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第26話 宝玉ノ在リ処 
みなさまおはこんにちヴぁんにゃー

8月に入りました!
というわけで小説第26話、更新になります!


今回でやっと朱雀さんが登場しますがー
たった一言です、はいww

朱雀さんごめんなさいorz

朱雀「・・・(´・ω・`) 」

あああああああああああああw
そんな目で私を見るなあああああああああああああ!!www




~テレリの家~


テレリ「・・・資料はこれくらいでいいでしょう・・・・」

・・・・ところどころで結界の力が弱まったり、強くなったりと不安定な状態が続いています。
もしかすると、すでに宝玉が何者かに奪われてしまった可能性がありますね・・・・。

しかし、宝玉を盗み出せる実力があるものなんて・・・・


考えたくないですけど、まさか・・・あのときの“姫”が・・・・?
サフィラ・ヴィナツィオーネが現れたということは“姫”がどこかにいるということ・・・

可能性は否定できませんね・・・。


想像したくもないですが、この世界を・・・・本当に・・・・・



ピンポーンとインターホンが家中に鳴り響く。
テレリは慌てて玄関の鍵を開け、やってきた客を招く。

シェスリナ「やっほーwwおまたせー☆」
テレリ「いらっしゃい。話は紅茶でも飲みながらゆっくり話しましょうか」

シェスリナは「フフン♪フーフフー♪」と、鼻歌を歌いながら家の中へ上がっていく。
後ろからついてくる男子3人はもうヘトヘトだと言わんばかりの顔で「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」と息を切らして家へと上がっていく。

全員が家に上がったことを確認すると玄関の鍵を閉め、全員分の紅茶を用意し始める。
それを見たシェスリナはテレリの手伝いを買って出る。
机に綺麗にカップとポットを並べ終え、テレリとシェスリナも席につく。

席についたところで、紅茶を飲みながらこれから起こるかもしれない出来事の話をし始めていく。

テレリ「・・・・以前、私が倒れたときに“姫”についてお話しましたよね」
シェスリナ「確かそんな話あったわねー。それがどうかしたの?」
テレリ「この時代・・・この街のどこかに1500年前の“姫”がいたとしたら・・・、あなた方はどうしますか?」
ルインティア「どうって言われましても・・・・」
テレリ「“姫”の目的は、この世界を『壊す』こと。そして、人間を『滅ぼす』ことです」
クルセィ「なに?どうしてそんなことを・・・」
テレリ「・・・・分かりません。ただ、この情報は四神聖生学校本部からの情報なんです。明確な目的は誰も知りません」
シェスリナ「えー!?じゃあ、もしその情報が本当だったらどうするのよ!」

シェスリナさんの言うとおり、もし、この情報が本当だったとしたら?
この世界は、数年後にもちゃんとあるのでしょうか・・・

平和な世界が続いてほしいですが、やはり無理なのでしょうか・・・・

テレリ「それは・・・、考えたくはありませんが・・・・。本当だとしたら世界は・・・もう・・・・」
バラージュ「何か、その“姫”を止める方法とかないのかい?それが分かれば」
テレリ「無理です」
シェスリナ「・・・・え?」
ルインティア「無理って・・・・どういう・・・・」

テレリ「“姫”は私が思っている以上に強いです。もちろん、“姫”を慕っている人々も凄腕ばかりが集まっています」
バラージュ「弱点とかは?“姫”にも何かしら能力や属性くらいあると思うんやけど」
テレリ「・・・・属性は恐らく『闇』です。しかし、能力のほうは不明なままです。彼女の能力ははっきりとわかりません」

そう、はっきりとは分からないのです。
分析しても分からなかったことです。能力さえ分かってしまえば何かしら弱点は出てくるのでしょう・・・

クルセィ「はっきりとは分からない?なんで・・・」
テレリ「一度、500年前に戦ったことがあるのですが、その時の“姫”の行動を観察したことがあります。ですが・・・」


テレリはしばらく黙っていた。
その様子を見て、シェスリナ達ははじめての“姫”の話に戸惑っていた。

テレリは閉じていた口をゆっくりと開け

テレリ「・・・・“姫”が繰り出していた技は・・・この世にあるすべての属性を組み合わせたものでした・・・」


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テレリの家の隣にある屋根の上で、2人の少女が佇んでいた。

『・・・・“姫”が繰り出していた技は・・・この世にあるすべての属性を組み合わせたものでした・・・』

テレリの声が少女たちの脳内へと響いてくる。

深雪「あちゃ・・・・、りんりん500年前にリリお姉ちゃんと戦ってたの・・・;」
璃虎「仕方ないさ、『真祖の吸血鬼』の生き残りなんだから」
深雪「・・・・・・ねぇ、りこお姉ちゃん。これちょっとまずくない?」
璃虎「もうしばらく様子を見よう。それから、伝えればいい」
深雪「うん・・・・」

