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第127話 光ト闇 
おはこんにちばんにゃ。
書けたので更新しますよ~

やっとシェスリナと“影”とのやりとり終わったよ・・・
何年かかったんだまったく・・・・

しかしもうすぐ130話いきそうですなこりゃw
150話くらいで終われるといいなぁー

・・・・・終われるよね?(汗



『見てはだめ』

ふと、優しい声がそう言った。それにびっくりして声がしたほうを向く。
目の前には大好きだった母の姿があった
シェスリナは驚いていた

『シェスリナ、お母さん信じてるから』

シェスリナの目にはまるで死んだ母親が折れかけている心の中に舞い降りてきたように感じた。
優しい声、優しい瞳。そしてなにより、いつも誰に対しても優しかった母。
決して悪いことをしたとしても怒らなかった。そして未来を予言してみせる母の姿を見て、シェスリナはそれが憧れだった。それと同時に、大切な人だった。
そんな彼女がわざわざこんな崩れかけている世界にまで来てくれた。

シェスリナは「一体何してるんだ私は」と思った。

そして立ち上がる。前を見据える。
そこにはもう母の姿はなかった。自分と同じ姿の“影”がいるだけ


「・・・・見るな。お前は目の前の私だけを倒すことを考えろ」

その目は真剣だった。

「ここから出て、元の生活に戻りたいのなら私を倒していけ。それだけの話だ」

その言葉に勇気をもらったのかシェスリナはいつも通りに戻っていった

「・・・・ここで倒れちゃったら私を庇って死んじゃったママに申し訳ないわ。それに」

瞳の奥に光が渦巻いている。
その目はさっきまでのシェスリナではない。覚悟を決めた目だった

「・・・・戻りたいわよ・・・・。みんなと笑って過ごしたいわよ・・・・。だから、私はここから出てやる!」


“影”はそれを聞いて笑った。

「いい目だ。さっきまでとは大違いだな。・・・・・かかってこい、シェスリナ!」
「ええ、いってやるわよ・・・・あんたを倒してここを出てやるっ!!」

シェスリナは声を上げながら、シリンダーを装着している右手を相手に向けながら“影”へ一直線に走っていく
そして、シリンダーが光だし“影”目がけてそれを発射させる。

“影”は、それが目の前にくる直前に


静かに目を閉じた










黄金にも似た金色の光が爆発を起こし精神世界全体を照らしていくかのように広がっていく
そのすべてが金色の世界の中で“影”は優しい顔をしていた

【・・・・やっと、認めたんだな。俺のこと・・・・】
「きっと、私はあなたをずっと心のどこかで感じていたはずなのにそれから逃げてた。『光があるから闇がある』。おかしいわよね・・・、どれだけ逃げてもあなたからは逃げることなんてできないのに」
【俺だって、光からは逃げられない。結局、お互い様なのさ】

その言葉を聞いてシェスリナは笑った。ここにきて、はじめて笑ったのだ

【俺は“お前の心の中にある闇の一部”。誰にでも闇は宿ってる。それに樹里はずっと気づいてほしかっただけだ。光だけが・・・・すべてではないってことに】
「・・・・ママが・・・・。そんなことを・・・・」

その時、シェスリナはやっとわかったのだ。
母親があの時いった言葉の意味を。

―――迷わないで。その瞬間が来ても

『迷うな』とは、この時のことを言ってたということに。
そしてシェスリナは決心した。もう、自分の闇を拒絶しないと

【これからは、お前の力となってやる。必要な時はいつでも呼べ】
【俺を受け入れてくれて、ありがとう】

そう言うと、シェスリナそっくりの姿から不定形な黒い炎のような姿になり、シェスリナの身体に吸い込まれていくように消えていった

そして、精神世界に色が戻っていく。全てが色づいて、緑が生い茂る。綺麗な世界へと、本来ある姿へ戻っていく
そしてシェスリナは安堵しながら目を閉じた。“闇”を包み込むように、両手で優しく抱いた




****


テレリの頭に向かって黒い短剣が突き刺さろうとした瞬間。

シェスリナの動きが止まった。

「・・・・シェスリナ・・・さん・・・・?」

テレリは急に動きが止まった彼女を見て戸惑っていた。
突き刺そうとしたその腕はテレリの目の前でピタッと止まったまま。次第に、身体全体が震えだし一歩後ろにさがった
後ずさったと思うと黒い短剣を床に落とし、苦しそうな声をあげながら頭を抱えだす

「なにをしている。シェスリナ、さっさとその吸血鬼を殺せ!」

テレリは声がしたほうへ振りかえる。そこに姫2人が立っていた。
その瞬間、テレリは理解した。今まで人形のような目をしていた理由は姫に操られていたからだと。

姫の声に反応してシェスリナは苦しみながら、また手から闇を集めて黒い短剣を創り出す。
そしておぼつかない足取りでテレリまで近づき、短剣を高く掲げそのまま振り下ろす
その瞬間、テレリは目を瞑った

血が飛び散る。
それを見て、姫はニヤリと笑う


テレリは静かに目を開ける。そして驚く。
その短剣はシェスリナの左手に突き刺さっていたからである。

「・・・・シェスリナさん・・・・」

姫に見えないように左手に剣を突き刺しているシェスリナは息が荒かったが

「・・・・なぁに?てーれりん」

その言葉の意味をテレリはいち早く理解した

「シェスリナさん・・・・!!」

テレリの目には涙が流れていた。
シェスリナの目には光が戻っていた

「遅くなっちゃってごめんね」


次の瞬間、姫の頭から血が流れた。

「お姉様!!」
「・・・・・なぜだ・・・・・・・・シェスリナァァア゛・・・・!!」


シェスリナは姫のほうを見ながら

「わたしの力が欲しかったんでしょうけど、そうはいかないわよ?あんたの思い通りにはさせない、絶対に」

姫は頭を押さえながらシェスリナを睨みつけている
お互いに、見つめ合っていたが突然、土埃からさっきの黒百合幹部達がテレリ目がけて襲い掛かってきた


「ふざけんじゃないわよ!死ねぇええええええ!!」

刹那のその言葉と共に蜜柑と梔子もテレリへと襲い掛かる
テレリは驚きつつも構えたが、その前にシェスリナが庇うように立った

「てれりんは下がってなさい」

そして3人はそのまま襲い掛かっていった

シェスリナは右手から、光の輪を創り出すとそれを宙にいる3人に3方向へ光の線を放つ。
それは、次第に曲がっていき3人の身体を一度に拘束する。
拘束された3人は抵抗するが、そのとき、彼女たちに身につけられていたジェムから黒い霧が外へと出ていく。
それと同時に3人はもがき苦しむ

「私にこの能力の本当の使い方、そしてこの“力”を与えてくれたのは姫。あんたでしょ?」

3人は苦しみながら身動き一つできずに、拘束されたまま静かに地面へ落ちていく

「私にこの“力”を与えたのは間違いだったんじゃな~い?」
「・・・・おのれ・・・・・っ!」


姫は頭を押さえていない手を伸ばし、シェスリナへ攻撃しようと手を差し出す。
と、そのとき


姫の手から放たれた闇の魔法は橙色の結界によって憚れた


「・・・・・え?なに?」
「・・・・あなたは・・・・!」

そこには、いつのまにか黒い女性がシェスリナと姫の間に割って入るように立っていた

「・・・・貴様・・・・」


「やれやれ、お主はいつからそんなに怒りっぽくなったんじゃ?」


「蝶姫」


つづく.....
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