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番外編 運命の輪 Ⅳ 
こんにちわ。

ギルチャでいった「みんなはいいよね、元気で・・・・」を

        「私も早く元気になって遊びたいな。元気だね、いいことだ。」

に訂正させていただきます。嫌味に聞こえてしまった人、もうしわけありませんでした。
あとで自分で聞いてみて嫌味に聞こえました。本当にごめんなさい。

早く風邪を治してマビでストレス発散したいです。
もう治りかけてきてはいるのですが、まだ喉に痛みはあるので安静にしています。
小説を書き終えたので更新しておきますが、少し、先の話をメモ帳に書いていたりします。
先行公開でみなさんに意見を聞きたいところではありますが、ネタバレ臭がすごいのでやめておきます。

今回は、風邪を引いてから書いてるので、意味が分からない文章もあると思います。
気づいたらコメントで教えてください。できる限り修正します。
マビにINしてはいると思いますが精霊放置してるだけなので中身はいません。精霊の名前はアイリスにしました。

私と深い関係がある人物ですので・・・・。
アイリスと私の関係、分かりますか?分かったらすごい・・・・。

では、本編へ。みなさんも風邪やインフルエンザには十分、ご注意を。




リリボン「・・・ん・・・」

「ハッ!」

目を覚まし私は辺りを見渡す。けれど誰かがいる気配なんて感じられない。
あれは・・・夢だったのだろうか。
女性の声。私を優しく抱いてくれたあの人は誰だったのだろう。
魔界に来れることを考えるとアレンかリーチェだ。でも2人ならぐっすり同じ部屋で寝ているはず・・・。


ふとベットを見ると少しだけくぼみがあった。そこに手を乗せてみる。
・・・暖かい・・・。まだかすかに温もりが残っていた。匂いもかすかに・・・。
匂いをクンクン嗅いでみる。とても懐かしい匂い・・・。



ん・・・?懐かしい・・・?
どうして懐かしいだなんて感じるんだろ・・・。
分からない・・・、何も思い出せない・・・。思いだそうとすると頭が痛い・・・。

どうして・・・?


リリボン「・・・でも、私を救ってくれた・・・。誰かは分からないけど、その人にありがとうって伝えたい・・・。ありがとう・・・私の大切な人・・・。」

目を閉じながらとっさに浮かんだ言葉を言ってみる。きっと私にとって大切な人なんだろうと思ったのだ。思い出せないだけで、本当は私がよく知ってる人なんじゃないかと・・・。
あれは夢なんかじゃない、ここに・・・・来てくれたんだ。
でも私のここの寝室を知っているのはリーチェ、アレン、キホールしか知らないはずなのに、どうやってここが分かったのだろう?

ガチャッ 扉が勢いよく開いて思わず、肩をビクッと震わせた。それくらいボーっとしてたんだろう。

アレン「ひーめさま~♪お目覚めのお時間ですよ~♪」
リリボン「ハァ・・・・・、びっくりした・・・・。アレン、おはよう。」
アレン「ありぇ?姫様起きてたのかぁー。お着替え手伝いにきましたー☆」
リリボン「ありがとう。・・・・リーチェはどうしたの?」
アレン「リーチェならまだ寝室で寝てるよ。お姉ちゃんだってものすごく疲れてるみたいだし。」

リーチェは少しがんばりすぎる癖があるからな・・・・。疲れてしまうのもわかる。
アレンはいつも元気だ。この子が傍にいるだけでとても笑顔になれる。

アレン「あ、そうそう。」

アレンが何か思い出したみたいに私に話す。

アレン「なんかね、ミレシアンの子がここに来てるの。でね、姫様と話がしたいっていうから玉座の間で待っててもらってるけど・・・・。」
リリボン「・・・・私と話・・・?ミレシアン・・・・?」

