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第124話 冷タイ瞳 
新年早々鬱展開で始まります(白目)
書き溜めていたやつとずーっと睨めっこしていました。なぜって?内容として問題ないかとか、矛盾ないかとかの粗探しですです
問題ないと判断したんで更新します。


さあ、物語もクライマックスに近づいてきました~
最後はどうなるのやら。。。
そして私は無事にこの物語を最後まで描き終えることができるのだろうか。。。




精神世界では、まだシェスリナと“影”の戦いは続いていた

その間も空に空いた亀裂は必死に塞ごうとしていたが、ついにそれが綻び始める。
姫の闇は遂にシェスリナの心の仲間で侵入してきたのだった

シェスリナも“影”もお互いにボロボロ。
だが、一向に決着はつかなかった
シェスリナはまだ『一度も』“影”に対して攻撃をしていない。
だが、“影”はふらついていた。恐らく、姫の闇に限界まで耐えながらシェスリナと向き合おうとしているからであろう


・・・・まずい・・・・。ここまで闇に飲まれてしまったら、シェスリナが・・・・樹里の願いが・・・・

雪崩れ込んでくる黒い霧は、予想以上に量が多く早くしないとシェスリナの心まで支配されてしまいかねなかった
地面いっぱいに広がる水に、外の光景が映し出される

テレリが、剣に突き刺されて倒れる光景がシェスリナの目に映ってしまう

「・・・・て、・・・・れりん・・・・?う、うそよ・・・。私が・・・・殺すわけ・・・・」

シェスリナの声は震えていた。そして頭を抱えだす
それと同時にこの精神世界が崩壊しかけていく。

「見るな、シェスリナ!お前まで壊れてしまったら、この世界は本当に終わってしまうっ!!」

ドクン

その時“影”の身にも異変が起こる。
姫の闇のせいか、頭がクラクラするのだ。全身が自由に動かせなくなり、視界はどんどん黒くなっていく
黒くなっていく視界に戸惑いながら、“影”は右目を手で抑え込む

・・・・くそっ!蝶め・・・・、俺まで支配する気か・・・・!



***

クルセィは、意を決してシリンダーに水を装填。それを噴射させる。
シェスリナはそれを片手で払った。その隙に全身を雷で纏い、突進していく。
クルセィが纏った雷を受け、怯むシェスリナ。
ルインティアはアイススピアを5本連続で放った後、巨大な氷の塊を作り出す
バラージュは、雷で怯んでいるシェスリナに対して突進し殺さない程度に拳を何度も浴びせ足止めする。
そして、巨大な氷の塊がシェスリナを襲う

辺りに、強い冷気が漂う。
クルセィもシリンダーで氷を装填し、それを噴射させたため今のシェスリナの体は凍って一定時間動けないはずだ

「・・・・はぐさん、強くしてませんよね?」
「うん。さすがにリーダーを思いっきり殴ることはできないよ・・・・」
「とりあえず、これで時間稼ぎにはなるだろ。はやくテレリさんを手当てしてあげないと」

3人は倒れているテレリの元へ行こうと足を進めるが、次の瞬間後ろから氷が割れる音がし崩れた

「・・・・え?」



***

実の姉に導かれるままに広い空間へと移動した雛と隴渡。
姉の言った通り、先ほど戦っていた部屋よりも何倍もの広さがあった

部屋の中に全員が入り終わった瞬間、後ろの扉はバタンッと音を立てて閉まった。
それに驚いて振り向いた2人。
驚いた次の瞬間、隴渡が一瞬で右側に弾け飛び壁に貼り付けにされてしまった

「隴渡!!」

慌てて名前を呼ぶ。
隴都は「大丈夫だ」と言いながら、拘束から逃れようとするがあまりに強い力で体の自由を奪っているため身動きひとつできない。

「・・・・姉さん!隴渡に何をした!!」

妹は、罠だと思った。
言われるがままについていかなければよかった。と思っていた
姉はまだ後ろを向いたまま。

妹の必死の問いかけに姉はゆっくり妹へ体を向ける

「・・・・私と雛の勝負に、水を差されたくないの。邪魔だからどいてもらったわ」

その言葉にさらに腹が立った雛。ギリギリと歯を食いしばる。

「嘘つき!!目だって、その力だって!全部姉さんのもんじゃないっ!あの姫に何吹き込まれたんだよ馬鹿姉ッ!!!」

叫ぶように怒鳴る妹の声に少し怯む。
そして、しずかに右目に手をあてて優しく撫でている。
しばらく撫でていたが、妹を見下ろすように見つめ改めて向き合う

「私は黒百合隊幹部の一人、朱巫緋漓。姫様の命令により貴様ら人間を排除する」

姉が放った言葉に、妹は目を見開く。
もう姉の目に、光などなかった。

妹の目には涙が溢れる。そして、意を決したのか変わり果てた姉を睨め付ける。

「・・・・目ぇ覚まさせてやるよ・・・・ッ、姉さんッ!!」

槍を構え、姉に向かっていく。



***
ルインティアとほかの二人は嫌な予感がし、恐る恐る後ろを振り向く。
そこには、無傷なままのシェスリナが立っていた。

「・・・・は・・・・ははは・・・・。リナさん、そんなに・・・・丈夫な方でしたっけ・・・・?」

3人は、冷や汗を掻いていた。そして、シェスリナの空虚な目に凄まじい悪寒を感じる。まるで蛇に睨まれたように動けない
身体が震えていた。あんなに痛めつけた。あんなに凍らせた。
悲鳴の一つや二つ、傷の一つや二つ、普通の人間ならあったはずだ。
なのに。

「・・・・傷ひとつ・・・・ない・・・・」


シェスリナから黒い波動が溢れ、3人は吹き飛ばされた
そして目に見えないスピードでルインティアに近づき、吹き飛ばれている最中の体を蹴り上げる。
そしてそのまま今度は下へ叩きつけられる

「・・・・がぁッ・・・・!!」

苦痛の声を上げながら、ルインティアは土埃に塗れてしまった

次はクルセィに近づき、彼が装備していたシリンダーを黒い刀で破壊。そしてそのまま彼の体を斬りつける。
大量の血を流し、クルセィは吹き飛ばれる

最後はバラージュが標的となる。黒い刀を変形させ、鎖鎌を創り出し鎌の先端部分をバラージュの方に食い込ませ、力いっぱい地面へ叩きつける。そしてもう一度持ち上げ、それを2度、3度繰り返す。


3人は一瞬のうちに全滅。それは、恐らく5秒にも満たないだろう。
そしてシェスリナは鎖鎌を解除し、今度は手から黒い糸を3方向へ伸ばし先ほど痛めつけたメンバーを引っ張り出す。
苦痛の声を出しながら唸っている3人を、シェスリナは冷たい目で見下ろすだけ。

そしてクルセィの身体を足で押さえつけ。糸で縛り上げ、地面に転がっているその体に、短剣が突き刺さる

「・・・・ああ゛ああ゛ああ゛あ゛ああ!!!」

その悲痛な叫びは部屋全体に響き渡る。
短剣は両ふともも、左手に突き刺されていく。
どうすることもできないメンバー。テレリも、生きてはいるが立ち上がれずただただ見ていることしかできなかった。
心優しい吸血鬼は、泣いていた

(・・・・シェスリナさん・・・・)


つづく.....
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