TOP > *Noir Papillon* > Title - 第107話 不吉ナ影

2017 06123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 08



第107話 不吉ナ影 
おはこんにちヴぁんにゃーw

第107話更新しちゃいます!
今回から話がちょっとずつ進んでいくと思う。

そして、冒頭にちょっと付け加えました。
最初考えてたときにはなかったものです。まぁ、なくてもいいのですが衣絽羽さんが追加されたことによるちょっとしたワンクッションです。

ここで出てくる雪女と人間の男性は深雪ちゃんの両親だと思ってください。




衣絽羽は鏡汐とともに、ある雪山の中腹付近に来ていた。
それでも二人の容姿は着物姿のまま。
衣絽羽はある人物を訪ねるためここにやってきていた。

しばらく歩いていくと、民家が見えてきた。
こんな雪山の中腹に小屋が一軒建っている。他にはなにもない。
その小屋の扉をノックする。すると扉が開き、人間の男性が出迎える。

衣絽羽たちを見て、何かを察したのか「ちょっと待ってください」と一言だけ言うとまた家の中へ戻っていった。
しばらくして、戻ってきた。男性の前を一人の美しい女性が歩いてくる。

「久しぶりじゃな、雪女」
「あら、こんな雪山へ何の御用?おキツネ様」
「少し、お主に聞きたいことがあっての」

そう聞くと、女性は中へ招き椅子に座らせる。
男性はどうやら夫のようで、お茶を運び終えた後自分も嫁の隣に腰掛ける。
鏡汐は衣絽羽の側で立っている。

「それで、聞きたいことって何?」

お茶を一口飲み終えて、要件を聞く雪女。
狐はそっと、口にした


「蝶の長・・・・、知っていることがあるのなら教えて欲しい」





その夜、アビスは見張りをしておくと言って一人城の中にある広場らしき所で床に仰向けで寝転がっていた

その時、風景に亀裂が生じる。
そしてその中から勢いよく飛び出してくる影。その人影は仰向けのまま寝転がっているアビスめがけて飛んでいく
巨大なハンマーが振り下ろされる。
ドンッと大きな音が響き渡る。

「・・・・手応えなし」

と少女は小さく呟く。
ハンマーを持ち上げ、床を見る
大理石の床はそこだけ凹んでいたそこに白い糸があった

「おいおい、相変わらずじゃねぇか。ちよ達が起きちまうだろうが」

声がした方へゆっくり振り向く。アビスはあの一瞬の隙に少女の後ろへ移動していた

少女は面白いのか愉しそうに笑いながら

「・・・アビスも相変わらず蝶様のことばっかりなんだね」

アビスは張り巡らせていた糸をしまう

「久々だな。ロア」

セトは遠く離れた所で見守っていた。そこに大きな音を頼りにエコーがやってきた

広場にシュヴァルツ全員が集まった。すると、燐が呼びに来る

「なんだよ。寝てなかったのか?」
「ちょっとね。それよりも話があるから玉座の間に集まって」


そう言われ、4人全員玉座の間へ案内される。

着いた瞬間、燐は姉の元へすぐに戻っていく。
姉は妹の頭を撫でながら、4人を見て微笑んでいた

「貴女達に手伝ってほしいことがある」

その言葉に全員が顔を上げる
ロアだけは愉しそうに笑っている


「私は世界を支配する。神になる」









本部

今日はあいにく天気は曇り。
中庭らしき場所で、一人シェスリナは張り切って修行をしていた。シリンダーだけに頼ることができないと判断したためか、近接を扱えるように声を出しながら様々な攻撃法を試していた

だが、いっこうによくはならず次第に疲れてきたのか近くにあった椅子に座り込む


・・・はぁ・・・。能力が開花する気配なし・・・
ホントにあいつらをぎゃふんと言わせれる能力なんてあるのか疑うレベル・・・

「もうおおおお!どうすればいいのよおおおっ!」

一人椅子に座ったまま足をバタバタさせている。
声や言動には焦りが見える

そこへテレリが様子を見にやって来た。

「シェスリナさん、どうしたんですか?」

突然声を掛けられ驚いたようで「うわあっ!」と声を上げる
テレリだとわかった瞬間ホッとする

「いやね、自分の能力がどんなのか分かんなくて・・・」

すっかり元気がないシェスリナを見て、テレリは驚いていたが

「焦ってはだめですよ。見えるものまで見えなくなってしまいますから。シェスリナさんならきっと、自分の中の力に気づける時が来ます。私はそう信じています」

シェスリナは顔を上げて、泣きじゃくっていた
「てれりーーーんっ!」と泣いたまま抱きつき礼を言う
テレリはシェスリナの頭を撫でていた

その様子を一匹の蜘蛛が見ていた




「いた。中庭っぽいな」

アビスが金色の瞳を輝かせながら皆にわかるように呟く

それを聞いた姫は

「それじゃあお願いね」

幹部1人に何かを頼んだようで、「はい」とだけ返事が返ってきた
返事をした瞬間、その場から消えていった

「・・・楽しみだな。アイツの能力を手に入れる日が待ち遠しい」

姫は不気味な笑みをしながら愉しそうに言った

そうしていると、

「ねぇねぇ蝶様?神様になるってことはアタシの願いも叶えてくれるの?」

ロアが姫に質問する。
その答えに、微笑みを見せた

「じゃあじゃあ、人間アタシが全員ぶっ壊してもイイ?

顔全体に狂気が表れている。
その様子に姫は先ほどとは全く違う笑みを見せた

「ロアの好きなようにするといい」

優しい笑顔で優しく言い放つ。
許可が下りた瞬間に「うふふ」と笑いながらその場でくるくると回り始めた
他のメンバーはその様子に「いつも通りで安心」という表情を見せた




本部

シェスリナはテレリに泣きついた後、落ち着いたのかいつもの笑顔に戻っていた

「私が頑張らなくちゃね!」


テレリは少し心配な様子だが、シェスリナさんなら大丈夫と自分に言い聞かせていた

そこに、黒いローブを身につけ白い仮面で顔を隠している不気味な影が現れた

それにいち早くテレリが気づき、警戒体勢を取る

「何者です」

黒い影が言葉を発する

「シェスリナを渡せ」


つづく.....
スポンサーサイト

THEME | GENRE 小説・文学 |
*Noir Papillon* | TB : 0 | CM : 0 -

COMMENT LIST



COMMENT



COMMENT FOAM

SECRET
 




TRACKBACK

TRACKBACK URL to this Entry