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~第29章~ 『姫の話』 
更新が遅れてしまい、申し訳ありませんでした!w

PCのほうはなんとか大丈夫ですw心配してくれてありがとうございました。・゚・(ノД`)・゚・。
しかし、今本当に心配なのは宮城県にいるママです(´;ω;`)

大丈夫だよね!うん、みんなで無事を祈ろうね!w

さて、今回から話が少しずつ展開していくと思います。
姫の真相・・・、サラちゃんとラキットくんのお話。
そして、リコリス、ノーリン、ヴァレリの正体・・・・。

謎は深まるばかりでございます。まだ、正体のほうは公開しません。
ネタバレはいくないですから(`・ω・´)キリッ

では、本文へお進みくださいませ!



エリン タラ王城 様子

その頃エリンでは、いつものようにメイドが忙しく足を動かしていた。窓拭きや床の掃除、厨房の掃除・・・・。
雪羽音らるはクォーツ国へ旅立っているメンバーの部屋をピカピカにした後、夜の王城パーティーのためにゲートホールを掃除していた。

アーダインが攻撃をしたことで、壁や床に戦闘の跡があるからだ。パーティーを楽しむために来てくれているお客さんに失礼だ。

箒を手に持ちながら鼻歌を歌う雪羽音らる。猫のように穏やかな振る舞いはたくさんの人の心を癒す子猫のようだ。

雪羽音らる「ふぅ・・・、みんな大丈夫かなぁ?怪我してなかったらいいんですが><;」

クォーツ国にいるメンバーが気になって仕方がないらる。そこへ、瀧本美織がやってきた。
メイド服を着て、手にははたきを持っていた。

雪羽音らる「ほにょにょ?みおにゃん、その格好は・・・?」
瀧本美織「1人では大変だろうと思いまして。今夜は1年に1度の王城パーティーですから、綺麗にしませんとね。」
雪羽音らる「ほにょ!?ありがとうですよ^^ノ」

今はほとんどのメンバーがここにいないため、掃除する場所も多くなる。みんなで協力して王城を綺麗にしようと張り切る2人だった。



クォーツ国 食堂 様子

シェスリナ「ふぁ・・・・、一時はどうなることかと思ったにゃー・・・。」
ルインティア「まったくですよ・・・、食堂の場所が分からなくなったなんて・・・w」
BALL「し、仕方ないでしょっ!ずっと帰ってきてなかったんだからっ!!」
ラキット「だからって、僕を呼び出すなよ・・・。こっちも忙しいんだから・・・。」

BALLが昨日食堂と大聖堂を案内し忘れていたのは、記憶に残っていなかったかららしい。
気づいたのは朝起きてからだという。朝ご飯を食べようと寮を出たはいいが、場所を忘れてしまい、案内しなかったことにも気づいた・・・。場所が分からないのでラキットを叩き起こして呼び出して案内させたのだ。

テレリ「しかし、おいしいですね。とてもヘルシーで食べやすいです。健康的な食事ですね。」
シェスリナ「朝なのに、食欲が進んだにゃぁ~♪ごちそうさまでした☆」
クルセィ「野菜嫌いの俺にとってはありがたい・・・・っ。」
ridexia「インスタントばっかりだもんね^^」
クルセィ「それは言わないっ」

みんなで楽しくご飯を食べているシェスリナ一同だったが、プラシナは俯きながら少しずつコンソメスープの野菜を口にしていた。

シェスリナ「あれ?しーちゃん、どうしたの?いつも食欲旺盛なのにっ。」
クルセィ「たしかになぁー・・・。なんか、元気ないけど、大丈夫かい?」
プラシナ「え、ああ・・・、私なら元気ですぜっ!」

元気だということをアピールするプラシナだったが、すぐにまた俯き、顔からは笑顔が消えた。
みんなはなんでだろうと首を傾げる。

その様子をリコリスとノーリンは食事をしながら見ていた。

リコリス「・・・あの子ね。ラピス反応が強い・・・。」
ノーリン「さすが・・・、ローズクォーツ・・・。」
リコリス「明日、本気で戦ってくれる?ラピスがどんな反応を示すか、見てみたいから。」
ノーリン「いいよ・・・、力を解放して、戦うの・・・楽しみ・・・♪」
リコリス「・・・できれば、私が戦えばいいんだけど、そうすると結構やばいことになるから・・・。」

