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第95話 藍色ノ葉 
おはこんにちばんにゃー

今回は卒業した後のルーミアが主な話になります。
これを描いて、その後深雪や璃虎の描写を簡単に描いてこの第2章。
終了としようかとおもいます。
その後は第3章に移る予定。ただし、まだ結末をどうしようか考えていないのでまだまだ終わらないと思ってください。

中途半端に終わらせたくないんです。ここまで書いておいて前に書いたあの小説みたいな・・・・ね?そんなのになりたくないんですよ・・・・・(切実



今回のタイトル。ルーミアの名前から来ています。


藍葉ルーミア。彼は世界樹《ユグドラシル》という能力を持っている。
その能力を持っていたことで、まさか自分がこんな立場になるだなんて、到底思っていなかった。




ルーミアが四神北聖生学園を卒業してから約半年。


ルーミアは魔獣討伐隊に所属し、数々の業績を果たしていた。
もうすぐで一流ハンターと呼ばれるまでに成長していた。


毎日、街をパトロールし魔獣が出現したとなればすぐに退治する。そんな日々を過ごしていた。


ある日の夜。
魔獣が出現したという報告を受け、いつものように敵陣へ向かったルーミアだったが。


「・・・一体、どうなってる・・・?」

仲間とともに来たはずなのに、自分以外の姿が見つからない。
周りは白い霧がかかっているのか、視界が悪い状況に陥っていた。このような現象は今までの出現では見られないもの。
戸惑っているルーミアをお構い無しに魔獣達が霧の中から襲いかかってくる。

急いで懐から魔法と錬金術で合成された魔法の種を地面に落とす。落ちた瞬間、すぐさま種から芽が生えみるみるうちにそれは蔦へと変わっていく。
それを鞭のように操り、魔獣を退治する。

『・・・ほう?これは面白い』

どこからか、今まで聞いたことがないほどの透き通った声が聞こえてきた。声でそれが女性だとわかったルーミア。
気配を感じ、上を見上げると宙に浮いたまま足を組み座っている美しい女性がいた。
驚いて弓を構えながら警戒する。

「何者だっ!」
「・・・一言で言えば“お前たちの敵を操っている者”と言えばいいかな」

ルーミアはそれを聞いた瞬間、女性に向かって魔法矢を放った。
狙いを定めて射ったはずなのに、照準が何かの力によってずれてしまったのか。自分が放った矢は全く意味を成さない場所へ飛んでいってしまった。

「・・・面白いやつだな」

女性は微笑みながら、ルーミアに向かってそう言い放つ。

「明日、母校を訪れろ。待っているぞ」

女性はそれだけ言うと、白い霧とともに去っていった。
霧が晴れた瞬間、仲間が達がお互いを見つけ合い心配する。
魔獣は何事もなかったかのように消えていた。

ルーミアは一人、夜空を見つめていた




翌日。

ルーミアは女性が放った言葉が気にかかり、自身が卒業した母校に足を踏み入れた。
時刻は4時過ぎ。丁度授業が終わり、今は放課後。
教室に足を踏み入れると、シェスリナ達がいつものように部活をしていた。

「あれぇ!?るみみんじゃないのー」

シェスリナがルーミアに気づいてこちらにやってくる。
その言葉に反応して、メンバーも集まってくるがその中にリリボンの姿はない。

「久しぶりだな」
「なんで先に卒業したのよっ!」

まだ根に持っていたようでルーミアに飛び蹴りをお見舞いする。突然の出来事に反応できず、そのまま食らってしまい壁にぶつかる。

「・・・元気なら、よし・・・」

と食らわされてもいつも通りに接するルーミアであった
しばらくしてから立ち上がり

「・・・リリーさんはどうしたんだよ」

リリボンがいないことを聞いた途端、全員テンションが一気に下がり椅子に座り込んでしまった

「・・・りりぽん大丈夫かな・・・」

と落ち込みを隠しきれないまま小さく呟く姿を見てルーミアは「まさか部活やめたのか!?」と聞くが、すぐに否定の言葉が返ってくる

「もう3ヶ月以上も休んでるのよ・・・心配で心配で」

それを聞いて驚きを隠せないルーミア。話からするとどうやら自分が卒業した1ヶ月後くらいから体調を崩しそれ以来ずっと休んでいるとのこと。

「・・・た、大変だな・・・」
「だから、海には行かなかったわ・・・。りりぽんいないんじゃね・・・」

と話している時、突如「りりぽんー・・・」と泣きながら心配するバラージュの声が聞こえてきた
隣にいたテレリは「うるさいです」と一言放つ。
みんないつも通りである意味安心したルーミアだった。

そんなルーミアだったが、ふと廊下側の窓を見ると一人、リリボンらしき人物が歩いているのが目に入った
それをシェスリナに伝えるが「幻覚でも見てるの?」と言われてしまった
なぜなら今日も学校を休んでいるかららしい。

不思議に思ったルーミアは「確かめてくる」と言って教室を出た。リリボンらしき人物が歩いていった方向へ走っていく。
やはり、見間違いではなく本当にリリボンが廊下を歩いていることを確認したルーミアは彼女の名を呼ぶ。だが、聞こえていないのか振り向いてはくれない。
何度も名を呼ぶが、一向に返事もないまま黙々と進んでいくだけ。
そのまま追いかけながら名を呼び続けるが、次第にリリボンが屋上へ続く階段を登り始める。
まるで自分が導かれているように感じた彼だが、気になる気持ちを押さえきれず彼女の後を追う。

やがて屋上にたどり着く。
屋上に着いた途端、リリボンは歩くのをやめ立ち止まる。
やっと気づいてくれたのかと名を呼ぶルーミア。
リリボンは振り向くと同時に変身し大鎌を取りだしいきなり攻撃を繰り出してきた

「・・・・!?ちょっ・・・!」

ルーミアはそれを見事にギリギリかわした。
何がなんだか分からないルーミア。彼女は無言で攻撃を続けるだけ。

ルーミアは屋上を降りようと扉に手をかけるが、コンクリートで固められているのかと思うくらいに固く閉ざされており扉はビクともしない。
そんな彼などお構い無しに攻撃を繰り出すリリボン。
ここから出ることを諦め、仕方なく応戦するしかないと思ったのか自身も変身し武器である弓を持つ。だが、相手が自分が今まで心配し続けてきた少女ということもあり攻撃をかわすことしか出来ないでいた


次第に彼女の攻撃に重みを感じ始める。
もう少しで自分の首元に刃が当たりそうになる

(・・・やっべぇ!)

とうとうルーミアはリリボンに向けて攻撃を繰り出してしまった。弓矢を放ったのだ。
それが彼女の頬をかすり、血が滴る。
それでも彼女は攻撃をやめない。
かわし続けてもらちが明かないと判断したルーミアは種を地面に2つ落とす。
種からすぐに芽が生え、みるみるうちに一本の大きな木になった。
その木の枝を操り、攻撃を防御する

それを見た途端、リリボンの表情は一瞬だが笑ったようにルーミアは感じた。


つづく.....
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THEME | GENRE 小説・文学 |
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