TOP > *Noir Papillon* > Title - 第121話 黒百合

2017 06123456789101112131415161718192021222324252627282930312017 08



第121話 黒百合 
全然更新してなくてすんませんでしたあああああああああああああああ


ということで、なんか完成してたお話を更新しておきます。はい。
続きはいま書き書きちうなんでもうちょっとまってね?
さぁて、どう続けさせようかねぇ。あんまりここで長くしてしまうとマジで終わらないわ(
たぶん最終決戦のほうがもっと長くなるかもだしw

と、いうわけで今年は時間あるんで今のうちに書けるところまで書きます





色がない灰色の世界。
シェスリナと“影”はいまだに争っていた。


シェスリナは息を切らし、ボロボロな姿で必死に立っていた。
それを“影”は、焦りながら見つめていた



こうしている間にも、空には亀裂が広がり姫の闇がこの世界を飲み込もうとしている。
飲み込まれてしまったらこの世界は支配されてしまう。
心も身体も支配され、シェスリナは自分の仲間たちを殺す。
・・・・そんなことになってしまったら、本当にシェスリナが戻れなくなってしまう・・・!


「いつまでもこうしてられへん。今は姫が眠っとるのかわからへんけど、闇が大人しい。今のうちに、うちを倒せ。シェスリナ」
「・・・・・そ、そんなの・・・・できるわけ・・・・ない、じゃない・・・・!」


ずっと、呼びかけているが、さっきからこう言って“影”を倒そうとしない。
いつまでも、自分を倒そうとしてくれないシェスリナに対して“影”は焦っていた。


「貴方を倒したら死ぬんでしょ!?殺すことになるのでしょう!?そんなの私はいやよッ!!」





―――

テレリ達は、次元の狭間をまっすぐに進みやがて出口が見えてきた。
飛び出した彼らの前に映ったのは、月は赤く、すべてが暗い世界だった。

目の前には立派な城があり、周りは森で囲まれている。

「ここが・・・姫がいるという城・・・?」
「なんか、寂しいな。人の気配もほとんどない」
「・・・・・あの時の城・・・・。しかし、森に囲まれてはいませんでした。ここは一体・・・」
「とりあえず、前に進もう。君たちのリーダーを助けないとね」

隴渡に促され、皆は城へと進む。
だが、案の定門番はいる。

彼らが侵入してきたと知り、門番をしていた黎音は攻撃を繰り出す。

「・・・・お前ら、どうやって入ってきた・・・!」
「あなたも魔女ですね。私たちは仲間を助けにここにやってきました。そこを通してください」
「残念だけど、ここを通すわけにはいかないねぇ。それでも通るってならあたしを倒してからにしな!」

