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第87話 別人 
今回出てくるのは・・・・本当にリリボンでしょうか・・・?
プラシナとリリボンのやり取りが9割くらいあるねwごめんねw

まぁ、ちゃんと続きも書き溜めてあるから楽しみに待っててw




プラシナはリリボンの名を必死に呼びながら彼女の側へ行こうとするが、サクヤに止められる

「離して!リリが!リリが・・・!」
「大丈夫です。お嬢様なら無事です」

顔色ひとつ変えず淡々と言い放つサクヤにプラシナははじめて恐怖を覚えた。
怖くなって逃げようともがくが、サクヤの手を払うことができない。強い力で止められているわけでもないのにそれができないでいた

黒い光がリリボンを包み込んでいたがしばらくしてピタリと激しい音も禍々しい光も途絶えた。
一拍遅れてリリボンはベッドへ倒れた。
それを確認したサクヤは掴んでいた手を離す。
プラシナはすぐにリリボンの側へ行き呼び掛ける

「リリ、リリ!」

その呼び掛けに答えるように閉じていた目が静かに開く。
ゆっくり起き上がる
プラシナは安心して笑顔を見せる。

「よかった。無事で」

そう言うとリリボンの手は静かにプラシナの顔まで行き優しく撫で始める。
不思議に思ったプラシナ。
「どうしたの?」と言いかけたところでリリボンは口付けをしようと顔を近づけていた

「・・・え、ちょっ・・・」


ちょっと待ってと言う前に、お互いの唇は既に重なりあっていた。突然の出来事にプラシナは顔を赤め抵抗するが、暴れまわる手を捕まれてしまう

しばらくそんな状態が続き、満足したのかリリボンはゆっくり離れていく。
そして宝物を大事にするような眼差しで微笑む。
だがその微笑みは今まで見たことがないほどの笑みであった


えー・・・!
私、今リリと・・・キ、キ、キ、キスし、た・・・
嘘だ嘘だ嘘だぁ!!

え、じゃあ今のファーストキスってこと!?
まじでええええ!!

・・・でもなんで?
あまりにも急すぎる。
今までそんな関係にまで発展したことないし、さっきまで私リリが心配でたまらなかったはずなのに・・・?

「・・・ふふ、可愛いなぁぷらにゃんは」

そう言われてリリの顔を見る。
笑ってる。静かに、上品に
一度も見たことがない表情。
今までのリリならもっと純粋に笑ってた。でも今のリリからはそれが感じられない・・・

あなたは・・・

「あなたは誰なの?」

「・・・私は私だよ。今更何言ってるの・・・?」

優しく呟き掛ける。
質問に答えるリリはなんだかわざとらしかった。
なのに、嘘とは感じられない。分からない。

「・・・ちょっと無理があるか。そうよね、ぷらにゃんが知ってるリリボンはもっと素直で純粋な心を持ってるのだから」

私はリリが怖かった。はじめて怖いと思った。

リリじゃない誰かはサクヤさんを見つめている。
振り返って見てみるとしゃがみこみ膝を立てていた。
まるでリリを敬うみたいに

「お待ちしていました、姫様」

なに?姫って・・・
お嬢様よりもっとすごいことになってるけどなんでいつものように“お嬢様”って言わないの・・・?
私は怖くなって部屋を出ようとする。サクヤさんを通り抜けようとするけど、またサクヤさんに腕を掴まれて引き戻される。

「・・・いや、いやっ!」

サクヤさんの手を振り払いたいのに、なんでそれができないの!?さっきだって振り払えなかった。
怖い、ここにいたくない!
皆変になっていく。嫌だ、嫌だ

「サクヤ。傷つけないで、大事な子なんだから」
「申し訳ありません。しかし、今の状態で外に出てもらっては我々の計画が狂ってしまいます」

暴れても無意味だと感じて、私は逃げる気力がなくなった。
どうせ無理だと思った。ここから出ようなんて

「ぷらにゃん」

リリが私を抱き締める。サクヤさんに掴まれてる感覚もなくなっていた。

「私は貴女に傷ついてほしくない」

顔を上げる。
まだベッドの上で崩れ落ちて眠っている本当のリリがいる気がした

「ぷらにゃんが好きなの・・・。だから、逃げないで・・・」






「・・・!」

部活で町をぶらぶらしていたテレリは微かに今まで感じなかった魔力を感じ取った。
それは妖気にも似たような波動だった。
立ち止まっているテレリにメンバーは心配して声をかける。

テレリは一瞬で消えてしまった魔力が気になりつつも日暮れの中をメンバーに連れられて歩いていくのだった。


つづく.....
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THEME | GENRE 小説・文学 |
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