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第3章 第98話 原因 
おはこんにちヴぁんにゃー

さてさて、第3章始まりますよぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!キタ━━━━━ヽ(゜∀゜)ノ━━━☆!!


時間は第1章、第38話の後のお話です。
お話の時系列は

第2章→第1章→第3章の流れになっています。
こんがらがってしまうかもしれないのですが、そこはK・I・A・Iで理解してください・・・w
あ、不快な描写が多々出てくると思うのでそういうのが苦手な方は読むの控えてくださいね?

では、第3章開始。




―――時は戻って2020年。
文化祭、創立記念を兼ねた夜間パーティー。
本来なら楽しいパーティーになるはずだった。だがそれは一人の女性によって崩れ去った。

ここは陽刻楼の頂上。
古くから黄竜が眠る場所だと言われている。
この場所で、一人の女性が願いを叶えた。その願いは想像を絶するものだった

東西南北、全ての学園を統括及び管理している学園本部長。
生徒からは学園長と呼ばれている上白沢菖蒲。
先程彼女は封印術を異次元へ続く扉に施した。
空は変わりなく黒い雲が陽刻楼を中心に渦巻いている

「・・・一旦、本部に戻りましょう。ここにずっといても仕方ないわ」

学園長が生徒全員にそう呼び掛ける。言われた通り、彼らは一旦状況把握と情報交換のために本部へ向かった。






異次元世界。
ここは、新しく創られた闇に満ちた世界。

蝶姫は燐を寝室で寝かせた後、玉座の間に行き椅子に座り込む。
姫の様子は疲れきっていて、しんどそうに頭を手でおさえている。

「・・・横になられたほうがよろしいかと」
「・・・だが」
「ゆっくりお休みください。後のことは我々にお任せを」

サクヤの言う通りに休んだほうがいいのは確かだった。
姫はフラフラと立ち上がり「任せた」と言って一人、燐が寝ている寝室へ向かった。


*
*
*



寝室。豪華なベッドの上で蝶姫と瓜二つな女性が静かに眠っている。
青い蝶が窓をすり抜け、ヒラヒラと飛んでいく。
その蝶は燐姫の頭に止まった。
まるで髪飾りのように。

その感触で燐は目を覚ます。

(・・・ここは・・・?)

ゆっくり上体を起こしシーツを体に巻き付け、ベッドから降りる。カーテンをあけて部屋中を見渡す。

(・・・ここ、なんだか懐かしい・・・)

窓の外。景色を眺めようと窓辺まで歩いていく。
下を見下ろすと、綺麗なお花畑があった。
それを包み込むかのように黒いオーラを帯びた青い蝶がヒラヒラと辺りを舞っている。

今度は空を見る。
ただただ暗い夜が続いているだけ。左を見るとかつて自分が幽閉されていた塔が目に入った。
燐はその時、ここは姉が創り出した世界なんじゃないかと思った。よく見ると、いろんなものがいりまじっていた。
森に囲まれ、かつての封魔塔が存在し、下には何度かまた見たいと思っていたお花畑。
まるで今までの記憶全てを具現化したような世界。
そんな世界を見渡していると、先程燐の頭に止まった蝶が今度は手の甲に止まる。

その時、扉が開く音が聞こえた。しばらくして扉が静かにパタンと音を立てる。

振り返るとふらふらと歩いてくる姉の姿があった。
燐を見て、虚ろな声でなんども妹の名前を呼ぶ。

ふらふらしている姉を支えようと燐はゆっくり歩いていく。
次第に姉は力が抜け燐にもたれ掛かるように倒れた。

「・・・やっと・・・会えた・・・」

そう小さく呟くと静かに目をとじた。どうやら眠ってしまったようだ。

「・・・ただいま」





本部。ルインティアが学園長にお礼を言いながらお辞儀をしている

「助かりました。ありがとうございます」
「いいえ。気絶してるのなら仕方ないわ。しばらくは寝かせておくとしましょう」

璃虎と深雪。ルインティアと戦った後、気絶したまま目を覚まさなかった2人を学園長の秘書が保護してくれたそうでそのお礼をしているところだった。

陽刻楼まで来た全ての生徒を集め、今は会議室にいる

「本題に入る前に。皆は蝶姫について、あらかた知ってるのかしら?」
「shethメンバーは・・・まあ、一応」
「すまんが、私らはあんまり知らないんだ」

エクスフィ、ゆうあ、ばるの3人は異常な状況を把握するためにやってきただけで蝶姫にまつわる話しはあまり知らない
すると学園長は「まずは蝶という存在について話そう」と言い出した。

「蝶って、あの虫のこと・・・ですよね?」
「ええそうよ。皆一度くらいは見たことあるでしょ?」

この場にいる全員、見たことはあるがなぜいきなりそんな話をするのかわからなかった。

「かつて蝶は、“神の使い”と言われていたの」

吸血鬼のテレリも始めて聞く話に困惑している。

「昔の人々はね、蝶を見掛けると願い事をしたというわ。たくさんの願いを運んで神様に伝えた、なんて話もあるくらい蝶という存在は私たち人間にとってはとても神秘的なものだった」











人間との交流。
到底叶わないと思っていた。
けれど仲間と共にようやく達成でき、人間と他種族の交流が始まった。

お互いに食糧を分け与えたり、子供達と遊んだり。
動物と戯れたり。

あの頃が懐かしい・・・。
あの頃に戻れたら・・・







全部なくなってしまった。
思い出も、場所も、仲間も、信頼も、希望も。何もかも・・・・

どうしてこんなことになった?
どうして・・・

『妖は絶対悪だ!殺せ!殺せぇ!』

泣きながら、ただ叫びながら・・・私は殺すしか頭になかった。
絶望して、人を殺して。
いつの間にか私は・・・






こんなにも、穢れた




「彼女は人々の願いを叶える存在だった。なのに、彼女は人々から裏切られ絶望した」


黒く染まり、私は全てを憎んで生きていくようになった。
神も人も世界も、皆信用ならない・・・。


「絶望に飲み込まれ、彼女は人々の願いを叶える存在から壊す存在に変わり果ててしまった・・・」

先に私から何もかも奪って壊したのは人間どもだ。
私はただ正しいと思ったことをしただけなのに、なぜ嫌われなきゃならない!




「・・・それはどうしてなんですか?一時期は交流を保てていたんでしょう?何か原因があるんじゃ」

話を聞いて疑問に思ったのかルインティアが口を挟む。
すると小さい声で「私」という答えが返ってきた。
一瞬何がなんだか分からず、シェスリナが「え?」と口にする。
悲しい目をして

「私の先祖が、原因なの」

学園長はそう答えた


つづく.....
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