心当たりがあるのはルインさんくらいだ。私が話がしたいってことはまた警備兵を眠らせてここに入ってきたのか・・・・。
少しやりすぎな気もするけど・・・・。

リリボン「分かったわ。すぐ行く。」

私は着替え、髪を整え終わるとすぐに玉座の間に向かった。



魔界 キホールの部屋

キホール「お前は何度言わせれば気が済む。」
アイリス「・・・なぜいつまで経っても許可してはくれないのです・・・・。私はあの子が心配なのですよ・・・・?」
キホール「いつもそう言って、こっそり抜け出してきては夜になるとここに戻ってくるであろう。
     お前は望んではいないのか?この憎き世界を滅ぼすことを。            」
アイリス「・・・・さぁ・・・・、あなたに尽くしているのは確かですが、望んでいるとは限りませんわね。」
キホール「これからは近づくことも許さん。あいつが逃げてしまうかもしれんからな。」
アイリス「いやです。私は何を言われようとあの子を見に行きます。」
キホール「・・・・そこまで大切か・・・?リリボンが。」
アイリス「だってそうでしょう・・・・。姫様は・・・・リリは私のたった一人の・・・・」
キホール「はぁ・・・・。ま、好きにするがよい。しかしこんなことをしなくてもいつかは一緒にさせてやると言ったはずだろう?」
アイリス「どうしても心配なのです。あの子が私のことを分かってくれなくても私が知っていますし・・・・。」

アイリスはリリボンのことを心配して、ちょくちょく見に来るのであった。
昨晩リリボンがうなされてるのを見て、我慢できず助けたようである。

リリボンはアイリスにとって最も大切な人。それは過去を辿れば答えは見えてくる。
もちろんキホールはすべて知っている。そうでなければ、リリボンとアイリスを誘拐し魔族に仕立てることなどしてはいない。

キホール「お前はペッカに戻れ。今の任務を遂行しろ。時がくれば連絡してやる。」
アイリス「・・・・・はい・・・・・。」



玉座の間

ルインティアは玉座の間で静かにリリボンがここにやってくるのを待っている。
周りを見渡しているが、部屋自体がとても暗く、不気味な気配に包まれていた。

コツコツ・・・・  足音が響いてきた。リリボンがこちらにやってきたのだった。

リリボン「ようこそ、魔界へ。ルインティア・セイクリッドハート。」
ルインティア「・・・・ルイで・・・・いいです・・・・。」
リリボン「練習のつもりで言ったのに・・・・、ニヤニヤしてないわよね・・・・?」
ルインティア「してません!!!」
リリボン「フフフ、本当・・・・かわいい子ね・・・・・。」
ルインティア「か、からかわないでくださいっ!」

リリさんは僕をからかうように接してくる。ちょっと服装みて驚いただけなのにっ。

リリボン「で・・・・?お話したいことって何かしら・・・・?」

リリさんはそういうと玉座の椅子に足を組んで座った。見るものすべてを魅了する雰囲気が彼女の周りに漂う。
一瞬僕もその姿を見て、綺麗だと思ったが、意識を持っていかれないように自分で足を踏みつけた。

ルインティア「・・・・エリンにはいつごろ戻ってくるので?聞くのを忘れていましたので・・・・。」
リリボン「あれ?ぷらにゃんに言ったはずだけど・・・・?2日後よ。ぷらにゃんは何してるの?」
ルインティア「ぷらさんなら大切な任務のためにダンバまで出張に行っています。
       リリさんが帰ってくる頃には戻ると仰っていましたが・・・・。   」
リリボン「そう。がんばってるのね・・・・。ぷらにゃんは偉いから・・・・。」
ルインティア「2日後でよろしいのですね?みなさんにそう伝えておきます。」
リリボン「ええ、お願いするわ。私はゆっくりここで休養する。姫の振舞も案外疲れるものね。」

そういうとワイングラスを魔法で手元まで持ってくる。赤色のワインが入ったポットを魔法でワイングラスに注いでいる。魔法の使い過ぎはよくないのだけど・・・・。

ルインティア「休養してるのに魔法、使い過ぎなんじゃありませんか?これではここにいる意味が・・・・」
リリボン『姫は姫らしく』
ルインティア「・・・・え?」
リリボン「ここでの生活は全て魔法で行うの。でないと、私の能力(ちから)を体に慣らすことができない。」

注がれたワインを見ながら、僕に語りかける。その瞳はすべてを視線で凍らせるほどの冷酷な瞳。
この時、リリさんが怖く感じた。いつもエリンでいるときは穏やかだが、魔界ではすべてを見下すような態度だ。

