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~第19章~ 『新たな動き』 
こんばんわ~!

風邪を引いてから1週間。やっと咳も収まってきて、少し楽になり始めてきました。
1月ももう少しで終わっちゃいますね・・・。時が過ぎるのは早いものです。
私の学校では2月になると行事がたくさんっ。

マラソン大会やら球技大会やら予餞会(三送会)やら前期高校入試試験やら・・・・。
忙しすぎて授業数がかなり少なくなってくる頃。
3月1日に3年生が卒業します。単位足らない人は3月の終わりまで学校に通って単位稼ぎをするそうですが・・・。
卒業できなくて4年生にならないように祈りたいです・・・w

さてさて!今回から新しい話題になりますっw
タイトルどうしようか考えて考えて・・・・はい、決まりませんorz
一応「水晶の秘密 shethVS守護者」とかは考えてあるんだけど・・・・w
話の内容的には“リリボンとアイリスの関係=秘密”っていうことになるのかな・・・?w

では、新しい物語の幕開けです!!みんな感想よろしくっ!w



エリン タラ王城 保健室

リリは気持ちよく眠っている。魔界での生活に終止符を打ち、やっと脱出できた。
ずっと眠り続けていて、今日で4日目になる。
今までの疲れが出てきたのか、私も少し眠い。
でも今、休むことが必要なのはリリだ。無理やり姫にされた上、闇に洗脳された精神と身体はダメージが大きい。
私は付きっきりで看病をする。この子が熱を出して看病したときのことを思い出す。
私は、こうやってこの子の傍にいられることが嬉しい・・・。

魔族などという種族のふりをするのも疲れてしまった。もう、この子と一緒に永遠の眠りにつきたいくらいよ・・・。
でも、まさかこの子の仲間たちが助けにくるとは思ってなかった。
プラシナちゃんなんて、泣きながら眠ってしまったリリに抱き着いて・・・・。
よっぽどこの子のことを心配してくれていたようね・・・。



・・・・リリはずっとここにいたいのだろうか。もし、望んでいないのならば私と一緒に旅に出るつもりでいる。
きっと国軍が私たちを恐怖に陥れた者として捕まえにくるに違いない。
shethの子たちが守ってくれたとしても、この子を幸せにできるのだろうか・・・・心配でならない。

リリボン「・・・・んぅ~・・・・」
アイリス「・・・・リリ、おはよう・・・。よく寝たわね・・・。」
リリボン「・・・お姉ちゃん・・・。」

私が頬を撫でようと手を当てるとリリは私の手をそっと傷一つない小さな手で掴んで頬ずりをする。
もうリリは大丈夫ね・・・。よかった・・・・、無事でいてくれて・・・・。

アイリス「・・・ねぇ、リリ。リリはずっとここにいたい・・・・?」
リリボン「・・・え?ここって・・・shethに・・・?」
アイリス「・・・そう。ここ、王城でみんなと一緒に過ごしたい?もし、それを望んでいないのなら、
     私と一緒に旅に出ないかなと思って・・・。そうすればずっと一緒にいられるわ・・・。   」
リリボン「・・・・みんなと一緒にいたい・・・。でも・・・・、きっと上の人たちは私のこと・・・・」
アイリス「・・・リリ・・・。そんな顔しないで・・・、あなたは笑顔が一番かわいいのよ・・・、笑って。」

今にも泣きそうな顔して私に甘える。国軍たちが黙ってこの子を見逃すわけがない。
何か処分をしそうな気がする。リリのために、何かしてあげたい・・・・何か・・・。

バンッ 扉がものすごい音したのでビクっと肩を震わせた。
そこにいたのは笑顔で見舞いにきたシェスリナさんとルインくんだった。

シェスリナ「りりぽんっ。お帰り!辛かったでしょ?もう大丈夫よ、私たちがついてるわ♪」
ルインティア「本当によかったです。これでいつものshethに戻りますね!」
リリボン「・・・・あ、ありがとう・・・。で、でも私は・・・・」
シェスリナ「喜んで!今回の実績で全員ではないけど級を昇格してもらうことになったのよ!もちろん、りりぽんも!」
リリボン「・・・・わ、私も・・・・?で、でも・・・・」
ルインティア「もしかしたら、リリさんは大尉から少佐に上がるかもしれませんね。」

笑顔で語り合う2人。この人たちはいつも笑顔なのだろうか
リリは戸惑っている。私にできることは・・・・一緒にいてあげられることしかできない・・・・。

シェスリナ「明日、昇格者の発表よ。ギルドホールで行うからりりぽんも来るようにっ。いいわね?」
リリボン「・・・・う、うん・・・・。」

そういうとシェスリナさんたち2人は部屋を出て行った。リリは嬉しそうじゃない。
昇格なんてしてもらえないと思ってるのだろうか。

プラシナ「リリー!!寂しかったよぉ!」

今度はプラシナちゃんが見舞いに来たようだ。リリを見た瞬間に泣きながら抱き着いた。
ふふ、プラシナちゃんもリリと同じように甘えん坊さんなのね・・・。

リリボン「はぅ~・・・・。ぷらにゃん、ありがとね・・・。」
プラシナ「リリは私のもの私のもの私のもの私のもの・・・・。」
リリボン「ぷらにゃん分かったから・・・。落ち着いてにゃ・・・・。」
プラシナ「リリがいない間っ、ずっと泣いてたんだぞっ!うえーん!」
リリボン「あわわ・・・。泣かないで、よしよし・・・・。」

