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~第22章~ 『月と闇の真実』 
おはこんばんわ~w

今回は忘れていたラキットさんに無理やり設定を付け加え。
まだモリアン鯖にはいるみたいだけど、マビには来てないから・・・・w

そして私の真実・・・・。
次回、すべてが明かされます。

みなさんは話についていけますか?この物語の目的が分かりますか?

では本文へお進みください。



水晶の都、クリスタルタウン。
エリンとは全く別の世界。簡単にいえば、エリンができるもっと前の世界。

ここクォーツ国では、全ての人に必ずラピスという結晶が存在する。
だが、ほとんどの者は属性を持たないため、色は無色であることが多い。
だから属性を持つ色のついたラピスを持った人は極めて珍しいのだ。
特に珍しい色のラピスを持った者はごくわずか。アイリスは銀属性という特別な属性の持ち主。

水晶の姫の守護者である6人は、巨大な城に着き、中へと入る。
アイリスは千年ぶりのこの世界を見て、懐かしい気持ちでいっぱいだった。

アイリス「・・・懐かしい。あの時と全然変わってないわね。」
メロディ「・・・私たちが・・・守ってるから・・・・。」
ガンマ「姫様がいつでもここに戻ってこれるよう、この城は俺たちが守護している。誰もここには近づけさせんさ。」
神無「それにしてもよくあんな汚い者たちと一緒にいたな。あいつらにラピスの反応が全くない・・・・。」
アイリス「・・・ミレシアンはエリンを旅する者たちだから。ラピスを持たないのはそのためよ・・・・。」

昔はラピスを持っていることが当たり前だったが、もう千年という長い月日が経ってしまっている今
ラピスの存在はかき消され、魔法の繁栄もなくなり武器を持って戦うようになってしまっている。
このクォーツ国も、存在していない。ここは地図から見れば後のタラ首都かもしれないな。

アイリスはリリボンの顔についてしまった血を優しく拭き取り、その血を舐める。
妹の前では優しい表情をする彼女。だが、妹を脅かす者は誰であろうと許さない。
それでも妹が悲しむことをしないように心がけているのだ。

リリボン「・・・んぅ~ん・・・・・んっ・・・・」

リリボンが唸り始めた。また悪い夢を見てうなされているのではないかと心配するアイリス。

ミシェラ「・・・相当疲れているようね。姫のラピスに傷がついてる。」
メロディ「・・・仕方ない・・・、闇を・・・無理やり・・・植え付けられたから・・・治るまで・・・時間、かかる・・・。」
死神「ラピスに傷がついちゃぁどうしようもねぇな。ラピスは心ともいうしよ。」

そう、ラピスはその人の心でもある。傷がついてしまったラピスは自然に形を取り戻そうとするが、
治るまで時間がかかり過ぎるのだ。魔神に洗脳されてしまった彼女の心には大きなダメージがある。
精神にも身体にも深刻な傷を負い、不安定のままあのようなことがあったのだ。
深く、傷ついてしまっただろう。
アイリスは大広間から姫が使っていた寝室へ行き、リリボンをそっと寝かせる。
未だにうなされているリリボン。彼女にはラピスの傷のほかに気になることがあった。

たしかにラピスは傷を治そうとする。けれどそれだけでうなされるようなことではない。
治そうとするのならば、静かに眠り続けるはずだから。
けれど今、妹はうなされている。その原因をアイリスは一番よく分かっていた。

アイリス「・・・魔神め、まさかこんなものをリリに植え付けていたとは・・・・。」

そう呟くと、アイリスはリリボンの額から禍々しい色をした石を取りだす。
それはリリボンを操ろうと額に埋め込まれていた黒曜石だった。深い闇を持っている者には危険なもの。
闇を増幅させるその石は心を黒く染め、感情さえ失くしてしまうほどだ。
魔神がこの世から消えたとしてもその黒く禍々しい色はおちない。いまでも闇のオーラを無限に吐き出している。
アイリスはそれを念力で粉々に粉砕した。この石を見ているとあの時のことを思い出すからだ。

リリボンの表情が和んでいく。アイリスはホッとし、静かにリリボンの頭をそっと撫でているのだった。



灰色になっている世界。タラ首都全ての時間が止まってしまっているこの世界は不気味なほどに静かだ。
shethメンバーや兵士、アーダインは爆風に吹き飛ばされた状態でその場に浮いている。
飛び交う矢や砲弾も宙に浮いたまま動かない。
すべての時が止まっているこの王城に一人の少年が呟いている。

傷のついた白い魔道師帽子に白と黒の剣士服ロングを着ていて、顔は帽子に隠れていてよく見えない。
靴は黒い紐に白がポイントのビビットカジュアルシューズを履いている。
首には丸く研ぎ澄まされた黄色の結晶がついたペンダントがかけられている。
その人物はリリボンと深い関係がある者だ。