少女達の周りには1匹のクロアゲハチョウが漂っていた。




~再びテレリの家~


クルセィ「それはおかしいだろ」
シェスリナ「そうよ。この世にある全ての属性を組み合わせるなんて、できるはずがないわ」
テレリ「私はしっかりとこの目に焼き付けてます。間違いないです」
ルインティア「確か属性は、炎、水、木、土、風、光、闇、銀の全部で7つですよね?合わせるとなると、かなりの魔力が必要ですよ。例えば、大地を大きく揺るがすほどの大きな・・・」
バラージュ「・・・それが、“姫”だと言うんなら、まずくないか?まぁ、属性的な弱点は『光』になるわけだけど」
テレリ「当時の四大貴族や偉大な魔法師などと共に光の技を作りだし、“姫”へと放ちましたが傷一つついていませんでした」
シェスリナ「まさか、無敵だとか・・・そんなことは・・・」
テレリ「・・・・考えられますね・・・」

シェスリナ達は嫌な冷や汗をかいていた。


もし、姫に出くわしたらどうやって戦えっていうのよ!
“姫”の能力が分からない以上・・・・、私たちには成す術がないわ・・・


この話が終わった時、時刻はもう夜の9時を過ぎていた。





朱巫家


夜9時。
母さんは、明日の仕事のために早く寝て雛は風呂から上がったあともずっと朱雀の結界を守っていた。
雛を寝かせない限り、私は行動ができない。

・・・あまり妹に嘘はつきたくないけど・・・しかたないわ・・・


雛「・・・・・この世界はあたしが・・・・!」
緋漓「雛、もう休んだらどう?」
雛「だめだ!巫女であるあたしがここを離れたら・・・」
緋漓「私が代わりに見ておくから、雛はもう休みなさいな」
雛「だけど・・・」
緋漓「大丈夫よ、私も少しは巫女の才能あるから。安心して眠りなさいな」
雛「・・・・じゃ、じゃあ・・・姉さんがそこまで言うなら、そうする・・・」

雛、ごめんなさい。こんな姉を許して・・・・


雛が祈りの間から去ったあと、緋漓は行動を開始する。
祈りの間の奥にある物置場を探し出す。

その物置場の一番奥に、固く包装された古い箱があった。もう50年以上は経っていると言えるだろう。
その古い箱を手に取り、何重にも結ばれた紐を外そうとするが

バチバチ!

緋漓「・・・・!」

強力な結界で守られているのか紐に触れることができずにいた。
その結界を見て、緋漓は「これが秘宝だとすれば、朱雀の宝玉についての情報が入ってるのかもしれない」と推測したようだ。
緋漓は眼帯を外し、箱に手をかざす。
そして、念力(サイコキネシス)を発動させ、紐を無理矢理解いていく。

紐が完全に解け、結界が壊れていく。パリンッと音を立て、ガラス片のように砕け散った。
そして、箱に貼られていたお札をはずし、ふたを開ける。
中には、朱雀の宝玉の在り処が記された一枚の紙が入っていた。

緋漓「・・・姫様にご報告しなければ」

緋漓はジェムを取り出し、宝石部分に手を当てる。
すると、蝶々が浮き始めそこに向かって言葉を放つ

緋漓「朱雀の居場所がわかりました。今からそちらに伺います」

言い終わると、すぐさま実家から出て行き、屋根から屋根を飛び越えて姫の元へと向かう。




一方その頃、琴神音家では

リリボン「・・・・やっと、3つ目の歯車が動き出すのか・・・」

リリボンは緋漓からのメッセージで起きたようだ。
ベットから降り、身支度をし始める。
支度を整えると玄関まで歩いていく。玄関の側にサクヤが立っていた。

サクヤ「お供いたします」
リリボン「・・・お願いね」

サクヤは姫の手を繋ぎ、能力を発動させる。




次の瞬間には緋漓が目の前にいた。いきなり目の前に現れたので、緋漓は急停止し目を真ん丸させて驚いていたが

緋漓「・・・・姫様・・・!お待たせいたしました」

と、何事もなかったかのように綺麗にお辞儀をする。

リリボン「そんなに焦らなくても朱雀は逃げたりしないわ」
緋漓「こちらになります」

緋漓が持ってきた紙を姫に差し出す。

リリボン「・・・・あら、案外近いのね」
サクヤ「場所はどこです?」
リリボン「・・・・ここから少し南に行くと、大きな門があるわ。その門をくぐると洞窟があるから、そこにいるわ」
サクヤ「了解しました」

サクヤが手をリリボンと緋漓へかざし終わると、今度は違う場所にでた。


そこは姫が言った通り、大きな門が目の前にあったのだ。

緋漓「・・・・ここが・・・・」


そして姫は前へと歩き出す。門は札の結界で入れないようになっていたが、それを目を光らせた瞬間、
札は呆気なく簡単に燃えてしまった。ゆっくりと中へ足を踏み入れる。

洞窟に入った目の前に、宝玉はあった。


朱雀「・・・・・来たか。ムニェカ族の長よ」


つづく.....
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