよ!?)


と、とにかくまだ時代追いついてないってことが分かってホッとした作者です(

そして、今日でこの物語始まって7年になりました
物語を描き始めた当時は、町の名前なんて考えてなかったし四神相応なんてものもありませんでした。
高校生だった当時。社会の授業で四神相応を知り、そこからこの物語に練りこんだのも今や懐かしく思います。

(しかし、なんで社会で四神相応出てきたのかは全然おぼえてない)


その時、一緒に舞台となる街の名前を考えました。思いっきり当て字ですがちゃんと意味はあったのです。

“神都四町(みつしちょう)”
                       ―――四つの神様がいる都。

東に青龍
西に白虎
南に朱雀
北に玄武

そして中央に黄竜(又は麒麟)



四神相応が機能していたからこそこの名前には意味がある。
でも、今は・・・






本部では、衣絽羽と学園長がなにやら話し込んでいた。

「このクリスタルをテレリさんに手渡したの、あなただったんですね」

そういいながら、黒白の結晶石を妖狐に見せる。

「・・・樹里が死ぬ数日前に、預かり受けたモノじゃ。とても役に立ったであろう?」

妖狐は微笑みながら学園長の顔を見る。
学園長は、目を閉じながら

「本当は、分かっていました。樹里さんが、嘘をついていたことも」
「・・・・樹里の身体はどのみち、長くは持たんかった。己の器に収まるほどの魔力ではなかったのじゃから」
「・・・・・・・・・」
「人はなぜ、魔力をわざわざ結晶化したのじゃろうな?消費を抑えるため?世に役立たせるため?」

衣絽羽の質問に、学園長は手に握っている黒白色の結晶石をより一層強く握りしめる。

「妾たち妖から見て、その行為はとても滑稽なものよ。自ら死にに行こうとしているのじゃから」
「・・・確かに、あなたのおっしゃるとおりです。ジェムという存在は、本来とても危険なものですから」
「都合の悪いことはどんな手を使ってでも隠そうとする。いつの時代も人間は変わらぬものじゃな。呆れて口も塞がらぬわ」

哀れなものを見つめながら学園長に言い放つ衣絽羽。
学園長は俯いたまま、何も言い返すことなどできなかった

「・・・話が逸れたな。で、妾に聞きたいこととは?」

学園長は、その言葉にすこし拍子抜けしたがすぐに冷静になる

「あなたは蝶姫、燐姫とどのような関係なのでしょう?“倒す”とおっしゃってましたが」
「・・・・なに、昔からの知り合いなだけじゃ。人間だけじゃ飽き足らず、世界もろとも消し去ろうとしておるからな。それを止めたいだけじゃ」


衣絽羽がそうつぶやいた時、遠くで地響きが聴こえてきた。それはここにも届き、地面がわずかに揺れ動く。

「学園長!!」

秘書の神楽が部屋に慌てて入ってくる。
それに学園長は何が起こったのか説明を求めている

「魔獣です。魔獣が現れました」
「なんですって・・・!?」




****

そのころ、建物の屋根の上に黒い巫女服を着た女性が立っていた。
その瞳は不気味なほどに赤く輝いている。

「・・・・サフィラ、お願いね」

そういうと、サフィラの背後から亀裂が広がりそこから物凄い数の魔獣が現れる。
そして魔獣は人々が暮らす町中へと降臨し、暴れ始める
町を歩いている人々はいきなりのビルの崩壊や、コンクリートにヒビが入る謎の現象におびえ悲鳴をあげる

そして、それに追い打ちをかけるように真っ赤な瞳を光らせ手の平から炎を創り出し、逃げ惑う人々の中へと放り込む。
それはみるみるうちに燃え広がり、一瞬のうちに町は地獄絵図と化した

