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第56話 復讐 
みなさん、おまたせしました

第56話更新です・・・w
またもや広告が出てしまってました。申し訳ございませんorz
書き溜めてたはずなのに更新やら編集やらしていなく、これはいけないと思い6月中に更新したいと思った次第です。


さて、今回は前回のセトの話の続きですー
内容はまぁ・・・・・・タイトル通りですわ



あの時のセトは、今まで見たことがない怒りに満ちた瞳をしていた。大人しかったセトが本気で怒ったんだ。
私は信じられなかった。セトが自ら自分の故郷へ乗り込み行き、


―――皆殺しにしたのが。











「行かせてよろしいのですか!?」

ヤヨイは姫の言ったことが信じられず問いかけたが、姫の意志は変わらない。


「セトが行きたいと言っているのだから、ここは彼女に任せましょう」

膝をついて頭を下げているセトを見て今一度問う。

「・・・できるわね?セト」

姫の言葉に対し、セトの返事は1つしかない。

「はい・・・!」

もう彼女の怒りを抑えられる者は誰もいない。



姫から許可を貰ったセトは早速装備を整え本拠地に乗り込もうと城から出ていこうとする。その時アビスが呼び止める。

「待て、セト」

呼び掛けられて振り向きもせずその場で立ち止まる。

「自分の故郷を潰す覚悟はあるか?」

問いかけに静かに答える

「もとからそのつもりでいる」

静かに答えてはいるが、声には怒りでいっぱいになっている。
悟ったアビスは目を閉じて「そうか」と優しく呟いた。

そして目を開け、セトに情報を教える。

「敵の本拠地は警備が厳重になっている。だがそれほど数は多くはない。そこを突破したら本拠地のど真ん中だ。心して行け」

セトは歩き出し、結界から出かけたところでアビスは追加情報を言う

「近づくほど敵の数が多くなる。道中にも敵からの攻撃に気を付けろ」

それを聞き終わるとセトは完全に結界から出て、故郷を潰しに行ってしまった。



魔方陣でセトの様子を見ていた姫はしばらくして魔方陣を消し、そして立ち上がった。

「・・・ヤヨイ、準備をしなさい」
「いかがなされるので・・・?」

姫はヤヨイのほうへ振り向き、これからしようとすることを言い放つ。

「あの忌まわしき人間を放っておくわけにはいかない。そうでしょ?」

「では・・・」

姫はヤヨイに向かって静かに微笑んだ。








セトは素早く移動し、木から木へ跳び移り本拠地へ刻々と近づいていく。
影賊《カーティル》と思われる人物は即座に手裏剣を投げ、倒していく。
人を倒せば、音が響いてしまう。音が響いてしまったことでセトの存在に気付かれしまった。影賊《カーティル》はセトを攻撃するが、セトは目にも見えぬ速さで移動しながら回避し、さらに手裏剣を投げているためどれだけ敵が飛び道具で攻撃してきてもセトには当たらない。

敵は無様に倒れていく。
やがて邪魔をしてきた者はいなくなり、セトも攻撃をやめ本拠地の真ん中に着地。
すると、今までのは遊びだと言わんばかりに奥の方から凄腕の影賊《カーティル》がぞろぞろと出てきた。

「・・・馬鹿な奴ら・・・」

少女は呟くと大きさがバラバラな魔方陣を背にいくつも描き、懐から短剣を取りだした

セトの逆襲撃が始まった。





***

一方、人間を始末しに行った姫達はというと。
もうすでに始まっていた。

エコーが人間が住む村全体を結界で覆って巨大な鳥籠を造りだし、ロアとアビスで姫を守りつつ魔力を蝶に与えている。

「何なんだよお前!やぁああああ!」

無謀にも姫に突っかかろうとする人間が数名。だが、ロアとアビスは魔力を注ぐのを終えて全力で人間数名を殺していく。

「・・・弱いな」
「あーあ、つまんない。もっと強いやついないのぉ?」

人間は村の外には出られない。蝶の準備も整った。
残すのは破壊のみ

姫の瞳は一層紅く輝く。












セトは短剣を地面に突き刺し、地割れをつくりだす。
その割れ目から闇が溢れ出し、それは一本一本鞭のように伸びていき敵の手足に絡みつく。
鞭は手足に絡みついた瞬間、もとの闇に戻り敵をまるごと包み込みそのまま小さくなる。そして破裂する。
仲間が死んでいったとしても見向きもしないでまた襲ってくる。

(もう、終わらせよう。影賊《カーティル》という存在自体を)

セトは魔法陣から出した長い鎖で影賊《カーティル》の都ごと囲む。
そしてそのまま、鎖に炎を纏わせ広げていく。その炎は火花のように至るところに散っていく。散っていった火花からまた炎が燃え上がる。



まるで炎の花が咲き乱れているかのように―――











村は炎に包まれる。
姫はさらに、炎を消すように村ごと吹き飛ばした。
目の前には抉りとられたかのように大きな穴ができていた。

「・・・ちよの力には頭が上がらねぇな」
「すっきりしたネー」

そう話している2人だったが、蝶は突然その場に崩れ落ちた。
それを察知したアビスは大急ぎで手から蜘蛛の糸を出してクッションを作り出した。

「間に合ったな・・・」
「な、なにが起こったの!?まさか奴ら・・・!」

感情的になっているロアをアビスも姫も静かに止める

「違うわ・・・、ちょっと疲れちゃっただけよ・・・」

普段よりも倍の魔力を消耗してしまったため、耐えきれず倒れてしまったようだ

「少し力を使いすぎたみたい。身体が力に慣れるのはもっと先のことみたいね・・・」

アビスは姫を抱き抱え糸を戻し、ロアとエコーに呼び掛ける
抱き抱えた瞬間、姫の目蓋がゆっくり閉じていく。どうやら眠ってしまったらしい

「戻るぞ」
「でもセトが・・・」
「こっから離れたところで暴れてるよ。あいつが決めたことだ、俺たちが干渉すべきことじゃない」
「それよりも蝶様を休ませないとだね」


エコーは魔法を解き、ロアとアビスの近くへと寄ってきた。
眠ってしまった蝶姫を見つめながら「ああ・・・」とだけ呟いた





***

影賊《カーティル》が住む都は火の海になっていた。
セトは無数の短剣を投げてまだ生き残っている者を殺していく。
セトの顔や足、手、服に誰のものとも思えない血が飛び散る。
その間に建物が次々と崩れ落ちる。

冷たい瞳が炎が広がる海の中で一層輝いていた。


つづく.....
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