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第30話 一匹ノ蝶 
おはこんにちヴぁんにゃ

やっとこのNoirも第30話を迎えました。
只今、31話のお話を考え中です。楽しみ(?)にしていてください。

とりあえず、キリがいい所で第1幕を終了し次に第2幕へ移ろうと考えています。
長くなってしまうかもしれませんが、暖かい目で見守って下さるとうれしいです。励みになります

今日は朝から部活に行かなければなりません。
なんていうか、行きたくないw絶対疲れちゃう><

あ、小説の話だったね!

今回は、舞台発表の様子を少しだけ載せました。
そこで起こる問題とは・・・・?
プラシナには一体どんな秘密があるのか。
・・・・・もうすぐすべてが明らかになります。乞うご期待!




その頃のシェスリナ達は・・・・・


シェスリナ「ん~♪このからあげ美味しいわね♪」
ルーミア「いつも通りで何よりだ」
クルセィ「確かにこれおいしいなぁ」
バラージュ「焼きそばもおいしいジャイ」
テレリ「みなさん、食べ過ぎには注意ですよ」
ルインティア「そうですよ、もうすぐ舞台発表の時間ですから・・・」

ルーミア「・・・・・舞台発表?お前らが?」
クルセィ「ああ・・・・、リナさんが勝手にエントリー抽選会に出ちゃってね・・・」
ルーミア「なるほど、にゃんこパワー使って当てたんだな」
ルインティア「かもしれません・・・・・w」


そうやって模擬店を回りつくしてみんなで食べ歩きをしていた。
シェスリナが校舎の時計を見たとき、時刻がもうすぐ午後1時を過ぎようとしていた


シェスリナ「あ、やっばwもうすぐ発表の時間!みんな、着替えにいくわよ!」
クルセィ「はいはい・・・・」
バラージュ「なんか失敗しそうで怖いんだけど」
ルインティア「大丈夫ですはぐさん。・・・・・僕も怖いです・・・」

そういいながらルーミアを残して他のメンバーは控室へと走って行った。
一人残されたルーミアは体育館のほうへ歩いて行った。

ルーミア「(リリーさん出るなら見に行くか)」


~控室~


リリボン「かっこいい」
プラシナ「そ、そう?」
リリボン「ほんと、勇者みたい」

リリボンとプラシナは早めに控室に来て、発表用に用意した衣装を着ておめかし中だった
プラシナの役は世界を守ろうとする勇者の仲間役。
リリボンは世界を支配しようと企む“女王”役である

プラシナ「リリも・・・・すごく綺麗」
リリボン「そうかしら・・・」
プラシナ「うん、綺麗だよ。女王そのものって感じ」
リリボン「・・・・・まぁ、別に変らないと思うけど・・・・」

そう話していると、シェスリナ達が控室に入ってきた。
慌てて着替えようと衣装を手に取る。

リリボン「・・・・・そんなに慌てなくてもまだ1時間あるのに」
ルインティア「リリさん、プラさん。早いですね」
バラージュ「りりぽんかわゆす!」

バコンッ
またテレリが弓で頭を殴る。

テレリ「いい加減にしなさい。さぁ、着替えますよ」
バラージュ「・・・・・は・・・・はい・・・・・」

シェスリナが女子更衣室へ入っていこうとドアノブに手をかけるが、ふっと皆のほうへ振り向いて

シェスリナ「いい?あんたたち!ぜっっったいに覗くんじゃないわよ!?」
ルインティア「分かってますって」
シェスリナ「絶対覗かないでよね!覗いたら即リナックマの刑だからね!!」
男3人「はいはい」


シェスリナは警告を2回いうと、テレリと一緒に更衣室へ入っていった。

ルインティア「さて、僕たちも着替えますか」
クルセィ「うむ」

男子も全員更衣室へ入っていった。

リリボン「・・・・・・ぷらにゃん、準備しておこうか」
プラシナ「うん」

そういうとリリボンとプラシナは先に舞台裏へ向かった。


~30分後~

シェスリナ「はぁ!着るのに時間かかりすぎた!」
テレリ「まだ30分ありますから大丈夫ですよ」

シェスリナは真っ白な錬金術師の服を着て更衣室からでてきた。
一方テレリは真っ赤なドレスを着ていた。

ルインティア「こ、これは何でしょう?とても大きな結晶のようですが」
クルセィ「間違いない。これが奴を倒す唯一の方法だ!」
バラージュ「じゃ、じゃあ今すぐ・・・・奴を・・・・・えーっと・・・・倒しに行こう・・・・・」

本番の前にもう一度練習しておこうと3人は台詞を言いながら芝居をする。
だが、出来はどうみてもいまいち。

シェスリナ「・・・・はぐみん、下手すぎ」
男3人「人のこと言えないだろ!!!??」
テレリ「はいはい。そのようなボケツッコミはいいですから、早く準備整えに行きましょう」

