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第89話 十年前 
皆さん、おはこんにちヴぁんにゃー


更新遅れたーっ!!!!!w
しかももう3月になっちゃってるぅ!?w

あうあう・・・。忙しかったからか・・・w

今回は前回の続きで、本題?的なことは最後のほうにあります。
なので、この回のタイトルの意味は次回のほうで分かると思います。



その日の夜。

リリボンはプラシナが眠りについたことを確認すると、寝室を静かに出ていった
リビングへ行きソファに座る

カーテンは閉めきられており、か細い火がろうそくに灯されている
サクヤが側にやってきて、ワインを持ってきた

「・・・気が利くようになったわね」
「私は姫様のメイドですから」

クスクスと笑うリリボン。
姿はリリボンでも、口調や行動は別人そのもの。
ワインをじっくり味わってから

「ぷらにゃんの前では“姫”と呼ぶのは避けてほしいわね」
「わかりました。では今後はリリ様と呼ぶことにいたします」
「お嬢様でもいいけど、そっちのほうがしっくりくるわね」

今の状況を楽しんでいるようで、サクヤと何度も目を合わせる。

「今回はどうされるのですか?」

サクヤが質問をしてきたので姫は笑った。

「・・・ふふ、急かすなサクヤ。まだ何も出来ないよ。この依代、今まで一番貴重と言える。大切に扱わなければ壊れてしまうよ」

サクヤは「申し訳ありません」としんみりした表情で謝った
その様子を見て、リリボンは立ち上がりサクヤに寄りそう

「サクヤは優秀なメイドになってしまったな。あの頃のサクヤが懐かしく思うよ」

静かに呟くようにサクヤの胸に顔をうずめる
サクヤは恥ずかしいのか顔が赤くなっていた

「・・・姫様を守れなかったことが、悔しかっただけです」

そう言われて姫は微笑んで顔を上げ、自分より背が高くなったサクヤの顔を両手で包み込む

「大きくなったわね。サクヤ」

サクヤは珍しく顔を真っ赤にして戸惑っていた。
それは姫のことが好きだからだ
黙り込んでしまったサクヤを見て察したのか手を離し、

「ワインごちそうさま。今日はもう休め。私も寝るとしよう」

そう言ってリリボンはリビングを出ていった。
気を取り直してサクヤはリリボンの後ろ姿を見ながら丁寧にお辞儀をした



*
*
*

―――。



『お母さん、お父さん。怖いよぉ・・・』

『大丈夫・・・。大丈夫だから』
『お前はプラシナ連れて逃げろ』
『でも、今外に行ったら・・・!』

『必ず戻ってくるよ』

待って・・・。お父さん・・・行かないで・・・
行っちゃだめ。

『お父さん連れて必ず戻ってくるから』

いやだ、お母さんも行っちゃやだ。私を一人にしないで・・・!


大きい獣が追いかけてくる。いやだ、死にたくない。
誰か、誰か助けて!


爪が、私を







*
*
*



―――!!

何?また、あの夢・・・?
なんで今になって見なきゃいけないの・・・

もう忘れようと思ってたのに。
目覚め最悪・・・っ

「あ、やっと起きた」

リリの声がした。よく見たら私の顔を覗き込んでいた。
びっくりしてその場から起き上がった

「荷物運ぶんでしょ?」
「え・・・?あ、うん・・・」
「サクヤに運ばせるから、ぷらにゃんはやることやっておいで」

・・・あ、そうか。
一緒に暮らすんだったらアパートの管理人さんにちゃんと言わないとか・・・

リリはにっこりと笑ってる。
なんかだんだんリリが好きになってる気がするのは何だろう・・・?
それに、あの時・・・



私を助けてくれた人の笑みに似てる・・・。



「とりあえず、野暮用済ませちゃお?」

あ、そうだね。先に済ませちゃったほうがいいよね・・・



それから私は管理人さんのところに行って嘘の事情を言ってアパートを後にした。
管理人さん・・・なんか、ごめんなさい・・・。
短い間ありがとうございました・・・

リリの家に帰ったら、私の私物全部移動しててびっくりした。
本当にこれ全部サクヤさんが運んだの・・・?
とてもじゃないけど一人では運べない量なんだけど・・・?

とりあえずサクヤさんにお礼を言ってから、私物を収納させてもらった。
いいのかな、こんなに至るところに置いちゃっても・・・


ま、まあ今日から正式にリリの家に住むことになったから今更何も文句なんて言えないんだけどさ!
もうこれだけで今日1日終わっちゃったよ・・・。

お風呂済ませて一緒に寝るだけ。疲れちゃったな・・・

「おやすみ、ぷらにゃん」
「お、おやすみ・・・」

・・・やっぱり慣れない!
リリと一緒に寝るっていうこともあるけど・・・

こんな豪華なベッドで寝るってことに慣れないっ!






ふふ、ぷらにゃん可愛い・・・


そうね・・・。
燐を探し続けてもう1500年・・・
時が経つのは早いものね・・・・


ぷらにゃんとはじめて出会ってからもう10年経つと思うと、本当に早いものだわ










―――『お父様・・・?お母様・・・?』




『なんで?なんで・・・』










『倒れてるの?』


つづく.....
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THEME | GENRE 小説・文学 |
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