そう吠える黎音に、テレリ達は戦闘態勢を取るがそれを隴渡と雛が止める。

「・・・・ここは僕たちに任せて。君たちは早く中へ」

水を周りへ纏わりつかせながら隴渡がいう。
雛もジェムから槍を取り出し、構える。

「なんだよお前ら!邪魔なんだよ!!」

黎音は詠唱破棄で次々と氷の棘を作り出しそれを繰り出す。
その隙にテレリ達は中へと入るため、門を開ける。

それに気づいた黎音はテレリ達に向かって攻撃を繰り出そうとするが、槍が目の前に飛んでくる。

「あんたの相手は、あたしらだよ。お嬢ちゃん」


城の中へ入っていったテレリ達。だが、人の気配はない。
目の前には2階へ上がる階段。
進んでいく。まっすぐ、まっすぐに。

進むたびに扉が出現する。何重にも扉を開け、遂に視界が開ける。

そこは巨大なホール。
しかし、やはり誰もいない。

「・・・・おかしいですね。こんなに大きな城なのに、誰とも遭遇しない」

ルインティアがそう口にした次の瞬間、巨大な斧がテレリ達に向かって降ってくる


床に斧が刺さる。
間一髪のところでルインティアは身をかわした。


「えー?避けちゃうのぉー?」


子供の声。それは少女の声だった。
そしてその斧を軽々と持ち上げる少女の姿があった


「今の思いっきり殺そうと思って投げたのに。いじわるぅ~」
「お、女の子・・・・」


その子供は黒い制服を着ていた。腕にはジェムがつけられたブレスレットがある。
テレリ達は一目でアパルリッターであると分かった。

「こらこら蜜柑。先走らないの」

今度は女性の声。蜜柑と呼ばれた女の子の後ろからこちらにやってくる。
その後ろに、スケッチブックを持った女性。


「あなた方は・・・・?」
「私たち?黒百合(フリティラリア)学園の生徒にして姫様に選ばれし幹部」

そういうとスケッチブックを持った女性がこちらに向かって書いてあるものを見せる

『【黒百合(フリティラリア)隊、幹部。それが私たち】』


「フ、フリティ・・・ラリラ?」

聞いたことがない言葉に、バラージュは困惑していた。

「黒百合のことですか。不吉な花言葉を持つ黒い百合で有名ですね」
「その通りっ!花言葉コワイよね!でも百合ってキレイなんだよぉ?」

テレリの言葉に賛同する蜜柑。
その無邪気な姿に、shethメンバーは戸惑っていた。
なぜ、そんな風に笑えるのかが理解できなかった。
自分たちを幹部だと名乗る女性たちのジェムはすべて黒ずんでいたから。


「・・・・悪いのだけれど、上からの命令であなた達を始末しろとのご命令を受けたの」

その言葉を聞いて、shethメンバーは全員身構える。

「私たちは、あなた方と戦うつもりはありません。そこをどいてください!」
「無理無理~。命令は絶対なんだもん」

そういうと、蜜柑はテレリ達に向かって斧を振りかざす。
当たる直前に、それぞれの方向へ散らばった。
斧は床に刺さり、床は粉々に砕け散っていた。


「梔子、頼んだわよ」
『【OK】』

梔子は右手を上に上げると身に着けている指輪からキラキラ光る煙を部屋中にばら撒き始める。
その煙が部屋中に充満した頃、皆の身体が痺れ始める

「うっ・・・・、くそ・・・・」
「ははは!いい気味ね!」

そして、膝をついて動けなくなってしまったshethメンバー達を蹂躙し始める。
刹那は、一瞬のうちにルインティアの場所まで移動し、蹴飛ばす

蜜柑は、斧をテレリに向かって振り下ろす。
テレリは身体が痺れながらも、斧をかわす。

「あれぇ?なんで梔子の痺れ香り受けて身体動かせるのぉ~?」
「そいつが、真祖の吸血鬼なんじゃないかしら。ほら、姫様も吸血鬼には注意しなさいって言ってたでしょ?」
「そっかぁ!じゃあ、この子から始末しないとだねっ!」

テレリは少女から殺気を感じ取った。本気で自分を殺そうとしている。
少しずつ、弓を引き矢を放つ。
だが、身体が痺れていて思うように矢を放つことができない

その隙に、刹那が脚に着けている刃をテレリに向けて切りつける







長い長い廊下を一人歩く。
やがて、一つの扉の前に立ち止まりゆっくりとドアノブに手を掛ける。

音を立てぬように静かに扉を開け、部屋の中に入っていく。

目の前に広がったのは、あちこちに傷が付き、部屋の中にあった物のほとんどが破損している。
よっぽど暴れまわったのだろうか、その中心に静かに眠っているシェスリナの姿があった。

それを見て、緋漓は少し冷や汗をかいた。
姫に言いつけられるがまま、彼女をさらい、今は面倒を見ている。
こんなことをしていいのだろうかと、彼女の中で気持ちに揺れが生じている。
シェスリナを連れ去る際、妹の雛と顔を合わせてしまったことも気になっていた。
『敵』であるとバレてしまった以上、いつかは実の妹と戦うはめになるということは予想できてしまうからだ

「・・・・・・雛・・・・」

彼女は妹の名前を心の中で呟いた。
そして、様子を見終わったあと静かに部屋を出て行った。


つづく.....
スポンサーサイト

THEME | GENRE 小説・文学 |
*Noir Papillon* | TB : 0 | CM : 0 -

COMMENT LIST



COMMENT



COMMENT FOAM

SECRET
 




TRACKBACK

TRACKBACK URL to this Entry