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第79話 御嬢様 
ここから現代に突入します!
やっと戻ってきました!

長かったなぁw


しかし、まだ安心できないっ
この第2章過去編はハッキリ言っておくと

第1章より長い!!
もうこれ確定だわw




―――。
また繰り返す。
今度は必ず、目的を果たしてやる・・・。

これが最後の転生になればいいと強く思いながら静かに目を閉じた。






***

蝶々を追いかけ走っている一人の少女。
それを見守るように両親が椅子に座っている

「あんまり遠くに行くんじゃないぞ」

父親が娘に大きな声で優しく注意する。元気に「はーい」と返事が返ってくる

少女は蝶々の歌を歌いながら追いかける
楽しそうに追いかけてやがて立ち止まる。
蝶は桜の木へ少女を導くように飛んでいく。
それを目で追いかけている時、後ろから悲鳴が聞こえてきた
少女は母親の悲鳴だとすぐに分かった。
急いで館に戻る。
部屋の中を少女は見てしまった。桜が咲き乱れる中、少女の目には恐ろしい光景が広がっていた



*
*
*
*











北四神聖生学園



「よーしテスト終わったぁ!これでまんべんなく遊べるわっ☆」
「テスト終わると毎回それだな、『かーちゃん』は」
「あ、またそのあだ名で!!やめてって言ってるでしょ」


テストが終了し、皆ところどころで感想を言い合ったりどこかへ遊びに行こうと言うような楽しい会話が教室中に響き渡る。

だがそんな中で1人だけ席に座ったまま俯いている生徒がいた。
彼女の名は琴神音リリボン。
長い黒髪を綺麗に整え、黒を象徴するかのような制服を着ている
可愛らしい人形のような風貌。その姿は弱々しく誰かに守ってもらわなければ壊れてしまいそうな少女だ

彼女は校庭にある桜の木を見つめている。花びらが舞い散る。
その様子をじっと見ている。
そんな彼女にルインティアが話しかける

「テストも終わったことですし、皆で遊びにいこうという話になってるんですがリリさんもどうです?」

そう聞かれ、戸惑うリリボン。

「わ、私がいたら・・・迷惑じゃない?」

ルインティアが目を真ん丸させて驚く。

「そんなことないですよ!一緒に行きましょう、皆さんで部活ですっ」

ルインティアにそう言われ安心したのか表情が穏やかになる。
自分を誘ってくれたことが嬉しかったようだ

「じゃ、じゃあ・・・お言葉に甘えて・・・」


**


「うぉ!?こいつ拳銃持ってんの!?」
「はっはっは!ほらほら、どうしたんだい?リナさん」
「むぅ・・・・!負けないわよ!」

シェスリナたちはゲームセンターに来ていた。
シェスリナとクルセィは格闘ゲーム、ルーミアとバラージュはシューティングゲームを、
ルインティアとテレリはUFOキャッチャーとそれぞれ違うゲーム機で遊びつくしていた



***

「もう少し・・・・・・もう少し・・・・・・!」

ルインティアは今、UFOキャッチャーだけに集中している。
ネコの人形を落とさないようにしっかりと掴み、もう少しで手に入る!

・・・・と、思った時期が彼にはあった。

「・・・・あ」

テレリがそう言ったときはもう遅かった。人形は穴の手前で落ちてしまい、今までの苦労が全て水の泡になった

「ああああああああああああ!!落としてしまったああああ!!もう一回チャレンジです!!」

諦めずにまたコインを入れ始め集中する

「お金の使い過ぎに気を付けてくださいね」

そんな様子をテレリはずっと見ていた。声がしたからなのか振り返りテレリを見るルインティア。
よく見るとテレリの手元には彼が狙っているはずのネコの人形が2つ。

「って、テレリさん!なんでもうネコのぬいぐるみ持ってるんです!?」

ネコの人形を見つめ、顔を紅くする。

「先ほど手に入れました・・・可愛いです・・・・♪」




***

「よーし勝ったー!!!」
「まだジャイ!まだまだ負けないぞ!」
「じゃあもっかいだな・・・・・・ん?」
「どうしたんジャイ?」


ルーミアはもう一回プレイしようとコインを投入口へ入れかけた時、ふとずっと椅子に座っている少女が目に入った。
リリボンだけは、何もせず誰とも遊ばず椅子に座ったまま俯いていた。
それを見たルーミアはいてもたってもいられなくなってしまったのだろう。リリボンの側へ歩み寄る