プラシナちゃんったら、かわいい・・・♪リリの慌ててる様もかわいらしいわ・・・・♪
萌えちゃう・・・・、はぅ・・・♪

プラシナ「着替え持ってきたよっ、軍服だけどこれしかなかったから勘弁してね!」
リリボン「ありがとにゃぁ。着替えようと思ってたところだにゃっ。」

リリは軍服を受け取るとベットから起き上がり、着替えを始めた。
けれど手に力が入らず、カッターシャツのボタンを留めることができないでいた。
助けてあげながら、今後私はどうしようかと考えていた。
リリと一緒にいるべきか、旅をしていろんなことを学ぶか・・・・悩んでいた。

リリボン「ありがとう、お姉ちゃん。大丈夫だよ。」

最後にオーバーニーソックスを履き終えると、きれいな黒と白であしらわれているラインリボンブーツを履いた。
プラシナちゃんがその動作を見ながら、リリに笑顔で語りかける。

プラシナ「リリ、おかえりっ。また一緒に寝ようね♪
リリボン「はぅっ!?」

リリはきょとんとした声を張り上げる。顔が一気に赤くなり、私のほうを向いて

リリボン「お、お姉ちゃん!い、一緒に家まで来て・・・・!」
アイリス「・・・・え?いいわよ、リリの頼みなら・・・・。」
プラシナ「へ?リリ???」
リリボン「ごめん、ぷらにゃんっ!また明日!!」

リリは私の手を引っ張り保健室を勢いよく出て、王城の正門まで走り出す。
まだこんな体力が残っていたなんて・・・・、姫の体力は凄まじいわね・・・・。

リリボン「恥ずかしいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」

叫びながらダッシュで王城の庭園を走る。私は何も言わずに、リリの手を離さないようぎゅっと握りしめた。
そんなに恥ずかしがらなくてもいいのに・・・・。お姉ちゃんに聞かれてまずいとか思ってるのかな?



エリン タラ首都 民家の屋根

????「・・・・いた。あそこに・・・・」
????「アイリスと一緒にいるのか、まさかあいつもエリンに来ていたとは・・・。」
????「・・・どうするんだぁ?連れ戻すんだろぉ?さっさとやっちまおうぜ!」
????「慌てるな。今は様子を見ることが先決だ。どうするかはリーダーに決めてもらおう。」
????「・・・・どうするの・・・・?リーダー・・・・。」
????「・・・用意しておかないとねぇ~・・・。我らが『姫』の、居場所をさっ。」

黒いローブを着た者たち。静かにアイリスとリリボンを見つめながら話し合っている。
彼らの言葉には謎めいたものがある。『姫』という・・・・単語が・・・・。
黒い霧を発しながらその場を去っていく。一体、この者たちは何者なのだろうか・・・・。



リリが私を王城から家へと連れて行く。
走り疲れたのか、歩いて私の手を引っ張る。よく見ると頬に赤みを帯びていた。
プラシナちゃんとどうやって過ごしていたのかを私に聞かれて、恥ずかしかったようね・・・。ふふ、かわいい子♪

リリボン「こ、ここが私のお家・・・・。中に、入って・・・・。」

かなり慌ててる。私の顔を見た瞬間に顔が真っ赤になっていく。ふふ、私のこと好きなのね、リリ。いつまでたってもあなたは分かりやすいわ。

リリがくらくらしながら扉を開ける。中に入ってみると、リリの香りが漂ってくる。部屋はきれいに片づけられており、2階には寝室があった。寝室のほうがリリの匂いが部屋全体に漂っている。優しい香り・・・・。

アイリス「きれいな部屋ね。リリの匂い・・・相変わらず、いい匂いだわ。」
リリボン「そそそそそ、そう・・・・か、な・・・・?」

リリは頭から蒸気を発しながら私と会話する。けど、なんで急に家に行こうだなんて、言い出したのだろう。

リリボン「・・・お姉ちゃんさ、疲れてるじゃない・・・・。私のこと、助けてくれたんだしさ。
     だから、ゆっくり休んでもらいたいなって・・・・、だから・・・。        」

私のことを思いやってくれていたようだ。本当に優しい子。まるで子猫のようにあなたはかわいいわ。リリ、ありがとね・・・・。

アイリス「ありがと。私なら大丈夫よ、リリのほうが私よりよっぽど疲れてるわ。ゆっくり休みなさい。」
リリボン「私は、ずっと・・・寝てたようなもんだし・・・・。寝てばっかりもよくないから・・・、お姉ちゃんに休んで、もらいたいの・・・・。」
アイリス「・・・・じゃあ、お願い聞いてくれる?リリ。」
リリボン「ふみゃっ?」