紅茶を飲みながらノーリンと話すリコリス。この2人はどこでも一緒に行動している。保健室の助手として雇っているのにも、理由があるからだ。

ラキット「(・・・・あの2人、こっちを見ている・・・。やはり、気づいているのか・・・っ。)」
BALL「とにかくラキット!」
ラキット「・・・ん?」

ラキットは考え事をしていたが、BALLに呼ばれたので顔をBALLのほうへ向かせる。
そして、彼女の口からでた言葉は・・・

BALL「大聖堂も案内よろしくっす!!」
ラキット「ソウマに頼めよ!」

BALL「なっ・・・・!?」

ソウマという言葉を聞いて、一瞬にして顔が真っ赤になったBALL。

ラキット「僕なんかより、ソウマのほうがここのことよく知ってるし。それに、ばるの頼みなら断るやつじゃないだろ。」
BALL「ちょ・・・っ、ソウマ先輩は忙しいからダメ!!!ラキット、文句は言わせん!案内せぃ!」

シェスリナ達は、BALLの様子を見て少し悟ったようだ。ソウマという人物について、ルインティアはラキットに尋ねた。

ルインティア「ソウマさん・・・って誰ですか?」
ラキット「あぁ・・・、そう言えばまだ紹介してなかったね。ソウマ・リューレムは高ランクのマギ騎士団、メイガスのリーダーだ。女子にかなりモテてるんだよねえ。」
どうやら相当なイケメンであることは確かなようだ。
ちなみにソウマはルインティアと同じ氷属性・・・ラピスの持ち主で、この学園では氷属性を持った者は彼だけだという。

ルインティア「僕と同じですか・・・っ。ふむ、興味がありますね。で、ばるさんはそのソウマさんのことが好きなのですか?」
BALL「え、そ、そんなことあるわけ・・・っ」

みんながBALLをニヤつく。ラキットは1人、何事もなく淡々と紅茶を飲んでいる。

そこへ、制服が真っ白で、髪は綺麗なアイスブルーをした綺麗な男の子がやってきた。彼こそが、ソウマ・リューレムだ。

ソウマ「・・・よう、ばる・・・。」
BALL「ソソソソウマ先輩ぃいいっ!?」

BALLは急に立ち上がって挨拶をしようと口を動かすが、慌てている様子で言葉が出てこないようだ。

ソウマ「・・・元気そうで・・・、よかった・・・。」
BALL「あああああのっ・・・、わわわ私・・・っ」

みんながニヤニヤして2人を見つめる。その時、ラキットがソウマに事情を話した。

ラキット「ソウマ、大聖堂案内してくれないかな。ばるったら、場所覚えてないんだよ。お願いできるか?僕、用事があるから。」
ソウマ「・・・ばるの頼みなら・・・、案内してやるよ・・・。ミレシアン達に案内するんだろ・・・?」
BALL「え、あ、は、はいっ!」
ソウマ「・・・なら、ついてこいよ。片付けしたら入口のところへ来てくれ・・・。」

そういうと、ソウマは入口まで歩いていった。シェスリナたちは、食事の片付けをし、ソウマがいるところまで向かう。プラシナは一人、ラピスをそっと懐に慎重に隠しながらみんなの後をついていった。


**

ラキットは食事の片付けを済ませると、いつもの秘密の部屋まで向かう。

ラキット「・・・ん?」

いつもなら鍵がかかっているはずなのに、開いていた。中に入ると、一人黙々と読書をしている少女がソファーに座っていた。
少女はラキットが来たことに気づき、挨拶をする。

サラ「ラキット、おかえり。」
ラキット「・・・サラか。ただいま。」
サラ「はぁ・・・、帰ってきてんなら連絡くらいしてくれてもいいのに・・・。」
ラキット「すまないな・・・。連絡している暇がなかったんだ。」
サラ「まぁ、いいけどさ。あたい、ずっとここにくるの待ってたんだよ。」
ラキット「何か問題でもあったか?」

ラキットとサラは仲良し。関係はよく分からないが、それでも信頼し合っていることは確かだ。
サラは読んでいた本について、語り始める。

サラ「・・・水晶の姫についてなんだけどね。あれから、調べてみたら結構面白い内容を見つけてね。」
ラキット「面白い内容?」
サラ「・・・『双子説』、『生死の境界』、それから『ローズクォーツの秘密』・・・。」
ラキット「『生死の境界』、『ローズクォーツの秘密』なら分かるが、『双子説』は考えられないな。」
サラ「水晶の姫君は、“双子”である・・・、そんなことが書かれていたんだよ。」

サラとラキットは静かな2人しか知らないこの部屋で、姫に纏わる話をしていた。

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THEME | GENRE 小説・文学 |
月と闇~sheth軍動く~ | TB : 0 | CM : 0 -

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