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第80話 部活 
この時代は蝶姫が行動を起こす前。
2年前の出来事。
まだこの時のリリボンは大人しく純粋で人見知りが激しい性格の子だった。
それがなぜこんなことになったのか。

それを現代へ戻ってきた今、ひとつひとつ解き明かしていこう




お風呂の時間になるまで、
リリボンは自分の部屋でテレリからもらったネコのぬいぐるみを大事に部屋に飾った。
とても嬉しかったのか、何度も「にゃんにゃん」と口ずさんでいた


***

その頃、台所ではサクヤが皿洗いをしている最中だった。
家事をしている中、サクヤの後ろに何やら気配があった。その正体をサクヤは知っていた。

「・・・・・・サフィラ様、何か御用で?」
「あら・・・、やはり気づかれてしまいますか」
「私は“お嬢様”のメイドですから」

占い師は静かに笑った。

「楽しそうで何よりです。それより、少し話があってきたのです」
「・・・・・話?」

サクヤはずっと家事をこなしているが、サクヤとサフィラは構わず話を進める

「“燐様”がここにやってきます」

サクヤは動かしていた手を止める。驚きながらも冷静に食器を棚に戻す作業を続ける
サフィラは水晶玉に“燐様”を映しながら話を続ける

「この街に、“お嬢様”が通っている学園に特進生として編入してくると予言がでました。なので、目をつけておいてほしいのです。貴女ならすぐに誰だか分かるでしょう」



「もう、そんな時期になったのですね・・・」

サクヤがそう呟いたときには、既にサフィラの気配は消えていた。
メイドは家事を終えると、何事もなかったかのように風呂の準備をしに行く。


**

「・・・・・・もう、9時か・・・・」

ネコのぬいぐるみに気を取られていたのか、気づいたときには夜の9時になっていた。
そしてその時、ノックの音が聞こえたかと思うと扉を開けお風呂が沸いたことをサクヤが知らせにきたのだ。

そして、可愛らしい少女はお風呂に浸かりテストでの疲労を癒していた。

約1時間かけてお風呂を済ませた少女は、下着に着替えすぐさま自分の部屋へ戻り、ベッドに横になった。
横になった途端、すぐに眠ってしまった。

「おやすみなさいませ、“お嬢様”」








翌日。
テストが終わった学園では、また通常通り授業が再開していた。
そして全ての科目が終わり、今日もシェスリナ率いるsheth部のメンバーが集まっていた
リリボンの姿は見当たらない。シェスリナは「トイレに行った」とメンバーに伝える。


「さぁて、今日は何しましょうか」
「昨日は皆で遊びに行ったけど今日はどうするんだ?」

シェスリナは「ふふん♪」と楽しげに笑うと手を挙げて

「もうすぐ夏休み!ということで、夏休み企画を考えたいと思いますっ!」

満面の笑みをしながら大声でそう言い放つシェスリナに全員驚くが、その時生徒呼び出しの合図が聞こえてきた

『特進クラス2組、藍葉ルーミアさん。教務室まで来てください。繰り返します・・・』

その放送を聞いてルーミアは驚いていた

「あれ?」
「私何もしてないんだけど何だろ」

立ち上がりながらそう言うルーミアにシェスリナは

「ははぁん?もしかして、何か悪いことしたとか?」

ルーミアは「えぇ!?」と声をあげた。そして、シェスリナは近くまで寄ってきて小声で

「まさかりりぽんにストーカーとかしてないでしょうね・・・?」

その発言に戸惑うルーミア。
もちろんシェスリナはメンバーを疑うようなことは基本的にしない。
冗談のつもりだろうが、最近のルーミアの様子を見ていて思うところがあるのだろう

ルーミアは誤解を招かないようにシェスリナに言い返す。

「してないって!なんでそうなるんだよ!」

シェスリナは細い目でルーミアを見る。

「だってあんた、りりぽんのこと気にしてるじゃないっ。好きなんじゃないの?」

そう言われ声が吃りはじめる

その2人の様子を見ていた他のメンバーたちは頭の上にクエスチョンマークが出ていた

「どうしたんですか?」
「え!?あ、あぁ何でもないよ、何でも」

シェスリナは「やっぱり好きなんじゃない」といった察した顔つきでルーミアを見たあと、早く教務室へ行くように促す
しばらくしてルーミアは教室を出た

「じゃあ私たちは先に企画を考えておきましょうか」


*
*
*







ルーミアは教務室に着くとおそるおそる扉を開ける。
「失礼します」と小さな声で言い部屋へ入る。
その時ルーミアの目に飛び込んできたものは先生と話をしていたリリボンの姿だった。
トイレに行ったと聞いていたルーミアは不思議がっていた。
その様子を見ていると担任に声をかけられる。

「こっちに来て」

担任に言われた通りに後についていくルーミア。
その間、リリボンは用事を終え教務室を出ていった



「あなたにね、大事なお話があるの」

担任が険しい顔つきで話をし始めるのでルーミアは戸惑っていた

「な、なんでしょう?」

「本部から直々にあなたに魔獣討伐専門のハンターになってほしいって要請があったの」

ルーミアは「え?」ときょとんとした顔をしていた。
てっきり何か悪いことを知らないうちにしていてそれを注意されるんじゃないかと勝手に思っていたからだ

「それは・・・どう・・・いう?」
「つまり、本部下の部隊に所属してほしいってこと。ただその場合、卒業せざるを得ないことになるけど・・・」

それを聞いてルーミアは驚いていた。
この四神生聖学園は東西南北それぞれに学園が設けられており、本部は街の中心部に位置している。


この学園自体、入学するには魔力が最低限ジェムを持てる状態であることが必要条件であるため、魔力があれば編入するのはそんなに難しくはない。
だが、卒業まで行く者は数えられる程度しかおらずそれ相応の実力がない限り卒業することは不可能に近い。
だからこの手の話は滅多にくるものではない。

ルーミアは一瞬嬉しいと思ったが、クラスの皆と別れることとリリボンのことが気掛かりであった

「これ、絶好のチャンスだと思うのよー。どう?」

嬉しそうに話す担任だが、申し訳なさそうな顔をして

「・・・すみません。一度考えさせてください」






***


その頃、特進クラス2組の様子はというと

「夏と言えば何!はい、くるぽん!」
「え、えええ!?と、唐突だなぁ・・・。えっと、海?」

夏休みにsheth部で行く場所を決めている最中。
リリボンは既に教室に戻っており、今は意見を聞くため全員に聞いているようだ

「はぐみんは?」
「・・・水着のおねえs」
「どうでもいい。てれりんは?」
「スルーされた・・・」

「星空観察やキャンプでしょうか」
「星かー。キャンプもいいわねー・・・。じゃあ、りりぽんは?」

当てられキョロキョロし始める。必死に答えを探し出す様子はなんとも可愛らしい

「え、えっと・・・は、花火・・・とか?」

その答えに皆そんなのもあったなという表情。

「ロマンチックでいいわねー。うーんどうしようかなぁ♪」

そう言ってまだ何をするか決まってないのに今から楽しみなようで鼻歌を歌い始める。
そこにルーミアが戻ってきた

「あ、おかえり。呼び出し何だったの?」

質問に答えないルーミアに全員どうしたんだろうと首を傾げる

「・・・俺、卒業することになるかもしれん・・・っ」

つづく.....
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