ラキット「・・・ふぅ・・・、まさか時を止めるなんてね。やっぱりあの人達も僕と同じ存在だったか。」

そう、ラキットだ。彼だけこの世界で動ける。それはラピスを持っているからだ。
ラピスは持ち主を守ってくれる効果もある。彼も、アイリス達と同じクォーツ国からエリンにやってきた者だった。

ラキット「・・・はは、吹き飛ばれてるモーションみたいだ。でも、彼女たちがここを発ってから結構時間経ってるけど、中々、解除されないところをみると・・・、かなりな実力を持ってるようだ。」

帽子を手で少し前にやりながら、一人で静かに呟く。アイリス達がここを発ってから1時間経つ。
時間が止められてしまったので、心配してここに戻ってきたのだ。旅に出るつもりでいたようだが、
この状況を見てそれどころではないと感じたようだ。

その時が止まっているのを利用して、ゼルフィード中将を足で思いっきり蹴り飛ばす。
街のあちこちにリリボンとアイリスの手配書が貼ってあるのが気に食わないのだ。
ラキットも魔界では実力を隠していたが、誰も見ていない今すべての力を、ゼルフィードにぶつける。

そしてそれから3分経つとようやく時が動き出す。
矢は飛び交い、砲弾は何十発も撃ち続け、剣を振るう者はそのままshethメンバーに襲い掛かる。

アーダイン「ゴファッ!!!」

ゼルフィード中将は暴風に加え、さらにラキットの攻撃で王城の廊下まで吹き飛ばされる。顔には蹴られた痕があった。
シェスリナは王城庭園で仰向けに倒れているまま。ルインティア達はグレートホールまで吹き飛ばされている。
それでもタフな彼らはその場に勢いよく起き上がり、リリボンを探し続ける。

ルインティア「何が起こったんだぁあああああああああああああ!!!!」
ラキット「やぁ、皆様方。随分吹き飛ばされたようだね。」
NADLE「・・・・ん・・・・?ラキット、お前旅に出たんじゃ・・・・っ。」

NADLEが不思議がっている。彼は飛んでくる攻撃を剣で受け止めながらラキットに話しかけている。
ラキットは飛んでくる矢をアイリスと同じ速度でかわしていた。

ラキット「・・・この状況で旅に出れるはずないだろ?おい、ゼルフィード中将、今すぐ手配書を回収しろ。」
クルセィ「いてて・・・・、ん・・・手配書・・・・?」

みんなが痛い痛い言いながら、その場に起き上がる。ゼルフィードも痛いと言いながらこっちに戻ってくる。
それをみた兵士たちは『ああ!ゼルフィード中将!!!』と今更怪我をしていたことに驚いている。
はは、鈍感だな。ほんと、こいつが中将をやっていること自体が可笑しい気がするよ。
兵士たちは全員攻撃をやめて、無様に顔に痕がある中将に走っていき寄りかかる。

アーダイン「な、何が起こったんだ・・・・、いてっ・・・・。」
ラキット「無様だなぁ。そんなに痛かったですか?僕の蹴りが。」
アーダイン「・・・・!?お、お前は何者だ!お前も我らの正義を邪魔するのかっ!」
ラキット「やっぱり、時が止まっている間に攻撃すると覚えてないようだ。まぁ、そのほうがいいんだけど。」
アーダイン「な、何を言っている!ええい、あいつから始末しろ!」
兵士「イエッサー!」

はぁ・・・・、本当に懲りない奴。だから僕はリリさんを侮辱していることが気に食わないって言ってるのに。
仕方ない。あいつをぎゃふんといわせてやろうか。
僕は飛んでくる矢を避けて、接近してくる剣を腕で受け止める。こんな攻撃、手で受け止められるよ。
あぁ、弱い。

アーダイン「手で止めるだと・・・!?お前、武器はどうしたんだ!!」
ラキット「武器?そんなもの必要ないです。こんな弱い攻撃、止められなかったら格好悪い。」
ルインティア「いや・・・、手で受け止めるほうがおかしい気がする・・・・。」

僕を後ろで静かに見つめている少女がいた。彼女は真祖の吸血鬼。僕の存在を考えているようだ。
どうしてここにいるのかということを。

ラキット「・・・まぁ、お前を先に・・・・・」
兵士たちの攻撃を跳ね返し、

シュインッ  僕は瞬間移動でゼルフィードの後ろに近づいて、得意の蹴りを背中にお見舞する。

ラキット「蹴り飛ばさないと気が済まない!!」

叫びながら背中に痣ができるほどの蹴りをする。
ほんとこいつ、手ごたえ弱すぎ。こんなんでよく中将になれたな。
蹴り飛ばされたゼルフィードは吸血鬼の少女のマグナムショットも避けられないままもろに受けた。
あの子も相当怒っている。僕も怒ってるんだ。リリさんを侮辱するから。
『僕らが追い返してやる。』そう、出会った頃にあの人と約束したから。

