TOP > *Noir Papillon* > Title - 第14話 心ヘノ浸食

2017 04123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 06



第14話 心ヘノ浸食 
第14話更新です。

次回は季節がすごく飛ぶ・・・・と思います。そうじゃないと物語が進まないw

今回はぷらにゃんの伏線を描いてみました。この後、ぷらにゃんはどう思い、どう感じていくのでしょうか。
では本文へどうぞー



その日の夜、姫様とプラシナ様は朝からずっとじゃれ合っていて今でも離れようとしない。終いにはお二方とも疲れてしまったのかそのまま眠ってしまわられた。

・・・・・家事をこなしながらサフィラ様から聞いた話を真剣に考えていた。
ジェムの汚濁。今では汚(けが)れてしまったジェムを浄化する方法がこの世にない。
浄化する方法が何一つないわけではないが、この世に浄化する方法がなければ神の力を借りでもしないとできない。
ジェムは魂からできた・・・という説もあるが、元々本人の魔力を具現化し、消費を抑えることで戦闘、探索を有利にしたものだ。

汚れてしまう原因は様々だ。魔力の激しい消耗によるものが代表的だ。他に負の感情に耐えきれなくなると濁ってくる可能性がある。主に憎悪や悩み、恨み、嫉妬、悲哀・・・。そういった感情はいずれ全てを食いつくし、人でも魔獣でもない者に成りかねる。

・・・そういったことが近々起こる。そうサフィラ様は仰った。

これから先どうなるのかサフィラ様は知っているのだろう。それを止めたいができない。未来を変えるのは想像以上に難しいらしいのだ。それでプラシナ様のことを任された。プラシナ様の身に何かが起こることを予知しているから・・・。



-------------------------------------------------------------------------------------------------------

翌日。リリボンとプラシナはいつもの支度をし、学校へ向かった。
教室に入ると、シェスリナ達が心配して駆け寄ってきた。一応警戒はしているが、昨日学校に来ていなかったため皆心配しているのだ。

シェスリナ「りりぽん!しーちゃん!大丈夫なの!?熱出たって聞いたんだけどっ」
リリボン「うん、大丈夫だにゃあ。ぷらにゃんの体調も良くなったから安心してにゃ」
ルインティア「はあ・・・それはよかったです。健康であることが何よりですもんね」
バラージュ「りりぽんが無事でよかったジャイ」
プラシナ「(ピクッ)リリに手ぇ出したら許さないっ」

サクヤったらとんでもない嘘をついたのね・・・。ていうか熱だなんて少し大げさ過ぎよ・・・。全く、演じる側のことも考えてほしいものだわ・・・。

クルセィ「あ、そうそう。昨日2組に普通科から実力者?が編入してきたらしいよ。女の子らしいが・・・」
リリボン「?初耳だにゃあ」

一体誰が這い上がってきたのかしらねぇ・・・

プラシナ「普通科からここに来るのってそんなに大変なの?」

ぷらにゃんは編入時から実力が上だったから普通科のことはよく知らない。

テレリ「入学当時は必ず皆さん揃って普通科に入ることになっています。その中から戦闘または知識が豊富で優秀な生徒だけがこの特進クラスに編入することができます。なので、実力が認められて入学から僅か3日で特進へ行った人もいるんですよ」
バラージュ「最近、普通科からこっちに来た子がいなかったから皆驚いてるんだよ」

プラシナ「そ、そんなにすごいことなんだ・・・っ」
ルインティア「この中で一番ここに来たのが早いのはリリさんでしたっけ」

・・・そういえばそうだったわね・・・。たしか入学して5日後、すぐに特進に入った気がする。戦闘面で優秀だからと・・・。

クルセィ「ああ、確かにそうだったねー」
シェスリナ「あの時は私もビックリしたにゃっw」
プラシナ「リリすごぉい!w」

・・・今ではそんなのどうでもいいんだけど、ぷらにゃんが私の手をつかんで「すごぉい」と連発してるし・・・。
でも、此方にとっては好都合だった。おかげで今まで知らなかった情報を得ることができたのだから。

シェスリナ「あ!授業始まっちゃう!席につけー!w」
ルインティア「あやや、では今日も頑張りましょうかね」

その後、私達は授業を受け1時間目が終わった。

次の授業の用意をしている頃、廊下から誰かの走る足音が聞こえてきた。どんどん近づいてくる。
足音が止まると1組の教室の出入り口が物凄い勢いで開いた。皆驚いて扉のほうに目を向ける。

シェスリナ「な、なんなのにゃっ!?」

一番驚いたのはシェスリナだった。鞄の中を見て教科書やら探していたから余計に驚いてしまった様子。

ココ「はぁ・・・はぁ・・・っ」
プラシナ「??」

だ、誰!?見たことない子だけど・・・

ココ「琴神音リリボンはいますか!?」
シェスリナ「あれぇ!?まりりんじゃなーいw」
ココ「リナさんいないと思ったらこっちのクラスだったんだw」

え?リナさんと知り合い?なんで?ていうかこの子誰w

リリボン「・・・ココにゃん・・・?」
ココ「!!!!!いたぁーーー!!」

・・・リリも知ってるなんて・・・。この子リリのこと探してたけど・・・なんだろう・・・?

リリボン「ココにゃん、なんでここにいるの?普通科は下の階のはずだよ?」
ココ「あはは。昨日2組に編入したんだよ。やっとジェムが言うこと聞いてくれるようになったからね」
リリボン「へー、そうなの。大変だったでしょ」
ココ「まあ、ね・・・・。でも、やっと特進に入れたからがんばって魔獣退治しちゃうよー(`・ω・´)」
リリボン「がんばってにゃー」


・・・・・なんだろう・・・・・
なんだか・・・悔しい・・・・・




悔しい・・・・?なんでそう思うの?
リリがとられちゃうだなんて思ってしまうのは・・・・。
とっても・・・・悲しい・・・・・・。


この時、私は・・・・とても悲しく、悔しい想いが心いっぱいに溢れていた。
この想いが、ジェムの異変に関わってくるとも知らずに、それからあの子を見る度に、悔しいという感情が絶えなくなっていた。


・・・・憎い。そう、思ってきてしまう自分がいた。

つづく.......
スポンサーサイト

THEME | GENRE 小説・文学 |
*Noir Papillon* | TB : 0 | CM : 0 -

COMMENT LIST



COMMENT



COMMENT FOAM

SECRET
 




TRACKBACK

TRACKBACK URL to this Entry