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第81話 青キ蝶 
ここからプラシナ登場!
リリボンの秘密とは!?

少しずつ真相に近づいていきます!


そして、現代編はいままでよりも多めにほのぼのした場面が多いです。
ですので、今のうちに和んでおいてください(

第3章に入っちゃう頃にはまたシリアスが多くなると思うのでw




―――ここが神津四街・・・。
ここで、私は新たなスタートを切る。
始めての独り暮らし、新しい環境。全てが新鮮だ。
ちょっと不安もあるけど大丈夫。きっとやっていけるっ。

まずはアパートに行って入居手続きしないと・・・。
その次にアパートに近い学校。
四神北生聖学園に行って編入試験受けないとね

どんな学校なんだろう。
楽しみだっ






「えええぇええぇ!?」

教室中に驚きの声が響き渡る。
リリボンはさほど驚いてなかったが他のメンバーは信じられないのだろう声が震えている

「・・・そ、卒業・・・!?」
「なんでも本部から指名が入ったらしくて・・・。所属してほしいって言われたんだ」

それを聞いてシェスリナは歯ぎしりをしてルーミアを睨み付けている

「なんで私じゃなくてるみみんなのよッ!!」
「知らないよ・・・!なんで私なのか聞きたいくらいだ」

羨ましくも「なんで?」といった感情が入り混じっている部長。
改めて

「それで?卒業するの?」

それを聞いて戸惑いながら

「まだ保留にしてある・・・」

そう気まずそうにいう。
だがそんな様子のルーミアにシェスリナは

「よかったじゃないの。そんないい話、舞い込んでくるのも稀なのに・・・。もっと喜びなさいよっ」

ルーミアは「え・・・」と一瞬固まっていた。そう言ってくれるとは思ってなかったのだろう
シェスリナに続いて他のメンバーも

「おめでとうございます!」
「よかったですね」
「るみみんいなくなるの寂しいけど仕方ないジャイ」

卒業ができるかもしれないことを自分のことのように喜んでいた。照れ臭くなったのか頭を掻いて

「まだ卒業するとは言ってないからもう少しここにいるよ」

そう言い聞かせる。
するとリリボンが近くまで静かにやってきてメンバー同様「おめでとう」と一言。
ルーミアは顔を赤めて「ありがとう」と小さな声で呟いた。
その様子をシェスリナは横目で見た後、気を取り直して

「さぁて、夏休み企画は海に行こうかと思います!るみみんももし行けそうなら一緒に行きましょっ」
「ああ。行けたらな・・・」

部活続行じゃああああ!と一人で盛り上がっているところに先ほど流れた放送とは明らかに違うものが流れてきた

『緊急警報、緊急警報。各地で魔獣出没。アパルリッターは各自出撃してください』

その放送を聞いて「えー・・・」とテンションが下がっていく部長。リリボンはこの放送を聞いた途端、表情が曇り始める

リリボン以外のメンバーはすぐに出動準備に取りかかる。
嫌々そうに全員の準備完了を確認後、リリボンに

「それじゃあ行ってくるわね」
「・・・うん。気を付けて・・・・」




教室にはリリボンだけになった
一人席に座り校庭にある桜を見つめる。
しばらく黄昏ていた頃、胸に身に付けていたジェムが光り出す。
それを確認した時、彼女の表情は暗く悲しそうだった





***


時刻は夕方。
街のあちこちでは魔獣と戦っている音が響き渡っている。
そこにシェスリナ達の姿もあった。

特進クラスは戦闘実践を積んでもらおうとこうして毎回出動させている。
普通科はまだ自分の力に目覚めていないので特進クラスのみだ

そうやってシェスリナ達も魔獣と戦っていたがいつもより数が多いようで苦戦していた



「あぁもう!なんでこんなに多いのよ!」

シリンダーに結晶を装填しては撃ち放つという作業を繰り返しながら愚痴るシェスリナ。
他のメンバーも能力や技を駆使し一匹一匹倒していくがどこから沸いてくるのやら、次々と新手がやってくる

「これではキリがないです。誰か全体攻撃を!」
「お任せください!」

上に飛びマナを最大限に溜め込めると魔獣の群れに氷魔法を放つ
たちまち魔獣たちは凍りつく。
そして締めに小さな炎を地に落とす。
すると凍っていた魔獣達は爆発したみたいに砕け散っていく。

「よし、これで少しは」

安堵の表情を見せるのも束の間、魔獣はまだまだ沸いてくる。言葉が止まってしまったのはルインティアだけではなかった

「おいおい・・・。どんだけいるんだよ・・・」
「もう俺、植物の種切れだぜ・・・?能力使えねぇ・・・」
「ルインくんもっかい全体魔法!」
「もう無理ですよ!連続使用できませんって!」


他に一気に仕留められる方法を考えて揉めているとき、シェスリナの背後に魔獣の影が押し寄せる。

「!シェスリナさん、後ろ!」

シェスリナが振り返った時にはもう遅かった。魔獣は爪を鋭く突き立てようとしていた。シェスリナは動くことが出来なかった
テレリとクルセィが助けにいこうと行動を起こすも後一歩のところでシェスリナは魔獣にやられてしまう―――













・・・・・・・


そんな時、青く輝く蝶がどこからともなく舞い上がる。
それと同時に魔獣はうめき声をあげ霧のように散っていった。
魔獣がいた後ろには大きな大鎌を持った黒髪の少女が立っていた。黒髪から淡く光る紫の瞳が見え隠れする。

「・・・りり・・・ぽん・・・?」

つづく.....
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THEME | GENRE 小説・文学 |
*Noir Papillon* | TB : 0 | CM : 0 -

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