アーダイン「ぐっ・・・・、き、貴様・・・・っ!俺を侮辱するとどうなるか・・・・知っているのか・・・・!」
ラキット「そんなの知ったこっちゃない。僕はリリさんを侮辱していることが気に食わないだけだ。」
テレリ「・・・ゼルフィード中将。また食らいたくなかったら大人しく、そこに寝ていてください。
    下手に動くと大怪我しますよ。ラキットさんの攻撃、かなり痛いはずですから。    」

少女はやはり僕の名を知っている。何千年と生きている吸血鬼だから、エリンの歴史についてよく知っているだろうな。
そして、クォーツ国のことも・・・・。

ラキット「やっぱり僕のこと知ってましたか。」
テレリ「・・・・なぜ、ここにいるのですか。最初あなたを見たときから思っていたことなのですが・・・。」
ルインティア「テレリさん・・・・?ラキットさんはリリさんを助けるために一緒に魔界に・・・・」
テレリ「・・・そっちの話じゃありません。あなたはミレシアンではありません。もちろん私もリリボンさんもアイリスさんもそうですが。」

やはり、自分のこともよく知っているようだ。僕がどんな人物か・・・・。
僕はクォーツ国からここエリンにやってきた千年前の人間。ラピスを持っているのはそのため。
みんなにはラピスが存在しない。なぜなら、生まれ変わることを繰り返している彼らにはラピスなんてもの必要ないからだ。
属性があったとしてもラピスがなければ、無属性と同じことを意味するんだけどなぁ。

ラキット「・・・・まぁ・・・・、エリンにきたのは学校の授業がきっかけだけど、まさかリリさんがエリンにいるとは思ってなかったね。」
テレリ「クォーツ国はこの時代にはもう存在しません。どんな授業なんでしょう、空間移動の授業でもあったので?」
ラキット「ま、詳しい話は後でするさ。先に君らのギルドマスターさんを起こしてやらないと。」

僕はシェスリナさんのところへ行き、手をかざして傷を癒す。魔法を正面で受け止めるなんて、勇敢なマスターさんだ。
とくに、彼女たちの魔法はミレシアンの魔法よりも格段に差がありすぎる。

シェスリナ「ハッ!りりぽんは!?」
ラキット「・・・連れていかれましたよ、彼女たちを追いかけることは不可能です。」
シェスリナ「ふにゃっ?らきみん、にゃんでここにいるの?」
ラキット「戻ってきたんですよ。事情が変わってしまったもので・・・・。」
バラージュ「さっきまでいない人がいて、いた人がいなくて何がなんだかよく分からんジャイ。」
ラキット「説明ならしますよ。さて、治療が終わりました。中に入ってコーヒーでも飲みながらゆっくりお話ししましょうか。」

少女はいまだに僕を見つめている。警戒しているようにも見えるが・・・・、まぁそんなの関係ない。
今頃、魔法学園はどうなっているだろう。先生とか心配してそうな気もするけど。
まぁ、報告書なら出したし大丈夫かな。

シェスリナさんはその場に起き上がって、ゼルフィードを睨む。
そして、プラシナさんは倒れてしまっているゼルフィードに襲い掛かろうとしてる。
ま、それくらいやらないと分からないやつだから、ほっといてもよさそうだ。

プラシナ「おい・・・・、どうしてくれんだ!リリが連れていかれちまったじゃねえかよ!!」
アーダイン「うっ・・・・、や、やめろ・・・、ドゥームズレイ中将・・・・アアアアア!!!」
プラシナさんは足をゼルフィードの背中に乗せて踏みつける。僕が蹴ったところだ。

ゼルフィードの悲鳴が王城内に響き渡ったのでした。。



水晶の宮殿 様子

リリボン「・・・お姉ちゃん・・・・」
アイリス「起きた・・・・?リリ、ごめんね・・・。」

リリが起きた。私の手を取って、何があったのかを察しているように私を見つめる。
リリの手をぎゅっと握りしめた。

リリボン「・・・・いいの・・・・、もう分かったから・・・・。私はエリンにいてはいけないっていうことが・・・。」
アイリス「・・・・。ねぇ、リリ。よく、聞いて。これから話すことは大事なことだから。」

リリはゆっくり頷く。私はそっと、ゆっくりゆっくり言葉を選びながら話す。


アイリス「あなたは・・・・、水晶の姫・・・。すべてのラピスの生みの親・・・・。」

この世界のこと、そして・・・・リリの存在のことを・・・・。
この時リリは震えていた。自分の存在を怖がっているかのように・・・・。

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THEME | GENRE 小説・文学 |
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