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~第28章~ 『与えられしラピス』 
おはこんにちヴぁんにゃあああああああああw

ここから更新する速度が上がっていきそうな気がしますw

ぷらにゃんが見た夢、とっても不思議な夢である!w

少女の正体は一体何なのか!w
そして、ローズクォーツとは!?

本文へGO!!!w




再び視界が真っ暗になった。あの少女は、一体・・・・。
時が過ぎるのが遅く感じた。しばらく、この真っ暗な世界に漂っているとまた、声が聞こえてくる。

『・・・・お姉様。いつか2人で旅に出てみたいね・・・・。』

・・・さっきの少女の声に似ている・・・。もう1人の幼い少女の声が頭の中に響いてくる。

『そうだね。一緒に、旅に出てみたいね・・・。誰にも内緒で・・・・。』

何度も聞いたことのある、リリの声・・・。けれど、今よりはまだ幼く高めの声だ。
頭の中に響いてくる・・・・、しかしそれだけでは何も分からない。

ただ、優しい気持ちになっていく。そんな気がした。

『それまで、一緒だよ。絶対、離さないんだからね・・・。』

・・・頭の中で響いていた声がプツンと途切れた。私は思った。

これは、あの少女の記憶の一部なのではないのかと・・・・。
けれど、リリと同じ顔、同じ姿をしていたあの少女はもしかすると、ドッペルゲンガーかもしれない。

そんなことを考えていると、真っ暗な世界に一つ、紅色に光る水晶が浮いていた。
それに近づいてみる。

手で、抱くように胸で温もりを感じ取る。暖かい・・・・。
これは、もしかすると私の『ラピス』というものかもしれない。

けど、こんなにきれいな水晶を見たのは、生まれて初めてだ・・・。
すると、ラピスが私の中へ入っていく。また、眼を閉じて・・・・ゆっくり真っ暗な世界を漂う・・・・。

**

「いてっ!!!!」

気が付くと、私はベットから落ちていた。頭やお尻を思いっきり床についてしまったようでかなり痛い・・・。
頭を手で撫でていて、何か違和感を感じた。左手に夢で出てきたあの『ラピス』があったのだ。

プラシナ「・・・どういうこと・・・!?あれは・・・、夢ではなかったの!?」

仰天してしまい、思わず大きな声で叫んでしまった。眠っていたリナさんやてれりん、せぴさん・・・
みんな起きてしまった。私は、慌ててラピスを懐に隠した。

ラピスを持ってるなんて・・・・、まだ、言えない・・・・;

シェスリナ「なんだにゃー・・・・、にゃーーーーーーーんっ」

リナさんは猫のように背伸びをする。

シェスリナ「ありぇ?しーちゃん起きてたんだー・・・・。早起きだにゃぁー・・・・。」
テレリ「・・・おはようございます、みなさん・・・・ふぁーっ。」
セピリア「ふぁーー。夜更かしで全然寝れなかったような気がする・・・・。」

みんなが一斉に欠伸を一つ、二つ打つ。
とりあえず、みんなには内緒にしておこう・・・。あの少女がリリだということに確信はまだないから。




ノーリンとリコリスは電気をつけていない暗い部屋で、椅子にもたれたまま眠っていた。
ノーリンが何かを感づいたように、ゆっくりと目蓋を開ける。

ノーリン「ん・・・・。」
リコリス「・・・・どうしたの・・・、ノーリン・・・・。」

リコリスはノーリンの気配に気づいて目を覚ます。
ノーリンが感知して、目が覚めることはめったにないのでリコリスは少し驚いたように見える。

ノーリン「・・・ローズクォーツ・・・・。」

その言葉にリコリスは顔全面に驚きの表情をする。しばらく間を置き、リコリスは詳しくノーリンから情報を聞き出す。

リコリス「・・・それは、本当に・・・?」
ノーリン「うん・・・。ローズクォーツ・・・、リコリスと・・・同じ、ラピス・・・。」
リコリス「・・・驚いたわね・・・。私以外にこのラピスを持っている者がいるなんて。」

リコリスは首にかけていたネックレスを手に持ち、自分のラピスを見つめる。
リコリスにはローズクォーツと呼ばれる、炎の属性を持つラピスが与えられている
それと、もう1つ・・・・、薄い紫で透き通っているラピスがあった。
極めて珍しい毒属性まで彼女は持っている。