これが・・・・『魔界の姫』・・・・。猫好きのリリさんはここにはいない。闇に魅入られた少女が目の前にいるだけ。

リリボン「怯えてるの・・・・?ふふ、本当にかわいい子ね、ルイン・・・・。」

僕は息を飲んだ。本当に目の前にいる人物がリリさんなのだろうかと、一瞬頭によぎった。

リリボン「玉座の椅子に座っているのも疲れる。ベランダで話しましょうか。ね?ルイン。」
ルインティア「リリさん、あなたは何を思って・・・・・。」

とっさに質問していた。何を思っているのだろう。なぜこんな暗い世界に佇んでいるのだろう。
リリさんは玉座の椅子に足を組みながら、僕を見つめるように質問に答えた。


リリボン「・・・・破壊と死。素敵だとは思わない?闇しかないこの世界、目に見えるものが信じられない。
     でも、shethのみんなを裏切ることには迷いがある。私は、まだ貴方たちと一緒に過ごしたいのよ。
     ルインさんは私を見て、どう思うの?魔族だと思う?消えるべき存在だと思う?         」
ルインティア「・・・・。」

リリさんだって、こんなことはしたくないはずだ。姫になり、すべてを破壊し尽す存在。
けれど、僕はリリさんを魔族とは思えない。まだ、希望は残っている。

ルインティア「・・・・僕はあなたを魔族だなんて思ったこと、ありませんよ。消えるべき存在でもないです。
       一人の人間として僕は今までずっとあなたを見てきました。あなたは家族の一員ですよ。 」
リリボン「・・・・泣けること、言ってくれるわね・・・・。」
ルインティア「本当のことを言ったまでです。」

本当のこと。家族の一員ですよ、リリさん。あなたがいないとshethとは呼べないほどに。
彼女は俯きながら、僕の言葉をゆっくり聞き入れる。

リリボン「・・・・ハハ、本当・・・・優しいのね、ルインさんは。私はまだ家族の一員なのね・・・・。
     もう見捨てられてるのかと、思ってた。 」
ルインティア「みなさんはあなたが消えるべき存在とか思ってないと思います。
       あなたの居場所はエリンです。shethです。こんな暗い、魔界ではないんですよ。」

そう、こんないつまでも夜みたいな魔界ではなく、エリンという僕らの世界なんだ。
shethが僕らの居場所、もう一つの家族。僕はそのことをリリさんに知ってほしい。

リリボン「・・・・でもね、ルインさん。私は血を飲まないと生きていけないの。この意味、分かる?
     私はもう、人じゃない。血を欲する魔族。この目には闇しか見えていない。光ではなく、
     闇を求めている。すべてを破壊することが私の望み。私の意志じゃなくても魔神は望んでいる。
     私は魔神の道具にすぎない。キホール様のために私は存在するのだから・・・・。        」

リリさんの瞳には闇が渦巻いていた。光ひとつなく、まるで操られているかのような瞳をしていた。
その話を聞いた僕はムカっとしてきて、気づけばリリさんに大声で語りかけていた。

ルインティア「あなたは道具じゃない!人は道具ではありません!血を欲してしまうのはわかります。ですが!
       あなたは元々人間です!キホールのために存在しているわけがない!闇しか見えていないのなら
       僕たちがあなたに光を見せてあげます!あなたはshethの一員です!!            」


リリさんは驚いた表情をした。言われたことがなかったのだろう。ここまで怒鳴ったのは生まれてはじめてだ。
今、確かに僕は魔神のことが憎く感じてきた。リリさんを道具として見ていることがむかつく。

リリボン「・・・・ルインさん・・・・。あなたが初めてよ。道具じゃないって・・・・言ってくれた人は・・・・。」
ルインティア「・・・・身体を慣らすのに苦戦していましたよね。僕でよろしければ、対戦のお相手します。
       でも、これは真剣勝負ですよ?僕に今までの苦しみも憎しみも僕にぶつけてくださって構いません。」

僕は何を言ってるんだろ。リリさんには勝てるわけないのに。いや、リリさんのストレスを発散させるためにも必要なことだ。
リリさんは魔法陣を描くとそこから巨大な鎌を取出し手に取る。やる気満々のようだ。

リリボン「・・・・なら、お願いするわ。ちょうど、暴れたかったところよ。」

笑いながらそういう。リリさんは笑っているほうがいい。僕もやる気満々になってきた。

ルインティア「僕もですよ・・・・。」




『リリ・・・・。魔神に繋がれたその闇の鎖をはずせるようになるのはいつなのかな・・・・。
 私はいつまでもあなたをそっと見守っているわ。私の大切な人。いつか必ずあなたの傍に・・・、もう少し待っててね。』



破壊の涙が落ちる頃、全てが変わるとき。その歯車が作動する前にあなたを闇の化身にはさせない。
あなたは何を思う?本当は何を望む・・・・?


    ~あなたは大切な人のために剣を抜くことができるか?未来を守ることができるか?~

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THEME | GENRE 小説・文学 |
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