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第69話 憎悪 
姫の憎しみは日に日に濃くなっていく。
もう、誰にも止められない。



歯車は狂ったように回り続けるだけなのだから―――




「ま、待って・・・何かして欲しいことがあるなら、お母さんが聞いてあげるから・・・だから、ね?」
「・・・・・・」

姫はゆっくりと執事が常備していた剣を持ちながら王妃に近づく

「お願いだから剣を捨てて頂戴・・・!」

姫は構わず王妃に近づく。そして剣を突き立てる

「さよなら。お母様」


周りに血が飛び散る。
姫の身体は返り血でいっぱいだった
王妃は即死したにも関わらず何度も剣で突き刺す
その度にまた血が飛び散る。

突き刺し続ける姫は狂ったような笑みを浮かべていた









「・・・っ」
「真祖の吸血鬼もやはりその程度の力ということですか?そんなことでは仲間の仇など取れませんよ」

外では魔女と真祖の吸血鬼の戦いが繰り広げられていた。
現状魔女が押しているようで吸血鬼は息を切らしながら膝をついていた

「私は・・・私たちはこれまで数多くの魔女を見てきました。その中でも貴女だけは、貴女という魔女だけは絶対に許しません!!」

それを聞いてサフィラはいつもの笑顔を相手に見せる

「なら私を殺してみます?最も、それが出来るならですが」
「吸血鬼を見くびらないでいただきたい!」


少女は大声を出したあと、弓の弦を引き矢の代わりに仲間の1人が使っていたであろう剣を使用する
“矢”は放たれるとサフィラを目掛けて一直線に飛んでいく。
もう少しで魔女に当たる直前、矢はそこで止まってしまった。
いや、よく見ると魔女が片手で剣の刃を掴んでいた。
手から血がしたり始める

「!!」
「浄化能力ですか。しかし、面白くありません。次は此方から行かせてもらいます」

言い切ると同時に剣を握りつぶし、少女に飛びかかる






*
*
*


「燐を助けに行かなきゃ・・・」

思う存分に王妃を滅多刺しにした後、姫は虚ろな目で幽閉されている燐の元へ足を運び始めた


つづく.....
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THEME | GENRE 小説・文学 |
*Noir Papillon* | TB : 0 | CM : 0 -

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