リコリス「・・・けど、変ね・・・。毎日ラピスの反応は確認してあるはずなんだけど・・・。」
ノーリン「・・・さっきまで・・・、反応、なかった・・・。」
リコリス「・・・まさか、ミレシアン・・・?」
ノーリン「だと思う・・・。昨日も・・・何も反応、なかったから・・・。」

リコリスはますます不思議がる。
なぜなら、ローズクォーツは普通、この世には存在しない忘れ去られてしまったラピスだからである。

リコリス「このローズクォーツは、水晶の姫様に認められた者でなければ持つことはできない。」
ノーリン「・・・じゃあ・・・、姫様が・・・与えた・・・?」
リコリス「・・・それはないでしょう。姫様なら、ぐっすり身体を休まされておられるはずだもの。ラピスを与える力も残っていないでしょう。」

姫がラピスを与えるということは不可能に近い。リリボンには与えるための魔力が弱っており、ラピスを持たないミレシアンに与えることはできない。
だから、リコリスは不思議がっているのだ。なぜ、今になってラピスの反応が出たのか・・・・。

ノーリン「・・・どうする・・・?」
リコリス「とりあえず、様子を見るべきね。明日、ノーリンと対戦で何か分かったらいいのだけど・・・。」

とりあえずノーリンとリコリスは朝の支度をしてから、食堂へ向かった。



女子寮 様子

プラシナ「・・・・・。」

どうしよう・・・・、どうしようどうしよう・・・・。
このラピス・・・・、どうしたらいいのぉ・・・・;

シェスリナ「はぁーーーっ。よし、朝ご飯食べに行こう♪」
テレリ「昨日、食堂なんて案内してくれなかったような気がするんですが・・・。」
セピリア「確かに行った覚えがない・・・。」

バタンっ! いきなり女子寮の扉が開く。そこには息を切らしたBALLが立っていた。

BALL「みんなごめん!!食堂と大聖堂案内すんの忘れてた!!!!」

全員「やっぱりかい!!!」

***
死の世界

ここは死の世界。この世界にはたった2人しか存在しない。植物は枯れ、人は死に絶え、動物たちもまた全滅に追い込まれていった。この世界は、生の世界と対になる世界。
光があれば、闇があるように、生があれば、死がある。

1人の姫・・・・、リリボンと同じ姿をする者。その側近である、男性・・・・。
ここの姫は何かと、子供っぽく幼い少女なのだ。

????『うふふ・・・・、楽しそう・・・♪』
????「姫様、何を考えているので・・・?あんなラピスも持たないミレシアンに貴重なローズクォーツを与えるなど・・・。」
????『いいじゃない、別に・・・。姫である私に文句を言う訳?ナインハート。』
ナインハート「いえ、そういう訳ではございません。ただ、ローズクォーツは姫様に認められし者が持つべきラピスです。あんなミレシアンに与えてしまっていいのですか・・・?」

姫である少女は、躯に縛り付けている紅いリボンを遊ぶように、手や足を上へ下へ動かす。

????『・・・おもしろいじゃない♪お姉様が認めている子なら、誰だっていいのよ。私はただ、退屈で遊びたいだけ・・・。』
ナインハート「しかし、どうやってここに来たんでしょうね・・・。」
????『決まってるじゃない。あの子が自ら望んだことよ。きっとお姉様に逢いたいんでしょうけど。』

少女は、水晶でできた貝殻の形をした玉座にずっと座っている。
自ら紅いリボンで縛り付けているのは本人の意志からだ。

????『お姉様、今頃寝てるでしょうね・・・。大分弱っているから・・・。』
ナインハート「・・・無事を祈るばかりでございます。」

少女は立ち上がり、縛りつけていたリボンをはずす。
そのまま服を脱ぐ仕草をして、奥の部屋に行こうとする。

????『私もなんだか眠いから、少し寝てくるわ・・・。ナインハート、あなたも仕事は程々にね。おやすみなさい。』

ナインハート「おやすみなさいませ、姫様。」

ナインハートは丁寧にお辞儀をする。彼は、リリボンの側近であるアイリスにどことなく似ているような雰囲気がある。

ナインハート「姫様にも困ったものですね・・・。しかし、それが可愛らしいのですが・・・フフ・・・。」

この世界は一体どんな役割を背負っているのか・・・・。
もう一人のリリボンである姫・・・、少女は服を脱ぎすてベットに潜り込んだ後、静かに寝息をたてて眠りについた。



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THEME | GENRE 小説・文学 |
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