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第57話 輪廻ノ輪 
おはこんにちばんにゃあ~
第57話更新ですよっと


今回は多少のグロ?表現がございますのでそういうのが苦手な方はご注意ください。
今回で第2章、1万年前の出来事終わり・・・・・・・・・・・・・・




に、したかったんですがぁ

もうちょっと続きますよw
レヴィのその後を描きたいのでww

それが終わったらようやく、1500年前の時代へ移るかと思います。
なんで私こんな暗い話書いてるんでしょwww
でも、こういうのが好きな私です><;(闇が好きな中二病でスミマセン





セトが血塗れで帰ってきた時は目を疑ったほどだった。
余程、自分の故郷が憎かったんだろう。とても冷たい瞳をしていた・・・

セトは大分頭がキレるようになった。ならば、私はコイツの面倒を最後まで見よう。そして私が持つ全てを伝授しよう


「そろそろ再開しよう」
「・・・はい・・・」









****

アビスは部屋へ戻ってくるとベッドに座りながらエコーが黒猫のレオと一緒に遊んでいた光景が真っ先に目の前に映る

アビスが帰ってきたことに気づいて遊ぶのを止める

「あ、おかえり」
「ただいま」

エコーはアビスが座れるようにスペースを空ける。空けてくれたスペースに座り込み、黒い上着を脱ぎ捨てる

「セトを怒らせたら堪ったもんじゃない・・・」
「あの子普段はあんな顔してるけどキレたらアビスより怖いかもね」

ふたりして先ほどのセトのキレっぷりに恐怖している。それほど彼女のキレ気味が怖かったのだ、


「だがセトのおかげで多少は楽になったな。邪魔するやつが格段に減った」
「今日はちょっといたけどね」

そう言われちょっとしかめっ面を見せるアビス。

エコーは冷静になり、悲しそうな表情をしてこう言った

「いつまでもこのままならいいのにね・・・」

それを聞いて、アビスも悲しい表情をし俯いてしまった

「そう思ってるのは皆一緒さ、もちろんちよだって・・・」












その頃の蝶と燐はベッドの上でじゃれ合っていた

「ちゃんと休んでなきゃ駄目だよ?」
「分かってるって」

燐はしがみつくように姉の肩に真正面から腕を乗せていた
それを甘やかすように姉が頭を優しく撫でる
燐はずっと頬を紅くさせ姉をじーっと見つめている

「人間の村を滅ぼすのに半分の以上の力を費やしたのは大損だわ・・・」
「仕方ないよ、まだ力の使い方に慣れてないから」

燐は姉に頬擦りをする。
そのたびに「にゃー」と可愛らしい声が聞こえてくる
可愛らしい声に姉の顔はほころんでいた。

しばらくそんな状態が続いていた。だが、急に頬擦りするのをやめてしんみりする

「お姉様」
「ん?なぁに?」
「ずっと、このままでいたい。時間(とき)なんて進まなくていい・・・」

姉も先程まで笑っていた表情はどこへ行ったのか。しんみりし始める

「・・・それが出来るのならば、何も苦労してないわ・・・」

それを聞いて、しょんぼりする燐。姉は後でこんなことを付け加えた

「大丈夫。例え離れ離れになろうとも私は貴女のこと絶対探してみせるから」
「ほんと・・・?」

姉は静かに頷いた。妹は姉の胸に飛び込んでそのまま眠ってしまった

姉はこれから起こることもこの先どうなるのかも、この時はまだ何も知らなかった。
ただ、分かっていたのはこの先「ずっと幸せのままでいる」ことは不可能だということだけだった・・・







―――時計の針が少しずつ進むように時間は儚く過ぎて行く。
やがて人間に居場所がバレ、陰陽師を連れて人形族《ムニェカ》を滅ぼしにきた・・・。



あの時のように・・・・


「っ!!」
「・・・っ。倒してもキリがない」

ロアとセトは森の結界の中に入られないように外で人間達と戦っていた。
だが、誰も怖気ずくこともなく彼女たちに斬りかかってくる。


数もあちらのほうがはるかに多く、このまま凌ぐことは到底不可能に近かった。


「・・・蝶様・・・」












その頃の結界の中では、陰陽師の男が姫を倒すべく様々な術で攻撃にかかる。
それをやらせまいとアビスとエコーが盾になり護っていた

「もうこれ以上貴殿方の思い通りにはさせません。覚悟なさい」

陰陽師の攻撃を受け流しているだけの彼女たちはもう体力も限界に近かった。
姫に「手を出すな」と言われたからである。
忠実に命令を守っている2人だが、その身は誰がみても痛々しいものだった

「・・・うっせぇよ・・・」
「蝶様と燐様には指一本触れさせないっ!!」


レヴィとヤヨイは姫を見守ることしかできない。
戦いを見ている間レヴィは自分が今までしたきたことは何だったのかと考えを巡らせていた。


・・・なんてこと。こんなことにならないよう、今までお側にいたというのになぜ・・・
やはり運命は変えられないの・・・?


「終わらせて差し上げましょう。欲に溺れてしまったことを悔やむことです」

陰陽師が呪文を唱えると、蝶を囲むように数珠が辺りに飛び散る。
燐は数珠を攻撃しようと魔法を手から出しかけるが、

「・・・燐」

姉に名前を呼ばれ顔をあげる燐。姉は辛そうな表情を燐に見せ

「・・・ごめんなさい・・・」

そう言って巻き込まれないようにと蝶は燐を突き放した。

突き放したと同時に数珠が光り出し蝶姫を縛り付ける
縛り付けるのと同時に周りにいた従者達は吹き飛ばされた。
それも蝶の力によるものだった。彼女は仲間を巻き込まないように一人で陰陽師と戦っていた

「どういうおつもりです?なぜ攻撃をなさらない」

縛り付けられても姫の顔色は変わらなく余裕の表情だった。
しかし、攻撃を繰り出そうともせずただ縛り続けられているだけだった。

そんな姫が静かに口を開けた。


「こうなることは知ってた。どう足掻いても我が願いは叶えられそうにない。・・・なら」


蝶はそう言ってチラッと燐を見た。大丈夫そうなのを確認すると目を閉じ


「次の時代で人間を滅ぼせばいいだけの話だ」

狂気に満ちた笑みでそう答える。本当にそう思っているのかは定かではない

「思い通りにはさせないと申したはずです!!」

数珠はますます力を増す。
もう蝶は何も抵抗しない。ただただ、不気味な笑みを敵に見せているだけだった。

「やれっ!!」

陰陽師が部下に攻撃を命じた。
術で縛り付けられている蝶の周りに無数の槍が召喚され、そのまま―――。



突き刺さる。


「お姉様っ!!」

血が飛び散る。次第に姫から力が抜けていく
倒れていくなか、燐の叫ぶ声だけが耳に届くだけ。
燐は姉に駆け寄ろうとするが

「いけません!燐s・・・」

とヤヨイが言いかけたところで燐にも姉と同じように槍が身体中に突き刺さる。
燐は倒れても姉の側に行こうと這いよる。


―――繰り返す

「・・・おねえ・・・さ、ま・・・」


―――・・・繰り返す・・・


「・・・り、ん・・・・・・・一緒に・・・次の・・・じだ・・・い、に・・・」


―――何度も、・・・何度も


「なぜだ!なぜ・・・っ、こんなことに・・・っ!!」

姉妹の身体から蝶が無数に舞い上がる。
2人の血は交わり地面に蝶の紋様を描き出す。




・・・もう、輪廻の輪を断ち切ることは手遅れに近かった。


つづく.....
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THEME | GENRE 小説・文学 |
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