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第123話 囚ワレシ心 
鬱展開です。ご注意ください。
っていうかここ数話分、鬱な展開が続きます。

果たしてシェスリナを救えるか。
そして、緋漓は妹とどう接するか・・・・



土埃が晴れ、そこにいた人物がはっきりと見え始める

shethメンバー4人は、目を疑った。そこにいたのは自分たちにとって最も最悪な状況だと分かったからである。

「・・・・リナ、さん・・・・」

そこに立っていたのは、シェスリナだった人。
みんなの部長で、いつも明るく元気な人だったモノ。
彼女の瞳には光がなく、服装も先ほどの黒百合隊の人たちと同じものを着ていた。
そして、どこか全体が黒く淀んでいた



***

一方出入り口付近で戦っていた雛と隴渡は部屋を移しながら戦っていた。
黎音はジェムを開放し、大人の姿で戦っていたが二人のコンビネーションに圧倒されていた

「お嬢ちゃん、もう勘弁したらどう?なんで姫に加担するの?」
「・・・・知らないクセに・・・・。姫様がどれほど辛い思いをしてきたのか、知らないクセに・・・・!」

フルートを奏で、音符を飛ばす。
だがその攻撃は隴渡の水の壁で軽々と塞がれていた

「・・・・その攻撃はもう見飽きたよ」

そう言って、槍を構え勢いをつけて飛び上がり、黎音に振り下ろす
振り下ろされたところから埃が舞う。だが、そこには黎音の姿はなかった

隴渡が慌てて、雛の後ろを守りに行く
何があったのか分からない雛は後ろを振り向いてひどく驚いた
黎音ではない魔女の姿をした者が襲い掛かってきたからである

「おやおや、素早いですこと」

そう言って後ろに飛び下がった。
その隣に座りこんでいる黎音の姿があった

「・・・・いつのまに」
「黎音がご迷惑をおかけしました。どうか、許してあげてくださいませんか?ああ、ご心配なく私“は”貴方方に手は出しません」
「あんたも俺らも敵同士だ。なのになんで」

笑顔だった魔女も疑問を投げかけられ、真顔になる。

「・・・・これが終わってくれるなら・・・・。なんて・・・・、私の望みはそれだけなんです」
「え・・・・?」

魔女は黎音を魔法で持ち上げ、また笑顔を見せる

「では、失礼します」
「あ・・・・!?おい!待てっ!!!」

雛が追いかけようとしたとき、魔女が静かに囁いた

「・・・・貴方には私よりももっと大事なことがあるでしょう?朱巫雛さん」

その言葉が聴こえ、「え?」と口にした次の瞬間。
雛の横から壁を崩して誰かがこちらにやってきた。そして雛に攻撃してくる

「雛!!」

隴渡は水を素早く操り攻撃が当たる前に剣の軌道を無理やりそらした
雛はびっくりして、そのまま後ろに尻もちをついた

「次から次へと・・・・なんだって言うんだよ・・・・」
「雛、構えろ。来るぞ」

その言葉に前を見る
そこには、

「・・・・ねえ・・・・さん」

実の姉が剣を片手に立っていた

「頼もしい彼氏さんね。少し安心したわ」
「・・・・姉さん・・・・ッ!」
「そんな怖い顔しないでよ、雛。お姉ちゃん悲しいわ」

普通に接してくる姉に雛は腹立たしかった。歯を食いしばる

「これが実の妹にすることなんですか!?」

隴都も怒っていた。実の妹に剣を振りかざしたことに対して怒っていたのだ
その様子に、姉は少し悲しそうな顔をする

「・・・・ここは狭いし。隣の部屋に移動しましょ?ここよりは広いから戦いやすいでしょう」

そう言って、隣の部屋に来るように2人を促す。
何を考えているのか分からない2人だったが、立ち止まっているわけにもいかず姉の後についていった

***

シェスリナが現れたことに驚きながらも、テレリは恐る恐る近づいていった

「テレリさん、危ないです!」
「・・・・シェスリナさん・・・・、無事・・・・だったんですね・・・・心配したんですよ?一緒に帰りましょう」

そして手を差し伸べる。
だが、その言葉を聞いてもその手を見ても眉一つ動かさない。
優しく笑いかける彼女に、シェスリナは黒い霧で剣を創り出し、突き刺す


血が流れる。

そして、その場に倒れた


「テレリ・・・・さん・・・・?」

息苦しく必死に呼吸をしようとするテレリの姿は誰が見ても辛いものだった


「テレリさん!!!」


つづく.....
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THEME | GENRE 小説・文学 |
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