ルーミアに気付いて顔を上げる。

「何もしないの?せっかく来たっていうのに」

リリボンは悲しそうな顔つきをして

「・・・・皆の楽しんでる姿が見れるだけで・・・私も楽しいから・・・・・・」

俯いたままそう言う。
彼女は自分がここにいることで皆が迷惑だと思ってるんじゃないかと思っていた
ルーミアはそんなことをいうリリボンに

「見てるほうがつまんないぜ?一緒にどう?ゲームしない?」

ゲームを一緒にしようと言う
そう言われたことがない彼女にはどうしていいのか分からない。
戸惑うリリボンにルーミアは

「ゲーム苦手でも大丈夫だからさ、一緒にしようぜ。こんなところにいても退屈なだけだろ?だーいじょうぶ、俺がおごるからさ。な?」


リリボンは自分のためにそう言葉をかけてくれることが嬉しくてちょっと微笑んだ。

「じゃあ・・・・ちょっとだけ・・・・・・してみようかな・・・」
「そうこなくっちゃ!」

ルーミアは満面の笑顔でリリボンを先ほど遊んでいたゲーム機まで案内する。
そして、ゲーム機専用の銃のレプリカを持たせゲーム開始ボタンを押した。

対決はルーミアVSリリボンということなので、バラージュは後ろで2人を見守る。

ゲームの目的は、制限時間内にひたすら出てきた敵をやっつけるというもの。
どちらが多く敵を倒したかで勝負が決まるシステムだ。

リリボンは黙々とトリガーを引いて敵をやっつけていく。
一方ルーミアは少し苦戦しているらしく、何度も外していた。

「うっ・・・・・やば・・・・!」

残り時間が1分になり、焦り始める。
リリボンは弾を一つも外さずに、ひたすら敵をやっつけていく。

そして、終了という文字が画面中央に出た。
結果はリリボンが250匹、ルーミアが190匹ということでリリボンの勝ちとなった。

「はー・・・負けた。完敗だわー。リリーさんゲーム上手いじゃん」
「そ、そう・・・?初めてやったんだけどな・・・・・」
「初めてにしてはすごかったジャイ」
「あれ?はぐみんいたの?」
「・・・・ひどいぜ・・・w」
「・・・・・クスッ・・・・」

リリボンはクスクスと笑っていた。このsheth部の人たちは個性豊かで仲間思いで強い人たちばかりだ。
ルーミアは冗談のつもりで放った一言で少女が笑ってくれて少し、安心した様子だった。




三時間後。
ゲームセンターを出て、今日の部活は解散。
テレリの手にはUFOキャッチャーで取った可愛いネコのぬいぐるみが3つ。あれからまた1つ取ってしまったようだ。
テレリはネコ好きのシェスリナとリリボンにぬいぐるみを渡した。

「い、いいの!?」
「はい。さすがに3つは多いですから」

シェスリナは子供がはしゃぐが如く喜んでいた。
リリボンも受け取った時静かに「ありがとう」といい、可愛がっていた

その様子を見ていたルインティアは

「・・・・私も欲しかった・・・・っ」

とお金だけが減ってしまい1つもとれなかったことに後悔していた。
男子は落ち込むルインティアを慰めていた

「よーし。じゃあこれで解散っ。また明日学校でねー」

シェスリナ部長のもと全員自分達の家へ帰っていった

**

午後6時過ぎ。
リリボンは自宅に帰宅した。メイドのサクヤが心配して玄関までやってきた。

「お嬢様、お帰りなさいませ。どちらへ出かけてらしたのです?心配したのですよ?」
「ごめんなさい・・・、皆でゲームセンターに行ってたの・・・・」

気まずそうに答える彼女にサクヤは

「楽しかったですか?」

優しい笑顔。
連絡もなしに勝手にどこかに行ってしまったことを責めたり、叱ったりもせずほほえみかけてくれた元気に「うん!」と返事をした

「可愛らしいぬいぐるみですね」
「・・・・テレリさんが、くれたの・・・・。『どうぞ』って・・・・」
「よかったですね」

大事そうにぬいぐるみを抱き抱えているリリボンを見てメイドのサクヤは微笑んでいた

サクヤはリリボンの手荷物を受けとると食事ができていると伝える。それを聞いた彼女は「すぐ行く」と行って小走りに部屋の中へ入っていった

手洗いうがいをきちんとした後、リビングへ行き椅子へちょこんと座る
リビングで一人、食事を摂る。
琴神音家は現在、リリボンとメイドのサクヤの2人しかいない。
両親は7歳の時に何者かに殺されてしまったらしい。詳しいことは何も分からないままだった

「お嬢様、お薬です」
「・・・・ありがと・・・・」

リリボンは毎日食後に1錠、クスリを飲んでいる。
貧血気味で少しの運動で倒れてしまうため、ビタミンを補うためのクスリを毎日飲んでいるのだ

薬を飲み終わるとリリボンは自分の部屋へ戻っていく。
その様子をサクヤは静かに見守っていた

つづく.....
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