テレリがそういうので、身だしなみを整え控室をでていった。




開演5分前

ルーミア「・・・・・ここらでいいかな」

ルーミアはステージから離れた立ち見席でたこ焼きを食べながら開演を待っていた。
用意された席はほぼ満員状態。ところどころ空いてる席がある。

そして、体育館を照らしていたライトが全て消えるとステージの照明が1人の人物を照らす。
シェスリナが内容紹介をするようだ

シェスリナ「えー、みなさん来てくださいましてありがとうございます。これから始まります物語は
一人の勇者のお話。世界を悪の女王から守り抜こうとする勇者をぜひ、応援してあげてください。
では、『光の勇者』始まり始まり~」

ルーミア「・・・・タイトルそのまんまだな・・・・・w」


そして幕が開ける

住民A「お、お助けを~」
勇者「どうしたのです!」




~約20分経過~


ルーミア「(リリーさんはまだかよ・・・)」

中々、リリボンが出てこないので苛立っているルーミア。
今は現在、プラシナ達が女王の住む城へ到達し、そろそろお目当ての人物が出てくる頃。

プラシナ「こ、ここが・・・・女王が住むと言われている・・・?」
勇者「そうみたいだな」
ルインティア「ぼ、僕たち、女王を倒すことができるのでしょうか・・・」
勇者「わからん。やってみないことには」

女王登場

リリボン「・・・・おやおや。邪魔ものが紛れ込んだようだ・・・・クククッ、自ら死にに来たか」

女王は煌びやかな容姿をし、不気味な笑みを浮かべる。

ルーミア「さすが、リリーさんは芝居上手いな・・・・。それに比べて・・・・」

やっとお目当ての人物がでてきたので、思わず口にしてしまうルーミア。
ルーミアはリリボンのことばかり見つめ始める。

ルインティア「で、でたな!お前だけは許さないぞ!」
クルセィ「お前の好き勝手にはさせんぞ」
バラージュ「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ルインティア「・・・・・・・・(あれ?)」
クルセィ「・・・・・・・・;(おい、どうした)」
バラージュ「・・・・・・・・・・・・・(台詞、忘れた・・・・・・w)」

どうやらこんな肝心な時に台詞を忘れてしまったものがいるようだ。
舞台裏にいるシェスリナが小声でフォローする

シェスリナ「覚悟しろ。お前は俺たちが倒す」

バラージュ「か、覚悟しろ・・・・お、お前は・・・・俺たちが・・・・・倒す!」

ルーミア「( こ れ は ひ ど い )」


誰がどうみても、とてもひどい芝居、棒読みだ。
観客のほとんどは眠っている。飽きたようだ。
しかし、逆に起きている人々もいたが彼らの目線の先にはリリボンだけが映っていた
あまりにも綺麗すぎるので見とれているようだ

リリボン「やれるものならやってみなさい。ただし、一つ条件がある」
勇者「なんだ!」
リリボン「『鍵』を我によこせ」
プラシナ「え、私・・・・?」
リリボン「お前をベースにすれば世界を破壊できる程の力を得よう。そうすれば我が願いを叶えることも容易い」
勇者「渡さんぞ!お前の好きな様にはさせん!」

プラシナは演技用の剣を取り出し、女王へ刃を向ける。

プラシナ「・・・わ、私も戦います・・・・!」
勇者「よせ!お前が傷ついたら・・・・!」


どうやら、設定的にプラシナは世界を救うための鍵というものらしい。
で、今は女王がそれを狙っている・・・・・というシチューエーション。

プラシナ「いいえ、私が『鍵』としての使命を果たすまでです・・・・」

すっかり物語の人物になりきっているプラシナ。
その様子を見て、リリボンは少しホっとした表情を一瞬見せた。
だが、

プラシナ「―――・・・・・・え」

プラシナは目の前が真っ暗になり、暗い中で光り輝く1匹の蝶を目にした。
そしてその蝶は一人の女性の元へと飛んでいく。

その女性はプラシナに気付き

『・・・・・・・・・ダメ。ここに来ては・・・・・』

女性がそれだけ言うと、今度は景色が全て炎の海へと変わる。

プラシナ「・・・・・なにこれ・・・・・」

どうして?私はたった今、芝居の最中なのに・・・・・どうしてこんな―――

自分の手を見てみた。血がついていた。
私は理解した。全身血塗れだということに。
訳が分からなくなった。頭の中が真っ白になった。

――――『いやああああああああああああああああっ』

リリボン「・・・・!」

観客が悲鳴を上げ、体育館の外へ出ていく。
ステージ上にいた全員も何が起こったのか分からなかった。

一瞬にして、ステージのど真ん中が凹んだからだ。
その中心には演技用の剣を床に突き刺していたプラシナがいた。

プラシナ「いや・・・・・・嫌・・・・・・・・・・っ!!」

リリボン「ぷらにゃん!・・・・・っ」

リリボンが近づこうとしてもプラシナは全てを拒絶するように身の回りに炎を張り巡らす。
シェスリナ達は唖然としていた。
いきなりプラシナが暴走したからだ。その理由が誰にも分からなかった

