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第110話 胸騒ギ 
おはこんにちヴぁんにゃー

お待たせしました、記念すべき110話です!!

遂に110話まで来たよ!!
まだまだこれからも続きます。まだ第3章の前半なんでねw

今回もタイトルの通り~
シェスリナはこれからどうなるのか・・・!?
それは次回で。

あ、今回はちょっと短めです




空も雲も世界も全てが灰色な世界。

そんな世界にただ一人、岩の上で座っている人物がいる

「・・・気づけ」



*
*
*


シェスリナの目が覚める。
勢いよく飛び起き、頭を片手で押さえる

今の・・・何?
なんか最近、変な夢ばっかり見る・・・。
『気づけ』って?何に気づけばいいの?

「起きたか、『かーちゃん』」

いきなり声がしたので肩をビクッと震わせる。
そっと横を見るとルーミアが胡座をかいて地べたに座っている

「ってるみみん、こんなとこで何してんのよ!」

大声を出すシェスリナ。
それにシーと静かにするようにジェスチャーする

それで大人しくなったシェスリナは改めて辺りを見渡す
部屋は真っ暗に近く、自分は何やら鎖で身体中縛られている

「何コレ!?っていうか、ここどこー!!」
「だから大声出すなって!」

しばらくして落ち着いた様子で、ルーミアはシェスリナの暴走(?)を止めただけで息を切らしていた
息を整えて本題に入る

「ここは姫がいる城だ」
「はぁ!?」
「だから声大きいから静かにしてくれ!!」

三度目の注意でやっと「わかった」と返事がきた
こんな状況に陥っていてもシェスリナはいつも通りである

「・・・リナさんはここに連れて来られて、私はリナさんを監視しておくように頼まれた。だからここにいるんだ」
「それは姫の命令で仕方なく?」

そう聞かれ口ごもる。
その様子を見て「はぁー」とため息をつく。

「姫の思う壺だって言ったはずなんだけど?」
「・・・確かに姫の命令でここにいる。けどほぼ脅しに近かった」

拳を握りしめるルーミアを見て、シェスリナは何も言わなかった

「・・・それよりも早くここから逃げたほうがいい。あの姫のことだ。何をするか分かったもんじゃない」
「あんたは逃げないの?」

そう言われてルーミアは驚くが、すぐに真剣な顔つきになる

「私はもう少しリリーさん達を助け出せる方法がないか探す。だからまだ逃げることはできない」

シェスリナはそれを聞いて、呆れるような顔をして「そう」と一言。

「でも約束して。絶対に生きて帰ってくるって

ルーミアは笑いながら「ああ」と返事をした




本部の会議室

雛は戸惑いながらも家であったこと、ここにきて見たことを学園長を含め他の者たちに話した。
学園長は優しい笑みを浮かべていた
話してくれたことに感謝しているから

緋漓の存在が確認できたことで、また一つ情報が増えた。
あの怪しい施設と何か関係があるかもしれないと踏んだ学園長。しかし、今まで調査に出かけた者は誰ひとりとして帰ってきていない。安全を兼ねてしばらくは調査を中断することを決意した

「・・・・美輝さんをどうやって助け出すか・・・・ね」

問題なのはシェスリナが姫の一手によって連れ去られたこと。シェスリナの能力はどちらにとっても有利になる未知数のもの。
それがこちらにない今。何かシェスリナの身に起こる前に助け出さなければならない。

「私たちが行きます。シェスリナさんは私たちの大切な家族ですから」

部活メンバーは何としてでも大切な一人の「家族」を助けたいと願っていた。
その中でもテレリの瞳は本気だった。「今度こそ守る」そう訴えかけているかのような瞳。

学園長はその意志に応える。危険だと知りながらも仲間を助けることを選んだからだ

「でもその前に、姫の居場所を突き止めないことには話にならないわ。神楽ちゃん、調べてくれる?」
「分かりました。分かり次第すぐに報告します」

神楽は学園長の命ですぐに作業に取り掛かりに会議室を出て行った。


雛はまだ気持ちがおさまらない。
とりあえず、今はここでゆっくり休むよう隴渡と一緒に言い聞かせた

「待っててください、シェスリナさん。必ず助けに行きます」



異世界

シェスリナとルーミアはここからどう逃げ出すかお互い話し合っていた

だが、その前にシェスリナを拘束している鎖を取り外さないことには何もできない

ルーミアが鎖を外そうと手を伸ばすが、何か強い力で近づけないようにされており触れることができない
後ろ側へ回り込み、触れようとしても先程と同じ現象が起きる

「ダメだ・・・。触れられない」
「何よそれ!?なんとかしなさいよ!」
「そんなこと言われたって触れることができないんだから取り外そうにも―――」
「早くなんとかしなさい!!」
「だから声大きいってば!!!」

言い争っている2人。
しばらくそんな状態が続いていたその時、重い扉が開く
それに気づいて2人とも言い争うのをやめ扉を見る

そこには蝶姫と燐姫がいた
燐姫は姉にしがみつきながらシェスリナを見て笑っている

ルーミアは1人、冷や汗を掻いていた

―――「迎えに来たぞ。光の錬金術師よ」

つづく.....
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THEME | GENRE 小説・文学 |
*Noir Papillon* | TB : 0 | CM : 0 -

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