「最初からこうすればよかった・・・。人間を根絶やしに、そしてお姉様への供物も手に入れる方法」

黒い巫女は、血のように赤い瞳を輝かせながら、阿鼻叫喚の地獄となった町を見下ろしている。
嗤っている。とても、怪しげな笑みを浮かべて。

「もう、四神相応なんてなくなったのに・・・。“四つの神様がいる都”だなんて・・・・よく言ったものだわ」


***

「全アパルリッターに出動命令を出して!できるだけ町の人々を避難させることを第一に!」


学園長が出した号令は瞬く間にすべてのアパルリッターへ届き、魔獣を倒すものと人々を安全な場所へ避難させるものと分かれた。
陽刻楼へ避難するよう呼びかけるアパルリッターたち。
そうしている間にも炎は勢いを増し、消防団では消火できないくらいまでに町中へ広がっていく。


そんな風景を見ながら、燐姫は楽しそうに嗤っていた。

「なんて綺麗なのかしら。燃えていく町並みがこんなにも美しいだなんて・・・。お姉様にも見せてあげたかったけれど、仕方ないわ。
今はぐっすり眠っていてほしいし」

そう言いながら、また一つ炎を投下する。
それを見ながら、怪しい笑みを浮かべていた

「ほんとに綺麗・・・。まるで燃え盛る彼岸花のよう」

彼女の周りに、紅い蝶が無数に舞う。
その中に、三つ目三つ足のカラスがいた。
それは燐姫に何かを伝えるように『カァカァ』と鳴く。

「・・・・どうしたの、愧烏(きう)。今、いいところなのに」

そう言ったところで言葉が途切れた。
愧烏を見たその先に、見知った人物がいたからだ。
その人物をみた瞬間、燐姫は「・・・・へぇ・・・・」ともっと不気味に嗤った

胸に手を当てて語り掛けるように呟く。

「・・・・ふふ、大丈夫。あなたが憎い奴がそこにいるんだもの。ちゃんと応えてあげるわ・・・・」



「――――プラシナ」

つづく....

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第131話 予言 
迷ってた樹里と衣絽羽の関わり回想シーン。
あんまり詳しく描けなかったけど、更新したいと思います。
特に、シェスリナの精神世界にいた“影”さんのことが詳しく描けなくて申し訳ないのですが・・・w
詳しく描こうとするとそれは

『樹里が“影”に会ってからこれまでの様子』を描かないといけない = まーたお話進まなくなってしまう

ので、やめましたorz

もうね?とりあえず本編終わらせたいんですわ;
終わったら、番外編として衣絽羽視点やら樹里視点やら書きたいなと個人的には思ってますができなくなる可能性もあるのでそこはご了承願う。






美樹樹里。
彼女は、預言者だった。この世に預言者は数多くいる。その中でも彼女の名は世に知れ渡っている程有名で。
彼女が口にする未来の出来事は必ず当たると言われていた。

そんな彼女は、黒い女性に化け人間界に馴染んでいた衣絽羽の正体を一目で見破った。
観念した妖狐は、彼女に言われるままお茶に誘われ。
今はお互い薄暗い夜中の中庭にある白いテーブルに向かい合って座っている。

「・・・・妾と話がしたいなどと・・・、妾の正体を知っていながら物好きなことじゃな」
「あなたは決して悪い方ではない。それに、お礼を言いたかったので」
「お礼?お主に礼を言われるようなことは――」

「娘の大事なモノ、拾ってくださったでしょう?」

その言葉に衣絽羽は少し目を丸くする。
あの時、あの場には衣絽羽と小さい子供しかいなかったはずだ。
そう衣絽羽は思った

「・・・・あの子供は、お主の娘じゃったか」
「ええ、そうです。あれはとても大切なモノ、この世界を救うために失くしてはならなかったものなので。ありがとうございます」
「その口ぶり、まるでこれから先良くないことが起こると知っているように聞こえるが」

衣絽羽は片目を閉じながら、問いかけた。
正体を見破り、その場にいなかったことを知っていて、さらにはこれから先に何が起こるか。
全てを見通すこの女性に対して、警戒をしていた。