私はゆっくりとリリの近くまで歩いていく。リリは私が近づくほど顔が赤くなっていく。私はそっとリリの顔に手を当てて、優しく妹を見つめた。

アイリス「リリ・・・・、私に休んでほしいと心から思ってくれるのなら・・・・。」
リリボン「な、なに?お姉ちゃんのためなら・・・・なんでも、するよ・・・・。」

私はリリにもたれかかり、ゆっくりとお願いを口にした。

アイリス「・・・・私と一緒に寝て・・・・。リリがいないと、寂しいの・・・・。お願い・・・・。」
リリボン「お姉、ちゃん・・・。いいよ、お姉ちゃんが望むのなら・・・・。」
アイリス「・・・・急に疲れてきちゃった・・・・、私を癒して・・・・、リリ・・・。」

リリは未だに顔を赤くしながら、頷いてくれた。私の妹・・・・。わたしのたった一つの宝物。ありがとうリリ・・・、愛してるわ・・・・。




部屋のカーテンをすべて閉じて、蝋燭の光だけを灯している暗い部屋で私たちは服を脱ぎ捨てて、裸のまま一緒に横になる。長いロングの2人の黒髪がベットにそっと敷かれている。リリはまだ顔を赤めている。緊張しているのか、鼓動が激しい。

アイリス「・・・・一度でいいから、あなたに甘えてみたかった。こうやって、一緒に眠りについてみたかったの・・・・。」
リリボン「・・・私も、一緒に寝たいと思ってた。お互い百合好きだもんね、全然変わってないや・・・・。私もお姉ちゃんも・・・・。」
アイリス「変わらないほうがいい・・・。あなたがここにいてくれる、それだけで私は幸せなのよ・・・・。
     あなたに出逢ってなかったら私はずっと殺人鬼のまま、世界を彷徨っていたかもしれない・・・・。」
リリボン「・・・知ってるの、私の本当のお姉ちゃんじゃないってことは・・・・。でも、お姉ちゃんって呼びたい。
     私のこと、優しく見守ってくれるから・・・・好きなの・・・、お姉ちゃんのことが・・・・。       」
アイリス「私もよ、リリ・・・。愛してるわ。生まれ変わっても・・・、あなたの姉でいたい・・・・。」
リリボン「はぅ・・・・。」

リリは昇天してしまったようだ。ふふ、かわいい子。たしかにあなたは私の本当の妹ではないけど・・・・、あなたに色々教えられたわ。人間の心・・・こんなにも暖かいものだとは思ってなかったから。
あなたに逢って、初めて知ったから。あなたは何度も私を癒してくれた。
辛い時も、悲しい時も、苦しい時も・・・・すべてを諦めかけた時も・・・・。何度、あなたの笑顔に救われたか・・・。
忘れることなんてない。永遠にあなたのことを覚えていたい・・・・。

リリボン「なら、今度は私のお願い聞いてよ・・・?後でもいいけど・・・・」
アイリス「何?私にできることなら、なんでもどうぞ・・・・?」
リリボン「・・・・あ、あのね・・・・、わ、私の・・・・」
アイリス「・・・・私の・・・・?」

リリボン「・・・・言うこと、何でも聞いてくれる?今だけ・・・・今だけでいいから・・・・。」
アイリス「・・・・何言ってるの。ずっとあなたの言うことを聞いていくつもりよ。
     ヴィ・ラ・プリンシア、我が唯一の姫君なんだから・・・・。     」
リリボン「お、お姉ちゃん・・・・。やめて、恥ずかしいから・・・・っ。」
アイリス「やだ。やめない・・・、あなたが照れてるところかわいいんだもん♪もっと萌えて・・・・。」
リリボン「はぅぁ・・・・。にゃぅ~ん・・・・・」

冗談を口にしながら、ベットでじゃれあう私たち・・・・。けど、少し本気だったりする・・・・。
あなたは確かに私の『姫』だから・・・・。

アイリス「・・・眠くなってきちゃったね・・・。もう寝ようか、リリ・・・。」
リリボン「・・・・うん・・・・。私もまだ、眠いや・・・・ふぁ~ん・・・・。」

優しくリリと寄り添いながら眠りにつく。リリは子猫のように小さくあくびをしている。
疲れたね、リリ・・・。ゆっくり休も・・・・、おやすみなさい・・・・。



夜のタラ首都

????「・・・・眠った。あとは・・・ラピスが輝くのを・・・・待つだけ・・・。」
????「・・・・さあ・・・、帰ってらっしゃい。私たちの『姫』を連れて・・・・。あははは!」

黒いローブに包まれた者たちは暗く、静かなタラの狭い通路で彼らは『誰か』を待ち続ける。
女性の笑い声が何事もなく夜のタラに響き渡る。イウェカはエリンをそっと見守るように空に佇んでいた。



彼らは一体何を企んでいるのか。そして、彼らが『姫』と呼ぶ存在とは・・・・?
新たな物語が今、幕を開ける。


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