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第62話 魔女ノ願イ 
おはこんにちばんにゃ


更新が遅れて申し訳ありません。
書き溜めてるのはいいけど、タイトル思いつかないとこれ更新できねぇなw

今回は黎音サイドの話です。そして短いです


まぁ、これからどんどん話が現代へと近づいていきますのでお楽しみに



「あ、サフィラ!・・・?」

幼い姫はサフィラをみて喜ぶが、サフィラの後ろに小さな人影が見え隠れしていることが気になり、首を傾げた。

「・・・・・」

小さな人影はサフィラの後ろに隠れて警戒しているが何も口にしない。

「・・・黎音、この方が私がいつもお話ししている蝶姫様です」

後ろに隠れていたそれはひょこと顔を出した

「・・・は、はじめまして・・・」

ぎこちないその挨拶は言葉の中にどこか照れているように聞こえる。
姫はその挨拶に満面の笑顔で答える。

「はじめまして!」



―――数日前

「・・・・・・」

・・・この魔女とならきっと仲良くなれる。協力してくれる。そう思ってついていったら部屋に案内されていつの間にかお茶をご馳走になっている始末。あたし、何やってんだか・・・

魔女はあたしの向かい側で悠々とお茶を飲んで寛いでいる。こんなことしてる場合じゃないのに。

「・・・あたしをここに連れてきた理由は?」

そう尋ねるとお茶を飲みかけようとしていた手がピタリと動きを止めた。そして、ゆっくりとティーカップを皿に戻す。

「私は貴女の味方ですから。ここは私意外誰も入ってきませんから安心ですよ。盗聴される心配もありませんし」
「味方?あんたが?あたしの?」
「はい。あら、もしかするとまだ信用してもらえてないのでしょうか」

なんだそれ。あたしがいつこの魔女を信用したっていうんだ。それにあたしの味方って・・・

「あなたの目的や生い立ちを知っているのは私だけです。カナリア様からお聞きにしたわけでもなく、私しか知り得ないことなのです。貴女がどれだけ私を疑っても私は貴女の味方です。」
「・・・分からないな。あんたがそこまであたしに信用してもらいたいわけが」

魔女は確信があるといった目であたしに言った

「・・・復讐はおやめなさい」


・・・は?何を言い出すかと思えば忠告か?

「今の貴女の力では到底カナリア様には届きません。私を追い越せることが出来れば話は別ですがね」

なんだよそれ!?あたしが弱いってのか!?
馬鹿にしやがって!

腹が立って、あたしは何を思ったのか。
魔女に攻撃していた。電撃を飛ばして痺れさせるつもりだった。でも。

「・・・・・・?」

一瞬だった。目に見えないほどの速さでそれを止めたからだ

それも片手で

「まだまだです。威力はまあまあですね。しかし、カナリア様の魔力は貴女の何倍以上もありますよ」

あたしはこの魔女の話が一切頭の中に入ってこなかった。
さっきのことに気をとられてボーっとしていたのかもしれない。

あたしはボーっとしたまま椅子に座ってしばらくじっとしていた。落ち込んでいるんだろう。お茶はすっかり冷めてしまった。

「・・・私が貴女を強くしてあげましょう。カナリア様に歯向かえるほどに」

・・・信じられなかった。反射で顔が上がり、目に輝きが戻った。
馬鹿にされると思っていたから

「ただし、ご両親を生き返らせる方法は教えられません。いえ、教えること自体が不可能です。そんな方法があるのならば誰も悲しまなくて済みますから・・・」

あたしは条件を飲み、魔女サフィラ・ヴィナツィオーネのもとで修行をすることになった。
修行の合間に何度も「姫」という単語を口にしているのが気になって聞いてみたら、どうやらあるお城で危ないものを封印する仕事を頼まれているらしく、そのついでに姫に会いに行くようだ。
話を聞く限りではとても可愛らしく、純粋で好奇心旺盛だという。
「一度会ってみたい」と小声で言ってみたら聞こえていたらしく、「それなら今度一緒に行きましょうか」と言われて一緒に行った。

そして、今こうして対面したわけなんだけど・・・

なんでだろ。他の人と会ったときいつも警戒してしまうのに、この子だけは違う。
むしろ癒されてしまうほどな無邪気な笑顔。
はじめて初対面の人で私と同じくらいの歳の子と挨拶ができてとっても嬉しい。

「仲良くしてあげてください。私以外の人と話すの慣れてないので」

サフィラがあたしを姫に教える。話を聞いてすぐにあたしに近寄って声をかけてきた

「わたしちよっていうの!あなたのお名前は?」

ちよ・・・。かわいい名前・・・。
あたしはゆっくり自分の名前を言った

「・・・黎音。綾猫黎音」

「れいねちゃん!よろしくね!」

笑顔で接してきてくれる。
自然とあたしも笑顔になっていた。
それからあたしはサフィラが姫に会いに行く度に何度か一緒についていった。

何度か一緒に遊んだりして、お話をしたりした。その時に分かったことだけど、お母さんとあまり遊べてないみたいであたしたちが来てくれない日は寂しいみたい。
だから、あたしは次第に側にいてあげたいと思うようになっていた。

それは、最悪な形で実現することとなった・・・


つづく.....
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THEME | GENRE 小説・文学 |
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