シェスリナ「ちょ・・・・ちょっとなにこれ!あんた達説明しなさいよ!」
ルインティア「僕に言わないでくださいよ!」
テレリ「プラシナさん!」

テレリが助けようと自らの能力を発動させる。
巨大な矢を炎へ向かって放つ。しかし、炎に掻き消されてしまい、プラシナに届かない。

テレリ「これでも駄目!?」
クルセィ「氷で消せないか!?」
ルインティア「やってみます!」

ルインティアが魔法を発動させ、炎に向かって放つ。
炎を氷が包み込むが、それは一瞬にして砕け散ってしまった。
そうやら魔力の差ではプラシナの方が上らしい。

シェスリナ「もう!どうしたらいいのよ!」
バラージュ「みんな落ち着くんジャイ!」
シェスリナ「あんたが言っても説得力ないわよ!」
バラージュ「ひどいわ;;」

そうやって揉めていると、炎の壁が崩れ始める。

シェスリナ「・・・・へ?」
ルインティア「な、なんですか?急に炎が」

反対側にいたリリボンが炎に触れていた。そしてすり抜けるように内側へ入っていく。

プラシナ「嫌・・・・・・嫌だよ・・・・・・だって・・・・・・私・・・・・・私は・・・・・・」
リリボン「ぷらにゃん・・・・」

(悪い夢をみているのね・・・。あの子が、目覚めそう・・・・・)

リリボンはプラシナに触れる。触れるとプラシナは恐がって振り払おうとする。
それでもリリボンは触れている手を離そうとはしない。
静かにプラシナを抱いて、耳元で呟く。

リリボン「大丈夫よ・・・・。一人じゃないわ」
プラシナ「・・・・・・さみ・・・・・・しい・・・・・よ・・・・・」

プラシナは子供のように静かに眠るように気絶した。
すると、周りにあった炎はゆっくりと消えて行った。

それと同時にルーミアがステージ側にやってくる。

ルーミア「・・・・・大丈夫か!」
シェスリナ「もう、るみみん!遅いわよ!」
ルーミア「仕方ないだろ。炎が邪魔してそっちに行けなかったんだ」

炎が消えたので、その中心を見てみるとリリボンがプラシナを抱いていた。
そしてそのまま、プラシナをお姫様抱っこをして舞台から降りようとする。

ルインティア「リリさん、どこに行くんですか?」
リリボン「・・・・・安全な場所へ」

そう呟くように言うと、せっせと舞台から降り外へ出て行ってしまった。

シェスリナ「はぁ・・・、せっかくの舞台が台無しに・・・・」
テレリ「仕方ありませんよ。トラブルはいつ起こるか分かりませんし・・・」
ルーミア「・・・・・・・・・・」

ルーミアは一人、リリボンが出て行った扉をじっと見つめていた。

ルーミア「ちょっと、様子見てくる」
シェスリナ「え、あ!ちょっと!!」

シェスリナがそう言った時にはもう遅かった。
ルーミアは一人で様子を見に行ってしまった。シェスリナはため息をついた

クルセィ「・・・・・中止だな。こりゃ」
バラージュ「・・・・・・・」
ルインティア「片付けましょうか」

テレリ達は舞台に飾った装飾品を外す作業に入る。
それを見たシェスリナは慌てて、テレリ達のところへいき片づけを手伝い始めた





リリボン「・・・・・・・・」
ルーミア「そんな浮かない顔しないほうがいいぜ?」

ルーミアがリリボンの後ろでそう呟く。

リリボン「余計なお世話だ。お前に何が分かる」
ルーミア「ひどいこと言うなー・・・・。『来て』っつったのはあんただぜ?」

リリボンとルーミアがいる場所を覆うように木々が群がっていた。

ルーミア「こうしちまえば、大丈夫だろ」
リリボン「余計なことを・・・・」
ルーミア「心配だから来てやったのにそりゃねぇわ」
リリボン「・・・・・分かっているのだろうな。お前を呼んだこと」
ルーミア「分かってますって。全勢力を集めるためだろ?」
リリボン「分かっていれば・・・・それでいい・・・・」

リリボンはプラシナをお姫様抱っこをして立ち上がりその場を去って行こうとする

ルーミア「どちらへ?」
リリボン「家に戻るわ。・・・明日のために備えておきなさい」
ルーミア「うぇーい」

ルーミアだけが残された場所には1匹の蝶が辺りを漂っていた。


つづく.......
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