「申したでしょう?私は『夢見』。夢を通じて、未来を視ることができるのです」

その言葉に衣絽羽はじっと、女性を見据える。
女性が秘めている力を、妖狐は見抜いていた

「・・・・嘘じゃろう。確かにお主は『夢見』の一人。じゃが、お主の力は夢という事象を大幅に超えておるはずじゃ」

樹里は衣絽羽に的確に言い当てられてしまったのか、少し驚いたように見える。

「さすが、九尾の妖狐さんですね。あなたの言う通り、私は今こうしている間も未来が時折見えてしまいます。見たくないものまで視えてしまうものですから、少し困っているんですけれど」

「人の身でありながらそれほどの魔力なのじゃ。ジェムという宝石だけではその器は持たぬ」

衣絽羽は樹里の首から下げている大きなペンダントを指差しながら言う。
そのペンダントは樹里のジェム。巨大なジェムに秘められたその魔力は、人の身ではとても支えきるのは過酷なことだった
樹里はペンダントをかざしながら

「・・・私の力は年々増すばかりで・・・。それでも私は未来を視ることができる一人の人間です。少しでもこの目で視たことを誰かに伝えることができるなら、私はどんな苦痛にも耐えてみせますわ」

笑顔で語る樹里に、衣絽羽はある人物の面影を重ねていた。

「しかし、私の人生もそう長くはありません。・・・あの子がお嫁に行くまで、長く見守ってあげたいのに」

とても苦しそうな顔をして樹里は俯く。

「・・・お主、未来が分かると言ったな。この先、この世はどうなる」

そう聞かれた樹里は、ゆっくりと目を開ける。
その目は、神秘的な雰囲気を漂わせている。瞳は白く、虚ろな目で言った

「2匹の蝶はこの世に再び舞い降り、世界は混沌に包まれる。光は闇に飲まれ、世界は終わる」

それを聞いた衣絽羽は、「やはりか」と呟き表情が険しくなる

「あなたは、蝶と深い縁がある者。あなたは、失くしたものを取り戻そうとしている」

そう言われた妖狐は、何も言わなかった。
的確に言い当てられたからだ。

「・・・わたしも、近いうちに蝶に殺される運命の身。だから、貴方に頼るしかない。どうか、我が子を、その仲間たちを救ってはくださいませんか」


『殺される』ことを知っているその言葉に、衣絽羽は少し驚いていた。
蝶が人をこれ以上殺めるのを見たくはない。だが、それは衣絽羽の力を以ってしても止めることができない。


「私は何をしても・・・、どの未来を視ても必ず死ぬ運命。全ては蝶の手のひらの上。ですが、あなたは違う。深き縁はまだ切れてはいないのです」

衣絽羽はその言葉を聞いて、少しほっとしたような表情を浮かべた。
そして、樹里に改めて向き直る

「救うと言っても、妾は妖。何もできぬぞ」
「大丈夫です。あの子に、私の中にある“闇”を預けようと思います」





暗い夜。まだまだ小さい娘が寝息を立てて眠っている我が娘の頭を優しく撫でながら。
部屋で樹里は、ある者に話しかけていた。
“それ”は、用件を聞くと答えた

【・・・・そんなことをしたら、お前を守れない】
「お願い、ツェル。この子は、生きなくちゃいけないの。シェスリナのことを助けてあげて」


樹里の側には“悪魔”がいた。
その悪魔は、樹里が死ぬ数日前にシェスリナの中へと移動した。
“影”はずっと樹里の側で娘を、家を見守っていた心優しき悪魔だった。


樹里との約束を果たすために、シェスリナの中に入りずっとシェスリナのことを守ってきた存在なのだ

その“影”は今も、シェスリナの中に根付いている。






『いやだ!逝かないで、ママ・・・。ママぁ・・・・!!』


(ごめんね・・・。まだ・・・生きていたかった・・・。あなたが一人前になるまでずっと・・・見守っていたかったのに・・・

一緒にいられなくて、ごめんなさい。・・・・ツェル、シェスリナをよろしくね・・・・。私の分まで、生きて―――)


樹里は死ぬ寸前まで、我が娘を気にかけていた。


つづく.....

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